Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

リソースのクリーンアップをうっかり忘れたらAzure Service Bus接続上限に当たった話

技術本部 Sansan Engineering Unit Data Hubグループの茂木(@shinnopo_)です。普段はSansanのデータ統合プラットフォームであるSansan Data Hubの開発をしています。

今回は、リソースのクリーンアップをし忘れたことでAzure Service Busの同時接続数の上限に達してしまった問題と、その解決方法について紹介します。

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HTML用ERBファイルのフォーマットを統一した話

こんにちは。 名刺アプリ「Eight」でエンジニアをしている鳥山(@pvcresin)です。

最近、ミスタードーナツのミニオンコラボの商品を食べたのですが、 どれも美味しくて見た目もかわいいので最高でした。 特にポン・デ・リングベースのものは、表面のキャンディが口の中でパチパチと弾けて楽しいのでオススメです。

さて今回は、RailsのViewで使う、HTML用ERBファイルのフォーマットを統一した話をします。

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Kubernetes上に負荷試験基盤を構築した話

こんにちは、研究開発部Architectグループ ML Platformチームの藤岡です。今回はKubernetes上に負荷試験基盤を構築したので、その取り組みについて紹介しようと思います。

目次

  • 目次
  • 背景
  • 負荷試験基盤の要件
    • 負荷試験ツールの選定
  • 負荷試験基盤のシステム概要
    • シナリオファイルの管理方法
    • Kubernetes operator pattern の利用
    • GitHub Actionsの共通化
    • Slack通知用のAPIを用意
  • 負荷試験の導入
    • 負荷試験シナリオの詳細
  • 負荷試験の実行
  • 負荷試験の結果
  • おわりに
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2024年 研究開発部 新卒開発研修 前編

こんにちは、研究開発部Architectグループの山本です。 昨年に引き続き、研究開発部の新卒社員向けに開発研修を行いました。 今年の研修では、私自身が昨年受けた経験をもとに感じた改善点や部内での技術的なアップデートを踏まえて実施しました。 昨年の記事を読んでいない方でも分かりやすい構成にしたので、ぜひご一読ください。

昨年の記事はこちら。 buildersbox.corp-sansan.com

本記事は前編と後編に分かれています。 主に前編ではローカル環境でPythonでサービスを開発するパートを紹介し、後編ではサービスをデプロイするパートを解説します。

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EightのJetpack Composeで使われているマルチプレビューをご紹介します

技術本部Mobile Application Groupの荒です。AndroidアプリエンジニアとしてEightのAndroidアプリ開発に携わっています。

Eight AndroidではUI実装にJetpack Composeを使用しています。

その中で、共通で適用したいPreviewをまとめてカスタムマルチプレビューアノテーションとして定義し、プロジェクト内で定義されるComposableは基本的にこのPreviewで表示を確認するよう運用しています。

今回はそのEightで使用しているプレビューの内容を紹介するとともに、カスタムマルチプレビューアノテーションを使用することとした背景なども併せてご紹介します。

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名寄せの定量評価とGroup Sequential Test

こんにちは、技術本部Sansan Engineering UnitのNayoseグループでバックエンドエンジニアをしている上田です。

普段はデータの名寄せサービスを開発しています。Sansanの名寄せというのは、こちらのページに記載のとおり、別々のデータとして存在する同じ会社や人物のデータをひとまとめにグルーピングすることを言います。

下記の記事のとおり、前回は名寄せアルゴリズムを定量評価する際に利用する統計的仮説検定において、固定サンプルサイズ検定の課題を解決する逐次検定の手法SPRT(Sequential Probability Ratio Test、逐次確率比検定)を紹介しました。SPRTには別の課題があるため、今回は実務で重宝する特徴をもつGroup Sequential Testという逐次検定について紹介します。
buildersbox.corp-sansan.com

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インボイス管理サービス「Bill One」の認証を内製認証基盤に置き換えて認証基盤のコストを削減した話

Bill One Engineering Unit 共通認証基盤チームの樋口です。
Bill Oneでは昨年までAuth0を認証基盤として利用してきましたが、認証基盤を内製化することでコストを大幅に削減しました。 この認証基盤は、昨年12月に無事リリースされ、Bill Oneの認証を支えています。
今回は認証基盤の内製化に至った経緯と設計、移行プロセスについて紹介します。

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