Sansan Tech Blog

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リサーチ会社から事業会社へ 立場が変わり変化した調査への向き合い方

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こんにちは!UXリサーチセンター UXリサーチャーの大泊です!

昨年の8月にSansanに入社し、UXリサーチャーとして働くようになって8カ月目が経ちましたが、前職は、マーケティングリサーチの会社で、新卒入社から5年半近く、さまざまな業界のお客様と一緒に、マーケティング課題に対する幅広い調査を行っていました。

本日は、「リサーチ会社」から「事業会社」に転職し、「マーケティングリサーチ」ではなく「UXリサーチ」に奮闘する私が感じていることについて、お話したいと思います。

マーケティングリサーチャーからUXリサーチャーになって感じること

私はSansanに入社した当時、UXリサーチはマーケティングリサーチの中の一部と捉えていました。
マーケティングリサーチと同じ思考で調査を設計するため、無意識に市場全体と比較できるように調査対象を広めにしようと考えたり、ユーザーの全体感が分かるように周辺情報まで質問項目に入れたくなったり、スコープを広げた調査をしたくなってしまうのです。しかし、UXリサーチにおいては、対象を広くすればするほど結果がぼやけてしまうことに気づきました。
とにかくユーザーの解像度を高め、そこからインサイトを得て開発に活かしていくSansanのUXリサーチの設計においては、シャープなセグメントと要点に絞った調査項目を、設計においてとても意識しています。

また、Sansanでは多くの調査を、実際にサービスを利用中のユーザーにご協力いただいています。アンケートやインタビューの体験もUXの一つと捉え、「あとで集計の時にデータを絞れば良い」と広めに、多めに質問を用意するのではなく「あなたにこんなことを教えてほしい」と意図が伝わるような設計にすることも、Sansanでの調査設計において、新たに学んだことでした。

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狭く深い調査設計と、ユーザーに寄り添った調査の体験設計の両面を考えることが、SansanのUXリサーチャーとして調査を実施する上で重要な視点だと感じています。

リサーチ会社から事業会社に来て感じること

事業会社のリサーチャーに転職した私が、最近、最も感じているのは、自分がプロダクト開発の一員であるということです。

前職では、お客様から依頼を受けたプロジェクトの調査部分にのみ関わることがほとんどでした。しかし、Sansanに入社してからは、プロダクトマネジャーが課題に感じたことを発端に依頼を受けて調査するのではなく、リサーチャーもプロダクト開発メンバーの1人として存在することが求められています。

また、プロダクト開発の現場へ自然と組み込まれているリサーチというステップの中で、プロダクトマネジャー・デザイナー・リサーチャーが密にコミュニケーションを取りながら調査を進めていくため、課題提起~調査~開発へのサイクルがとてもスピーディに進んでいきます。

例えば、一つのインタビュープロジェクトの中でプロトタイプをインタビューごとに改善しながら進めていく、参加者の状況に合わせて見せるプロトタイプを出し分けることも多々あります。また、調査結果をもとに施策の検討へリサーチャーも加わることも珍しくありません。

だからこそ、依頼を受けるだけではなく、プロダクトマネジャーの視点を持って、自分ごととして調査の設計から結果の活用まで関わっていく重要さと難しさを日々感じていますし、身につけていきたいと感じています。

さいごに

本日はリサーチ会社から事業会社に転職した私が感じる「違い」の部分を中心にお話しましたが、マーケティングリサーチの中で培った経験は、もちろんUXリサーチャーの今も活かせているものも沢山ありますし、自分のキャリアの中でとても重要なものだったなと感じています。

後半お話した、プロダクト開発に携わるリサーチャーとしてのあり方は、自分自身もまだ学び途中の部分が多く、日々、プロダクトマネジャーに助けられながら奮闘しています。

ぜひ、他社様のお話なども伺いながら、プロダクト開発に向き合うリサーチャーとして活躍できるよう、頑張りたいなと思っています!
最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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