Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

Unite Tokyo 2019 に登壇しました

はじめまして、プロダクト開発部の西根です。

執事喫茶の執事から転職したゆるふわ系のエンジニアです。 好きな言語はC#で趣味はゲーム作りと紅茶です。 日本紅茶協会認定ティーアドバイザーですので紅茶のことならなんでも聞いてください。

さて、今回はプライベートな活動として Unite Tokyo 2019 で Microsoft の方と共同でセッションを行いましたので、そちらについてブログを書いてみようと思います。

特にオチは無いので Sansan のエンジニアにはこんな人もいるんだなーとゆるく読んでいただければ幸いです。

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「After iOSDC」参加レポート

初めまして!
4月より Sansan に iOS アプリエンジニアとして入社しました髙橋佑一朗と申します。

先日行われた iOSDC Japan 2019 をテーマに、ZOZOテクノロジーズさん、JapanTaxiさん、Sansan の3社合同で開催した勉強会「After iOSDC」に参加したので、イベントの様子をお伝えしたいと思います。

zozotech-inc.connpass.com

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【Intern CV Report】Contextual Lossについて学ぶ

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こんにちは,DSOC R&Dグループ インターン生の内田です. 最近巷でキーボードが話題になっているのに触発されて,ついHHKBを購入してしまいました. ものすごく快適である一方,出先で手が痛くなる問題に悩まされる今日このごろです.

はじめに

弊社で取り扱う名刺画像の入り口には主にスキャナとカメラの2つが存在しており,画像品質はどうしても スキャナ > カメラ となります. 現在カメラ画像に対してHand-Craftedな手法で影の除去や輝度値の引き上げなどを行っています. これを機械学習ベースの手法へ置き換えたいと考えたとき,品質の高いスキャナ画像を正解として学習したいという願望が出てきます.

カメラ画像とスキャナ画像のペア画像データセットを作成する場合,カメラ画像とスキャナ画像の位置合わせが必要となります. 安直には,キーポイントマッチング・ロバスト推定・射影変換を用いて位置を合わせる方法などが考えられます. しかし実際のところ,カメラ画像にはブレやピンボケなどの歪みがあり,写っている名刺が物理的に折れ曲がっていたりもするため,厳密に位置を合わせることはかなり難しいです*1. 位置合わせを頑張るのを半ば諦めて「位置が合ってない状況で学習できないかな~」と考えていた矢先,以前の連載に登場したContextual Bilateral Loss (CoBi)[*2]を思い出しました. CoBiは焦点距離の変化による位置ずれを考慮した誤差関数であり,やりたいこととマッチしている感じがします.

そんなわけで今回は,CoBiの派生元であるContextual Loss[*3][*4]について勉強がてらにまとめたいと思います.

*1:それだけ1つの研究対象になり得ます.

*2:Zhang, Xuaner, et al. "Zoom to Learn, Learn to Zoom." Proceedings of the IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition. 2019.

*3:Mechrez, Roey, Itamar Talmi, and Lihi Zelnik-Manor. "The contextual loss for image transformation with non-aligned data." Proceedings of the European Conference on Computer Vision (ECCV). 2018.

*4:Mechrez, Roey, et al. "Maintaining natural image statistics with the contextual loss." Asian Conference on Computer Vision. Springer, Cham, 2018.

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Podcast #6 The Art of Lower Level Programming

人事部 高橋 です。

今回の Podcast ではアプリケーションエンジニアの荒川をゲストに迎えました。 Sansan Builders Box への寄稿についてや、趣味の低レイヤープログラミングの話をしました。


soundcloud.com

トーク内でも触れていますが、荒川は僕が一次面接でお話したエンジニアです。「自分のコードをセルフコンパイルするって夢じゃないですか!」と、熱く、かつ爽やかに語る荒川を見て、彼を採用できてよかったなぁと思いました😂

Sansan Builders Box 2019 では、荒川のほかレギュラーメンバーの木田も登壇します。ぜひ見に来てください。
私も会場にいるので、トークの内容などフィードバックいただけたら泣いて喜びます。

jp.corp-sansan.com

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入社して2ヶ月の間に利用した社内制度

こんにちは。Sansan事業部にて 法人向け名刺管理サービス Sansanを開発している武藤です。前職はゲーム会社で Engineer Manager として働いていましたが、今年の7月にSansanに入社しました。

入社してまず感じたことは「めちゃめちゃ人事制度がいっぱいある」です。社内向けに人事制度などがまとめられているサイトがあるのですが、そこには20個近くの制度が記述されていました。

今回はその中でも私が入社して2か月で利用した制度をいくつか紹介させていただきます。

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歴史をたどってディープラーニングを学ぶ 第一回

こんにちは、DSOC R&Dの糟谷です。

ニューラルネットの世界は日進月歩、まさにDog Yearの様相を呈しております。

私も2004年に卒業論文のテーマとしてリカレントニューラルネットについて研究しておりました。現役で研究していた時代から15年、Dog Yearにかけて犬に例えると、小型犬の15歳は人間でいうと76歳らしいですから、私はニューラルネットについては老人ということになります。
'パーセプトロン''バックプロパゲーション'など、当時からある知識は覚えていますが、逆にそれが邪魔をして、最新の知識をいきなり吸収しようとすると拒絶反応が出てしまいます。「あの時の理論では、~と言われていたじゃないか、今は何が変わったのか」と疑問を持ってしまって勉強が進みません。

そんなわけで、失われた15年を取り戻すべく、歴史をたどって一つひとつ知識を埋めていこうと思います。

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