皆さんこんにちはこんばんは。 DSOC Dev グループの熊家です。
DSOC Dev グループでは主に、Sansan や Eight など、弊社エンドユーザー向けサービスが共通で利用する処理を開発・運用して、各サービスに提供するといったことをやっています。
DSOC Dev グループには現在大きく二つのチームがあり、私は一方のチームリーダーとして日々汗をかいています。
チーム合宿をしてみました
最近、Dev グループの体制が非常に大きく変わり、私の所属するチームでは、古株が複数人抜けたり、これまでは異なる開発の進め方でやってきたメンバーが加わるなどしました。
その件についてメンバーそれぞれに話を聞いてみたところ、皆大なり小なり新体制への不安を抱えていたので、それを少しでも解消すべく、チーム合宿なるものを企画してみました。
今回は、どんな合宿をしたかや、皆で振り返った結果を書いてみたいと思います。
合宿の目的
まずは、共に開発をしていく上で必要十分なレベルでお互いのこと知れるようになることを一番の目的・目標としました。
また、新体制での開発の進め方がどうなるのか? という点に対しての不安も見られたため、どんな開発チームにしていきたいか、それを実現するために具体的にどうするかを皆で話し合いながら決めることも次の目的としています。
合宿の概要
合宿
というと、どこかに泊まりで数日間缶詰になって何かを行うイメージがあるかと思います。
実際に弊社でも開発部署に限らず 合宿
なるものが各所で行われており、時には泊まりで行われることもあります。
ただ、今のチームは家族や幼いお子さんを抱えるメンバーが多いため、今回は日帰りかつ会社の近所で合宿を行うことにしました。 つまり、実態としては終日のミーティングのようなものです。
合宿会場
会場は、いったん業務を忘れて合宿に集中して欲しいという意図で ワークスタイリング 東京ミッドタウン の会議室をお借りしました。
ステマするつもりはないのですが、メンバーにも大好評でした。とても良い会場でした。機会があれば是非利用してみてください。おすすめです。
公式サイトに掲載されている通りのお洒落な空間で、お茶や紅茶、コーヒーが飲み放題。ナッツやちょっとしたお菓子も食べ放題。 ミーティングに必要なツール、付箋やペン、ホワイトボードにプロジェクターなども完備されています。
当日の様子
弊社では コーチャ・チーム
と題して、チームでコミュニケーション・議論を集中して行うことで相互理解を深め、チームビルディングしていく制度があるのですが、そこで使われているフレームワークをベースに若干のカスタマイズを加える形で進めることにしました。
具体的には、メンバーの思想・価値観などが現れやすい 問い
を予め複数用意しておき、各自がそれに対して回答、質疑応答、雑談するという進め方です。
また、単に終日会話してるだけだと単調になるかなと思い、「得意な技術、苦手な技術、学んでいきたい技術は?」という問いに対しては
スキルマップで開発チームのスキル状況を見える化してみました
ドラクエ風スキルマップ
などを参考に、その場でスキルマップを作ってみたりもしました。
当日はとても盛り上がりましたし、メンバーの強み弱みや考え方も分かって、今後のコミュニケーションに活かせそうです。 メンバーも全員満足してくれて、良い時間を過ごすことが出来ました。
良かったところ、悪かったところ
皆での振り返り
- 良かった
- 会社とは別の場所で行ったことで、気分を切り替えて集中して取り組めた
- スキルマップ楽しかったし、意外なスキルがあることが分かった。質問もしやすくなった
- タイムマネジメントがきっちりしてて良かった
- 皆の人となりが知れて、コミュニケーションがしやすく、頼りやすくなった
- 悪かった
- スキルマップを改良して、もっと広く、深く知りたい
- 疲れが出るので、もっと体を動かしたり、場所を変えたり気分転換できるコンテンツにしたい
- 当日、開始まで時間がかかったので、もっとしっかり準備しておきたい
場所を変えたことや、企画そのものが好評でしたね。 一方で、より適したコンテンツの選定や事前準備の不足など質の面は課題が多いなと感じさせられました。
個人的な振り返り
場所を変えて合宿に集中しようという試みは大成功でした。
また、なんらか体を動かすコンテンツを取り入れたのは良い気分転換になったようです。スキルマップの作成など体を動かすタイミングでは皆も表情が緩んで楽しそうでした。
反省点は、得られた成果から継続的に利益を得られないというか、今回の合宿で得られた皆の情報を普段から意識できる仕組みを用意してなかったことですね。。。
振り返りを行う時間を一応は設けはしたのですが、本当はスキルマップとか問いへの回答とかは壁に貼るなどして常に意識できるようにしたかったです。オフィスレイアウト的に断念。。。
最後に
チーム全員での合宿はかなりの工数を取りますし、場所を借りればお金もかかるのでなかなか実施しにくかろうとは思います。
が、期が変わったとか、体制が大きく変更になったとか何かしら区切りが作れるタイミングであれば実施を検討してみては如何でしょうか。
得られる効果はコンテンツに依存しそうなので適当な勧め方はできませんが、コミュニケーション上の障壁を取り払う目的であれば「適度に体を動かしつつ各々が考えていることを語り合う」だけでも結構な成果が得られると分かったので、気が向いたら皆さんのチームでも是非。