Sansan Builders Box

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新卒データアナリストの9ヶ月

こんにちは、CPO (Cheif Product Officer) 室でデータアナリストをしている佐々木です。

私は今年の 4 月に新卒で Sansan のデータ統括部門である DSOC(Data Strategy and Operation Center)*1 に配属され、10 月の異動により現在は CPO 室に所属しています。実は Sansan がデータアナリストを新卒で採用したのは私の入社した年が初めての試みでした。
今回は、新卒データアナリストとして入社してからの 9 ヶ月間の振り返りを書いていきたいと思います。

CPO 室のご紹介

まず簡単に現在所属している CPO 室がどんなところかを紹介します。CPO 室の業務については先日 CPO 室の新卒同期の佐藤が書いています。
buildersbox.corp-sansan.com

要約すると、CPO 室は

  • プロダクトについて中長期目線で考え、あるべき姿を提案する
  • あるべき姿が定まった時に、現状とのギャップを把握し、その差を埋める

という 2 つの大きな役割を担っている部署です。

その仕事内容は、プロダクト戦略の策定から、既存機能の改善、新規施策の提案と評価、KPI設計、分析基盤作り、ユーザ調査*2 など多岐にわたります。

軽く現在の業務を紹介したところで、入社当初から振り返りたいと思います。


DSOC への配属

19 新卒で入社したデータアナリストは私と佐藤の 2 名でしたが、その配属先は異なりました。佐藤は CPO 室、私は DSOC です。基本的に“データアナリスト”と呼ばれるメンバーは CPO 室に集められており、入社当時、私もどこかのタイミングでは CPO 室に行くだろうと人事から聞いていました。会社の意図としては、自然言語処理をバックグラウンドに持つ私を一旦研究色の強い DSOC に配属して育てようというところだったのだろうと思います。

DSOC での闘い

最初に配属された DSOC では Sansan と Eight 向けにニュースを配信*3しているニュースチームの一員となり、主にニュースログの分析を行うことになります。当時ニュースプロジェクトは立ち上がったばかりだったというのもあり、例として以下のような課題を抱えていました。

  • 必要な情報にアクセスする手段がない
  • そもそもニュース配信の現状をプロジェクトメンバーが把握できていない

必要な情報にアクセスする手段がないため、問題分析をしたくてもできない状態に何度も遭遇し自分の無力さを感じました。立てた仮説に対して検証を行うこともできません。そこで、いまできる分析を始めつつ、事業部側のエンジニアさんと話しながら連携を進めていきました。その甲斐あり、現在では事業部間の連携により必要な情報がもらえるようになり、分析の幅も広がりました。分析に必要な情報が何なのか事業部側と共有できたことはとても大きいと感じています。

自身における問題

他にも、分析時に重要だと感じたいくつかのことを紹介します。プロジェクトにおけるシステムの理解、プロジェクトのビジョンは一体何なのか、現状チームが取り組むべき本質的な問題は何なのか、などです。新卒で入社してまだ浅い理解で仮説を立てて分析したところで、得られた知見や課題は、実は既に実装予定で改善の見込みがあるものだったり、そもそも誰も興味のない的外れな結果となることが多くありました。

そこで各メンバーが思い描いているビジョンを聞いて理解を深めるところから始め、今後分析するメンバーが困る場面が減るようにテーブルの説明やよく叩くクエリなどをまとめたりしつつ、自身のプロジェクトや必要な分析への理解を深めていきました。

プロダクトの戦略を描く責任と難しさ

そして入社してから半年が経った 10 月頃に CPO 室に異動しました。CPO 室はメンバーが 10 名もいない小さい組織です。先述したとおり、CPO 室ではプロダクトの中長期のあるべき姿を描き、現在とその姿のギャップを埋めることをしています。
私は、DSOC 時代同様ニュースのプロジェクトについて CPO 室でも向き合い続けています。具体的には Eight で配信しているニュースの強化施策について考えています。そのほかにも、Eight をより良いサービスにするための施策の検討なども行っています。
Sansan の社員が増えサービスも大きくなるにつれて、部署連携が難しくなってくる面もあると思いますが、CPO 室という立場から Sansan、Eight、DSOC の各部署とコミュニケーションをとり、プロダクトが目指すべき姿を提案してすり合わせていきたいと思います。

最後に

入社時に立てた1年の目標があります。

  • 意思決定に繋がる分析が継続して行われるような基盤および文化を DSOC で作り上げる
  • 課題の発見・施策の提案・施策の実施のサイクルを回し、ニュースの質に向き合う

です。
それらを実現すべく、これまで私が分析した知見を活かして欲しいという思いで分析結果を誰もが見られるようにしています*4。他にも Redash 上にダッシュボードを作成し、重要な数値に異常が見られないか、リリースによって各種数値が予想通りの変化をしているのかなどを毎週確認する場を設けて共有しています。このような地道な文化づくりを続けていきたいと思います。
Sansan、Eight で配信しているニュースは、ニュース配信のパーソナライズ化に向けて絶賛開発中です。期待して待っていていただきたいです。

最後になりましたが、データの側面から事業を支える DSOC と CPO 室 の 2 つの部署でデータアナリストを経験できたことはとても貴重だと感じます。
DSOC で過ごした半年間は、DSOC の業務内容の理解という形で私の一つの強みとなっています。これからも Sansan、Eight、DSOC 各部署についての理解を深めて、プロダクトのグロースに貢献していきたいです。

*1:https://sansan-dsoc.com/research/

*2:弊社では NPS という顧客ロイヤリティ指標に本気で向き合っています。https://buildersbox.corp-sansan.com/entry/2019/08/06/113748

*3:ニュース配信機能については以下をご覧ください。 sin.sansan.com blog.8card.net

*4:コンフルエンスに週毎にまとめている

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