Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

新卒で新人のエンジニアが感じたSansanの魅力

こんにちは!Sansan事業部プロダクト開発部の市川です。

今回は、入社して約半年の間で感じたSansanの魅力を、私が体験したことを元に書いていきたいと思います!

はじめに

本題に入る前に、まずは軽く自己紹介をさせてください!

改めまして、今年の4月に新卒として入社しました市川です。現在はSansan事業部のプロダクト開発部に所属していて、法人向けサービスSansanのWebアプリの開発に取り組んでいます。

高専出身で学生時代はアプリ開発のコンテストやハッカソンなどに出没していました。高専卒業後そのまま入社したので社内では結構若い方です。

最近は働く環境を整えることにハマっていて、入社してからこれまでに、モニタ(24インチと27インチ)や、ヘッドホン、トラックボールマウス、分離キーボード、昇降デスクなど、様々なものを購入しています。次はオフィス用のマウスとキーボードが欲しいと吟味している最中です。

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最近のリモートワーク環境 社内制度「Geek Seek」も活用しながら買い揃えています

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Sansanに入社した決め手は「価値のあるサービスを世の中に提供していきたい」という想いがあったからです。今回は入社後にこの想いに起こった変化も合わせて書ければと思います。

私が感じたSansanの魅力

前置きが長くなってしまいましたが、そんな私はSansanで約半年働いて、様々なことを体験し、学び、再度Sansanの魅力を感じることができました。全部を語りたいところではありますが、今回は以下の5つに絞って書いていきます。

  • 配属からすぐにプロダクトに貢献できるスピード感
  • 年齢や年次の差を感じないフラットな雰囲気
  • ミッションを大切にしているからこそできる、会社一丸となったサービス提供
  • 社内全体の一体感をさらに引き出す「Sansanのカタチ」
  • 価値が届いていることを実感できる熱意のあるフィードバック

配属からすぐにプロダクトに貢献できるスピード感

4月の始めにあった新卒研修も終わりチームに配属となる日、私は正直かなり不安でした。というのも、学生時代にハッカソンやコンテストに出た経験はあっても、企業で実際に動いているようなコードには触れた経験がなく、しっかりとしたコードを書ける自信が全くなかったからです。加えて、SansanのWebアプリ開発で使われている主な言語はC#なのですが、それも学生時代に触れた経験がありませんでした。つまり、Sansanで行われている開発について全くの未知で「こんな状態で働くことができるのか...?」という自身の技術力に不安を感じていました

そんな不安で仕方がない心境だった私を、チームは優しく迎えてくれました。Sansanで利用しているデザインパターンの解説から、コードの見方といったような基本的なところまで、分からない箇所を丁寧に教えていただきました。特にありがたかったのは、質問タイムを毎日終業前に用意してもらえたことと、その週の良かったことや課題点から来週のトライを考える1on1を毎週やっていただけたことです。毎日の質問と毎週の1on1のおかげで、技術力やSansanの仕様などの知識だけでなく、時間の使い方や考え方なども身に着けることができました。

チームの優しいサポートによって日々技術力が上がる中、様々なプロジェクトを担当させていただきました。入社して約半年の時点で、既に4つのプロジェクトをリリースすることができています。その中でも直近リリースした2つは開発部内でも優先度が高く設定されていたものでした。入ったばかりの新人がこれだけ早くプロダクトに貢献できるスピード感は本当に魅力的だと感じます。

最近はチーム全体で優先度が非常に高い大規模なプロジェクトに取り組んでおり、私もその中のいくつかの画面の作成を担当しています。4月の頃と比べ任される範囲も広くなり、成長できていることと期待されていることを感じ取っています。

年齢や年次の差を感じないフラットな雰囲気

このように、チームから多大な支援を受けている一方で、良い意味で新卒だからというのは関係なくチームの一員として扱われていることも同時に感じました。特に印象深いのは、チームで毎日行っている朝会夕会の司会をチームに所属した2,3日後には担当していたことです。

また、開発に想定以上の時間がかかってしまったときなどに、「C#初心者だから・Sansanの機能の中でも初めて触るところだったから」とフォローしていただくことはあっても、「新卒だから」とは言われた経験がありません。

技術力は考慮してもらいつつも、仕事に年齢や年次は関係ないという雰囲気は個人的にはとても働きやすい環境です。

ミッションを大切にしているからこそできる、会社一丸となったサービス提供

自己紹介にも書いた通り、私は「価値のあるサービスを世の中に提供していきたい」という想いでSansanに入社することを決めました。学生時代の私は「価値のあるサービス」というのは、ユーザにとって使いやすくて分かりやすい、もっと触れていたいと思えるようなプロダクトだと考えていました。

完全に間違っているわけではないとは思いますが、Sansanで働く中で、この定義はエンジニア目線での定義だということに気づきました。学生時代の、アイデアを元に形にしたアプリをそのまま発表する開発とは異なり、企業としてサービスを提供するということは、エンジニアだけでなく、むしろエンジニアが少数派なほど多数の人々が関わっているのです。言われれば当たり前のことなのですが、実際に働かないとその規模の大きさは感じ取ることができませんでした。

価値のあるサービスの定義を再認識できたのは、研修中の「サブスクリプション型のビジネスはプロダクトだけでなく、サービスが価値である」「Sansanはカスタマーサクセスやユーザサポート、ユーザ同士が交流できるユーザ会など、プロダクトを支援する取り組みにも力を入れており、それら全てを合わせた一連の体験がサービスとして提供されている」という言葉がきっかけでした。

Sansanはこのプロダクトとそれを支援する取り組みの手厚さを合わせた一連の体験が優れているという評判をよくいただくのですが、それを実現できている要因のひとつとして、会社全体でミッションを大切にしているからこその一体感というものがあると考えています。

Sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」ことをミッションとしています。入社してくる人々は程度は違えど全員がミッションに共感し、出会いが持つ可能性を信じています。サービスへの携わり方は人それぞれですが、ミッションの実現という目指すべき場所は同じです。だからこそ、一体感を発揮できているのだと思います。

学生時代からプロダクトが与える体験の大切さ(いわゆるUX)は感じていましたが、プロダクト外の体験まで含めたものがサービスの価値に直結するという見方(いわゆるCX)は持っていなかった観点でした。エンジニアではありつつ、やはり根幹には「価値のあるサービスを世の中に提供していきたい」という想いがあるので、個人的に学んでいきたい分野です。

社内全体の一体感をさらに引き出す「Sansanのカタチ」

日々働く中で思うことは、Slackも含めてチーム内外関わらずコミュニケーションを取る機会が学生時代に想像していた以上に存在するということです。実装方針についてチームに相談したり、デザインについてデザイナーさんに相談したり、既存仕様について他のチームに相談したりすることは特に多いです。

そんな中、コミュニケーションの取り方について特に大切だと思ったことがあります。それは共通認識を持つということです。

以前、Sansan上のとある機能について他チームに相談する際に、機能名と少し違う言葉を使ってしまったことで、お互いの認識がずれたまましばらく話が進んでしまったという経験がありました。ニュアンスとしては合っているので伝わるだろうと思ったことも、相談される側はその前提の話を知らないので、正式な名前を使うことは相談するうえで必須だと感じました。

それからは、Webアプリの画面上の言葉を使ったり、社内ドキュメントやSlack内で利用されている言葉を使うことで、双方の食い違いや認識ずれを減らすように努めています。間違っても勝手に呼んでいる自己流の名前は使わないようにしています。(余談ですが、この経験を通して学生時代のチーム開発で変数名に略語を使っていたことを思い出しました...)

さらに、共通認識を持つということは、コミュニケーションだけでなく、働いていくうえでも大切なことです。会社全体の共通認識を合わせるために、Sansanには「Sansanのカタチ」というものが存在します。これは会社の持つミッションや行動指針などをまとめたもので、このカタチについて社内で話し合うことで、社内の全員が会社の方針や意識して欲しいことに共通した認識を持てるようになっています。それにより、Sansanの強みである一体感をさらに引き出すこともできています。

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価値が届いていることを実感できる熱意のあるフィードバック

先ほども書いた通り、Sansanはプロダクトを支援する取り組みに力を入れています。それも踏まえ、Sansanはユーザの声をとても大切にしています。

例えば、Sansanのユーザ同士がノウハウの共有などで交流できるオンラインコミュニティがあったり、様々な会社の活用事例がまとめられているページが存在しています。

sin.sansan.com

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また、それ以外にもSlackにユーザの声だけが集まるチャンネルが存在するなど、エンジニアでありながらユーザの声を直接受け取っているような体験ができています。

そして、そのユーザの声に共通するのは、どれもサービスをもっと便利にして欲しいという熱意がある真摯な声ということです。これは、Sansanがユーザの業務を支えているビジネスツールだからこそ届く声だと思います。

もう一つ魅力的に感じるのは、Sansanの社員自体も自分たちのサービスが大好きだということです。先ほどのユーザの声が集まるチャンネルには実は社内からもたくさんの声が届いています。

また、営業職の方に現在取り組んでいる開発を話すと、「あの機能便利でよく使っているのにさらに便利になるんですか!?」「前々から欲しいと思っている機能なんです!開発頑張ってください!!」といったような声をいただけることも多いです。

このように、開発したものがしっかりと価値になって届いていることを熱意のあるフィードバックから実感できるのは、本当に開発の励みになります。このような体験をできるのも、ユーザの声を大切にしているSansanならではだと思います。

終わりに

今回は新卒の目線でSansanに入社して感じたこと、再認識した魅力を書かせていただきました。

「価値のあるサービスを世の中に提供していきたい」という入社前からの想いは、今回書いた魅力も合わせ、入社前以上に実現できそうだと感じています。

入社して約半年が経ちましたが、まだまだ知らないことが山のようにあるため、今後も引き続き頑張っていきます。

技術力に不安があった私でも、毎日学びの連続で、責任感はありつつも非常に楽しく働くことができています。ぜひ、皆さんも一緒にSansanのサービスを作っていきませんか?

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