こんにちは、ニューラルネット老人こと糟谷勇児です。
今回はデータオーギュメンテーション(Data Augmentation)を見ていきます。データオーギュメンテーションは学習データを人工的に変えて水増しして学習させる技法です。画像なら縮小や回転、左右反転、平行移動などが行われます。今回はニューラルネット自体をいじらないので簡単そうですね。(実際はだいぶハマった)
前回は、ソフトマックス層を実装しました。ソフトマックスはドラクエに例えるとチャモロという話をしましたが、データオーギュメンテーションはドラクエに例えると「ゲントの杖」ぐらいの期待感はあります。
というのも、今までの誤認識をした結果を見ると明らかに失敗しているものに傾向があるからです。
小さいもの
下のほうにあるもの
アップのもの
低コントラストなもの
これらを認識するのに、画像を拡大・縮小したり、平行移動したり、低コントラストにしたりした画像を増やしていくとよさそうです。
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