はじめに
こんにちは、技術本部Sansan Engineering Unit Data Hubグループの髙芝です。
2024年8月26日に下記イベントを開催しました。
sansan.connpass.com
弊社のデータ連携ソリューションであるSansan Data Hubについて、主にデータベースサービスにおける開発と運用について発表しました。
発表内容まとめ
弊社から3名のエンジニアが登壇しました。
タイトル | 登壇者 |
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オープニング&イントロダクション | 今村 有人 |
Azure SQL Database Hyperscale HA レプリカの監視 | 木下 賢也 |
Azure Cosmos DB での時系列ログの運用と改善 | 高橋 光太郎 |
オープニング&イントロダクション / 今村 有人
Sansan Data Hubの採用技術やアーキテクチャについて簡単にご紹介しました。諸事情によりスライドは公開しておりませんので、以下のページをご覧ください。
media.sansan-engineering.com
Azure SQL Database Hyperscale HA レプリカの監視 / 木下 賢也
Sansan Data Hubの一部サービスで利用しているAzure SQL Database Hyperscaleについて、選定理由や運用・監視の方法について発表しました。
冗長化で採用している高可用性レプリカ(HAレプリカ)は、現状、パフォーマンスを監視するのに少し手間がかかります。その手間をどう軽減したのかについてご紹介しています。
以下、登壇した木下のコメントです。
前回のイベントに引き続き2回目の登壇となりました。オンライン、オフラインを問わず、参加者の方からさまざまな質問、反応、共感をいただき、非常に学ぶところが多かったです。
似たような悩みをお持ちの方もいらっしゃり、少しうれしくもありました。
Data HubはAzureをそれなりに使い込んでいると思っていますので、困りごとや工夫点などは今後も発信していきます。
弊社だけでなく、Azureコミュニティの発展に寄与できるよう、挑戦と発信を継続的に行っていきます。
Azure Cosmos DB での時系列ログの運用と改善 / 高橋 光太郎
Sansan Data Hubではデータ連携の結果をAzure Cosmos DBにログとして保存しています。
Cosmos DB を利用するうえで最も重要なパーティションキーの設計と、その運用・改善対応について発表しました。失敗談を赤裸々に語りつつ、そこから得た学びに触れていますので、Cosmos DBを利用している方はもちろん、検討中の方にも参考にしていただける内容になっています。
以下、登壇した高橋のコメントです。
Sansan では初めての技術登壇で、かつ内容も失敗談の共有ということでどんな反応になるかとドキドキしながらの登壇でした。
しかし、開催してみれば共感やさまざまな知見、アイディアを共有していただけて、大変有意義な時間となりました。
イベント後にも参加者の皆さんと「どうすればよりよい設計になったのか?」をディスカッションでき、開催した我々にも大いに実りのあるイベントとなりました。
今後も継続的な発信をしつつ、Azureコミュニティの発展に寄与できればと思います。
おわりに
前回に引き続き、今回はSansan Data Hubのストレージにフォーカスしたイベントを開催しました。
次回のテーマは未定ですが、引き続きC#やAzureに関連したイベントを開催していきたいと思っています。ご期待ください。