Sansan事業部 プロダクト開発部のエンジニアの岡野です。
先日、開発チーム内でデリゲーションポーカーを実施したので、そのときのお話を紹介したいと思います。
デリゲーションポーカーとは?
担当するタスク(テーマ)において、誰がどのレベルの責任を負うのかを7枚のカードを使用してすり合わせ(権限移譲)を行います。
例えば、有給休暇を取得する際にチームリーダー(管理者)とどのように相談し決めているか等のテーマを決めて話し合います。
実際に使用したカードは以下になります。
- レベル1. 命令する : 私が彼らに決定を伝える
- レベル2. 説得する : 私が彼らに売り込む
- レベル3. 相談する : 彼らに相談し私が決める
- レベル4. 同意する : 私が彼らと合意して決める
- レベル5. 助言する : 私は助言するが彼らが決める
- レベル6. 尋ねる : 彼らが決めた後で私が尋ねる
- レベル7. 委任する : 私は彼らに完全に委ねる
レベル1に近づくほどチームリーダー(管理者)が決定することを意味し、レベル7に近づくほどチームメンバーが決定する裁量があることを意味します。
デリゲーションポーカーの流れ
- 話し合いたいテーマを決める
- テーマに応じて、各参加メンバーが理想と考えている権限の状態(レベル)のカードを選択する
- 各参加メンバーが選択したカードの理由をそれぞれ説明する
- 3. で説明された理由を踏まえて、チームとしてどのレベルの権限移譲を定義するのか話し合い決める
今回実施したデリゲーションポーカーでは、オリジナル要素が一つあります。
Sansan事業部 プロダクト開発部のPMの加藤に教えてもらった手法です。
デリゲーションポーカーの流れ自体は変わらないのですが、As-is(現状)、To-be(理想)の2パターンを整理する以下の流れで実施しました。
- As-is : チームの現状のレベルのすり合わせを行う
- To-be : As-is を考慮したうえで理想とするレベルのすり合わせを行う
今回は、開発チームのチームリーダーとチームメンバーでのタスクに関する権限についてのすり合わせを行いました。私は、開発メンバーとしての参加です。