Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

【Dive into the Economics of Networks】vol.3 ネットワーク形成ゲームをポテンシャルゲームとして扱う

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Sansan DSOC R&D 研究員の小松です。

本題に入る前に、1つ告知です。 私が所属する DSOC R&D では、現在サマーインターンを募集中です。 私も関わります。 一緒にネットワークデータの海に潜りましょう。

www.wantedly.com

さて本稿からは、ネットワーク形成の構造モデルを提案した Mele (2017) の内容に入っていきます。 Mele は内容が多岐に渡るので、数回に分けて内容を確認していきます。

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Internet Explorer 11 (IE11) に対応するためにやったこと

こんにちは。DSOC サービス開発部 Bill One Entryグループの山﨑です。

クラウド請求書受領サービス『 Bill One 』で取り込まれた請求書のデータ化システム『 Bill One Entry 』を開発するチームでエンジニアをしています。

bill-one.com

Bill One Entry の画面は TypeScript + React/Redux で開発していますが、新しく追加した画面でこれまでサポート対象外にしていた Internet Explorer 11(以下、IE11)をサポートする必要があったので、そのためにやったことをまとめたいと思います。

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マルチテナントSaaSのテナント分離をRow-Level Securityに移行した

こんにちは、クラウド請求書受領サービス「Bill One」の開発に携わっているソフトウェアエンジニアの加藤です。Bill OneはB2BのマルチテナントSaaSであり、データベースとして Cloud SQL 上のPostgreSQLを利用しています。従来はマルチテナントのデータを分離するために、テナントごとにPostgreSQLのスキーマを分けていましたが、2020年12月にRow-Level Securty(行レベルセキュリティ。以降RLSと表記)による分離に移行しました。

本稿では、移行の背景とRLS組み込みにあたって考慮したポイントをご紹介します。

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【組織の道も一歩から】vol.6 新規入社メンバーのオンボーディングについて

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こんにちは、時間があればYouTubeで大食い動画を見てしまうSansan事業部 プロダクト開発部の岡野です。

最近、組織運営を専門にしている「組織デザイングループ」でエンジニア採用に関わるようになりました。
今回は、その活動の一環としてSansan事業部 プロダクト開発部に新規入社した際のオンボーディングについて紹介します。

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【お知らせ】5/25に「Sansan Technical View」を開催します!

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Sansan Builders Blog 編集部からのお知らせです。

5月25日(火)に「Sansan Technical View」をオンラインで開催します。

「Sansan Technical View」は、Sansanのエンジニア達が、プロダクト開発における取り組みやその過程で得た技術的知見を発表するイベントです。今回は「挑戦」をテーマに、新規事業・モバイル・研究開発など様々な切り口から、Sansanエンジニアがそれぞれの取り組みを発表します。

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歴史をたどってディープラーニングを学ぶ 第十六回 これまでのまとめと、なぜ私はディープラーニングをつくれなかったか

こんにちは、ニューラルネット老人こと糟谷勇児です。

Sansanに入社して5年が過ぎました。そういえば前職にいたときに隣の部署のマネージャーとこんな会話をしたことがありました。
「なんで学生時代(2004年当時)にニューラルネットの研究をしていたのに、私はディープラーニングをつくれなかったんですかね」
マネージャーの方は「当時はコンピューターの性能も低くて今みたいな計算ができないのは仕方ないんじゃないかな」
と返してくれましたが、どうにも腑に落ちませんでした。
当時だってスーパーコンピューターは性能が良かったですし、最先端のデスクトップPCと今の私のノートPCは互角とまでは言わないものの、10分の1、100分の1という性能ではないはずです。
当時もスペック上はアイデアがあればできたはずなのです。

負け惜しみにすぎないのですが、これまでのブログをまとめつつ2004年当時を振り返ります。

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