Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

2024-01-01から1年間の記事一覧

Kubernetes上に負荷試験基盤を構築した話

R&D

こんにちは、研究開発部Architectグループ ML Platformチームの藤岡です。今回はKubernetes上に負荷試験基盤を構築したので、その取り組みについて紹介しようと思います。 目次 目次 背景 負荷試験基盤の要件 負荷試験ツールの選定 負荷試験基盤のシステム概…

2024年 研究開発部 新卒開発研修 前編

こんにちは、研究開発部Architectグループの山本です。 昨年に引き続き、研究開発部の新卒社員向けに開発研修を行いました。 今年の研修では、私自身が昨年受けた経験をもとに感じた改善点や部内での技術的なアップデートを踏まえて実施しました。 昨年の記…

EightのJetpack Composeで使われているマルチプレビューをご紹介します

技術本部Mobile Application Groupの荒です。AndroidアプリエンジニアとしてEightのAndroidアプリ開発に携わっています。 Eight AndroidではUI実装にJetpack Composeを使用しています。 その中で、共通で適用したいPreviewをまとめてカスタムマルチプレビュ…

名寄せの定量評価とGroup Sequential Test

こんにちは、技術本部Sansan Engineering UnitのNayoseグループでバックエンドエンジニアをしている上田です。普段はデータの名寄せサービスを開発しています。Sansanの名寄せというのは、こちらのページに記載のとおり、別々のデータとして存在する同じ会社…

インボイス管理サービス「Bill One」の認証を内製認証基盤に置き換えて認証基盤のコストを削減した話

Bill One Engineering Unit 共通認証基盤チームの樋口です。 Bill Oneでは昨年までAuth0を認証基盤として利用してきましたが、認証基盤を内製化することでコストを大幅に削減しました。 この認証基盤は、昨年12月に無事リリースされ、Bill Oneの認証を支えて…

Sansan Mobile iOS/Androidエンジニア全13名でKotlin Multiplatform導入に向けた開発演習を実施しました

技術本部Mobile Application Groupの赤城です。最近は、Sansan Mobileアプリの開発チームのエンジニアマネジャーとして活動しています。 この度、Sansanのモバイルアプリ開発を加速させるためKotlin Multiplatformの導入を決定しました! それに際して、普段…

Azureを使ったテスト環境の構築

技術本部 Quality Assurance でQA戦略を担当している三好です。 マイクロソフトさまのご協力をいただいて、Azure Dev Test LabにBastionを組み合わせ、Dev Test LabによるVMの管理の容易さとBastionによるセキュリティの向上を備えたQAの手動・自動テスト環…

KotlinとSwiftを一つのIDEで開発する:JetBrains Fleetの紹介

こんにちは、技術本部Mobile ApplicationグループでiOSアプリケーション開発しています。武田です。Mobile Applicationグループではシン・技術研鑽DAYと題して、社内勉強会を開催しています。今回の記事では、その勉強会で発表した資料をベースに説明します…

エンジニア集団の中のマイナー組織!? プロダクト競争力であるデータ化をリードする4つのOperation組織とは

はじめに プロダクトの競争力である「データ化」 エンジニア集団の中のマイナー組織、4つの「Operations Group」 Operations Group Scan Operations Group Global Operations Group Operations Platform Group データ化オペレーションスペシャリスト「Operat…

社内交流のために大規模OSTをやりました(3回目)

技術本部 Sansan Engineering Unit Data Hub グループの光川です。先日、技術本部総会という、技術本部に所属するメンバーが一堂に集まるイベントの3回目が開催されました。その中のコンテンツとしてOST(オープンスペーステクノロジー)を実施しました。前…

blue/green戦略によるKubernetesクラスタ更新時にIstioの対応方法

研究開発部 Architectグループ ML Platformチームのジャン(a.k.a jc)です。 前回弊チームのKAZYがKubernetesクラスタ更新時のマニフェスト差分をGitのブランチで吸収する方法を紹介しました。 buildersbox.corp-sansan.com 今回は解像度をあげてKubernetesク…

Vol.06 名刺メーカー1Day合宿レポート~TerraformのTipsを添えて~

こんにちは。Strategic Products Engineering Unit SREグループの辻田です。2年半ほどお世話になった研究開発部Architectグループを卒業して、今年6月にSREグループへ異動してきました。 先日、名刺メーカーの開発チームメンバーとオフラインで集まり、ワー…

Vol.05 StorybookとChromaticでフロントエンド開発の開発効率と品質を上げる

電動キックボードが気になってはや1年、こうなるともう一生乗ることはない気がしている今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 どうも、技術本部Strategic Products Engineering Unit Contract One Devグループの原です。 Contract Oneに入っ…

雑談が苦手だけど1on1をやった話

技術本部Mobile Application Group Eight Androidチームの山本です。今回は雑談が苦手な自分がどう1on1を行ったかという話をします。 自分は雑談が苦手です。目的があって話すことは問題ないのですが、雑談自体が目的化している場が苦手です。 自分がチーム…

【Sansan Tech Talk】モバイル開発の技術的挑戦 〜KMP導入で目指す開発生産性の向上〜

こんにちは、Sansan Engineering Unitの部長を務める、笹川 裕人です。今回で5回目となる「Sansan Tech Talk」。この企画はSansanのテックリードたちが直面している技術的な課題や取り組みについて深掘りする連載企画です。 今回はMobile Applicationグルー…

Vol.04 LLMOps に取り組み始めた話

技術本部Strategic Products Engineering Unit Contract One Devグループの伊藤です。契約データベース「Contract One」の開発に携わっています。 Contract Oneでは、GPTを活用した機能をいくつか提供しています。 今回は、Contract OneのGPTを活用した機能…

エンジニア運用工数40%削減!Bill One における運用改善のとりくみ

Bill One Engineering Unitの田上です。運用改善と題したプロジェクトによって、エンジニアの運用工数を半年で40%削減することに成功したので、今回はその取り組みをご紹介します。

ComposableのonClickはラムダ式?Listener?

こんにちは!Sansan技術本部Mobile Applicationグループのふるしんです。以前の記事で「アーキテクチャ検討会」を実施しているお話を書きました。 buildersbox.corp-sansan.comこの検討会の中ではどのような議論がなされているのかを聞かれる機会があり、せ…

失敗からの学び:Node.JSのStreamにおけるアウトオブメモリとRxJS, IxJS

はじめに データ戦略部門の松本です。 1年の各月の季節を漢字で表すと「冬冬春春夏夏夏夏夏夏秋冬」と感じるくらい最近暑いですね。5月なのに真夏日も出ており、秋が好きな私としてはとても残念な気持ちを持っています。今年も暑くなりそうなので、体調に気…

【Sansan Tech Talk】 Sansan Data Hubの技術的挑戦 〜データ連携パイプラインを支えるエンジニアリング〜

こんにちは、Sansan Engineering Unitの部長を務める、笹川 裕人です。今回で4回目となる「Sansan Tech Talk」はSansanのテックリードたちが直面している技術的な課題や取り組みについて深掘りする連載企画です。今回は営業DXサービス「Sansan」の「データ連…

Apexで他のユーザの項目レベルセキュリティを見るには

はじめに お久しぶりです。技術本部 Sansan Engineering Unit Data Hubグループの菊池です。 皆さんSalesforce開発を楽しんでいますか? 私はSalesforce開発に携わり9年経ちますが、まだまだ知らないことが多く日々勉強であると痛感しています。 その中で今…

Vol.03 Kover CLIでKotlinのTest Coverage Reportをあとからマージする

こんにちは。2024年4月に新卒として入社しました、技術本部Strategic Products Engineering Unit Contract One Devグループの髙野です。 2023年3月に内定者インターンを開始して以来、契約データベース「Contract One」を開発しています。 本記事では、自動…

2024年度人工知能学会に参加しました

こんにちは!研究開発部の山内敏嗣です!浜松で行われた2024年度 人工知能学会全国大会 (第38回)において、企業ブースの出展、ポスター発表を行いました。 本ブログでは、その様子について紹介します。

EightのエンジニアでRubyKaigi 2024に参加してきました!

はいさい!名刺アプリ「Eight」でエンジニアをしている鳥山(@pvcresin)です。 沖縄で行われたRubyKaigi 2024に、Eightのエンジニアメンバーで参加してきました! Eightロゴのポーズをする参加メンバー 今回は、それぞれの視点からRubyKaigiの感想や印象に…

ベイジアン操作変数法でA/Bテストをしよう

こんにちは。4月に24新卒として入社しました、技術本部 研究開発部の金髙です。大学院では政治学の研究をしていました。 本記事では、筆者が2024年2月から約1カ月間の内定者インターン時代に取り組んだ内容の一部である「ベイジアン操作変数法を用いたA/Bテ…

Vol.02 ポストモーテムをやってみた

はじめまして、技術本部 Strategic Products Engineering Unit(以下、SPEU)の中垣です。 SPEUでは、Sansanがこれまで培ってきた技術を活用しながら、新規プロダクトの開発を通して、働き方をアップデートできるさまざまな可能性を日々模索しています。 新…

AndroidでML Kit Document Scanner APIを触ってみた

APIの利用方法 gradleへの定義 ドキュメントスキャナーの準備 スキャンする 編集機能 まとめ こんにちは!Sansan 技術本部 Mobile Applicationグループのふるしんです。ML KitにてドキュメントスキャナのAPIが公開されました ML Kit | Google for Developers…

Eight Android アプリで Kotlin 2.0 を試してみた

技術本部 Mobile Applicationグループ所属の大塚です。名刺アプリ「Eight」のAndroidアプリの開発と、営業DXサービス「Sansan」とEightの両プロダクトをまたぐプロダクト横断チームの一員として、モバイル領域の中長期的な技術的課題の解決や、PoCの開発を担…

Kotlin Coroutinesを使ったマルチスレッド環境で発生する問題の回避方法

技術本部 Mobile Applicationグループに所属する北村です。SansanとEightの両プロダクトをまたぐプロダクト横断チームの一員として、モバイル領域の中長期的な技術課題の解決や、PoCの開発を担当しています。今回は昨年9月にリリースした、Eightのタッチ名刺…

A/Bテストを推進しようとしている話

技術本部 研究開発部の小松です。社内/社外向けのアプリケーション開発や、社内のデータ活用促進、学術研究に取り組んでいます。 本稿では、Sansan社内でデータに基づく意思決定を浸透させるために、A/Bテストの活用を推進しようとしている取り組みについて…

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