Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

【つながりに効く、ネットワーク研究小話】vol.9 闇のネットワーク、どこまで迫れるか?(前編)

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Sansan DSOC研究員の前嶋です。「つながりに効く、ネットワーク研究小話」の第9回です。梅雨入りして気分が塞ぎがちですが、そんな時は近所の公園まで紫陽花の写真を撮りに行くと、少しだけ気分が晴れやかになりますね。

さて、今回は、「闇のネットワーク」を題材に、社会ネットワーク分析の応用に関する話をします。

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【de:code2019 参加レポート(1)】 オイシックスのレガシーシステム改修話

こんにちは、Sansan事業部でエンジニアをしている北見です。

5/29日、30日に渡り、Microsoft主催のカンファレンス「de:code2019」が開催され、幸いなことに参加することができました。 www.microsoft.com

本記事は、「de:code2019」に参加したメンバーによる3本のレポートのひとつです。 残りの2本に関しては近日中に公開予定です。

私からは、個人的に興味をもっていたトピックであるレガシーシステムに関するセッション

オイシックス・ラ・大地株式会社 「ここでしか聞けない !! マイクロサービス on AKS 導入のなま苦労話」

について、私見やエモを交えつつレポートしていこうと思います。

講演者である オイシックス・ラ・大地株式会社の長尾優毅氏とマイクロソフト・コーポレーションの寺田佳央氏による半対談形式のセッションで、 「エンジニアあるある」で示唆に富んだ内容の面白いセッションでした。

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モブプロにやりづらさを感じて改善した話

Sansan 事業部プロダクト開発部の光川です。

私が所属している関西支店のチーム(MAIDO)では、よくモブプログラミング(以下、モブプロと記載)による開発を行っています。

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この記事では、私が新入社員としてモブプロによる受け入れを体験した中で

  • 初めてのモブプロに感じた悩み
  • チームがモブプロの課題をどう改善したのか
  • 新入社員目線で感じたモブプロの効果

をご紹介します。

これから新人の受け入れにモブプロを使おうとしている人や、既にモブプロを実践しているけれど課題感を持っている人に向けて、私たちの挑戦がヒントになれば幸いです。

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「SIL勉強会 機械学習編」を開催しました

こんにちは,DSOC R&Dグループ インターン生の内田です.

今回は,先日京都で弊社が主催させていただいた「SIL勉強会 機械学習編」のレポートをお送りします.

SIL勉強会とは

Sansanは数年前より京都にオフィスを構えており,現在DSOCの研究員2名とSansan事業部のエンジニア1名がフルリモートで働いております.昨年には町家を改装した「Sansan Inovation Lab」(通称:SIL)をオープンしました.SILオープン後,京都の技術者コミュニティ活性化する目的で定期的に勉強会を開催しております.以前開催した「SIL勉強会 自然言語処理編」の詳細は下記からご覧になれます.

buildersbox.corp-sansan.com

当日の京都はあいにくの雨でしたが,雨の降るSILの庭はまさに「いとをかし」という感じで,むしろ良かったようにも思いました.皆様,雨のSILこそオススメです.

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雨に濡れるSILの中庭
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二階からの眺めはこんな感じ

嬉しいことに勉強会にも雨の中多くの方にお越しいただきました.発表についても皆様真剣に聞いていただいてありがたい限りでした.

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勉強会の様子

さて,以下では発表内容についてレポートをお届けします.

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【Techの道も一歩から】第20回「CircleCIとpytestに入門」

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こんにちは。 DSOC R&D グループの高橋寛治です。

アルゴリズムの考案と実装が主業務ですが、最近は少し幅を広げたテストを始めとしたコードの品質管理・運用など継続的インテグレーション(CI)に興味を持ち、少し取り組んでいます。 新しくアルゴリズムを実装する際に、CIツールのCircleCIとPythonのテストツールpytestを導入してみました。

今回はその導入方法について簡単に紹介を行います。

今回の目標

GitHubにプッシュした際に、次の項目を実現することを目標とします。

  • テストの実行
  • テスト結果をGitHubレポジトリに表示
  • カバレッジを出力

別環境でのビルドやテストが実行されることで、手元では動いたがほかの環境ではうまくいかない、などという事態を防ぐことができるようになります。 また、コミットに紐付いて実行されるため、ファイルのコミット漏れなどの失敗も気づきやすくなります。

より品質のいい(運用や改善がしやすい)コードを実現します。

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WebP変換 & 画像キャッシュサービスをサーバレスで構築する - Feed re:Architect vol.1 -

Eight事業部 Platform Unit / Engineering Manager の 藤井洋太郎(yotaro) です。

前回、以下のRuby on Lambdaを使った画像処理基盤の記事を書かせていただきましたが、

今回の記事では少し前に、Eightフィード機能の高速化の際に行った、「画像フォーマット変換、リサイズ、キャッシュサービスをサーバーレスで構築した話」をしたいと思います。

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