Sansan Builders Box

Sansanのものづくりを支える技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

SansanのやさしいSQLチューニング

はじめまして。 Webアプリケーションエンジニアをしている黒澤です。
現在は新規事業の立ち上げをしていますが、この間までは法人向け名刺管理サービス「Sansan」の開発を行っていました。

突然ですがSQLが遅くて困った経験はありますか?

私はよくあります。
一定以上の規模のRDBを使用しているシステムでは、多かれ少なかれSQLのパフォーマンスがシステムのボトルネックになると思うので、困った経験のある方も多いのではないでしょうか。

Sansanでも新規機能の開発中に想定通りのパフォーマンスが出なかったり、本番環境においても、利用者の増加により、クエリ実行速度の低下がユーザ体験を悪化させてしまったりといったケースがあります。
今回はそんなときに行っているチューニングのポイントを紹介したいと思います。
この記事ではアプリケーションレイヤーでのチューニングを扱います。
インフラレイヤーでのパフォーマンスについては、こちらの記事を御覧ください。

logmi.jp


Sansanのデータベースに特有の事象だったり、使用しているDBMSの種類やバージョンによっては有効でないこともあるかと思いますが、クエリチューニングで困っている方の助けになれば幸いです。

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アメリカ・バーモント州で開催されたNetSci2019に参加しました!

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こんにちは!DSOCの西田です。もうすぐ夏物のセールが始まる頃ですね。にもかかわらず、このブログが公開される頃にはAWの商品の予約がおそらく完了していることでしょう。

さて、本題に移ります!5月27~31日にアメリカ・バーモント州で開催されたネットワーク科学分野で最大級の国際学会であるNetSci 2019にてオーラル発表をしてきました。さらに発表だけでなく、Visualization Prizeというネットワークを可視化したアートワークを評価するPrizeに応募していました。応募した作品は弊社のイベントSIP2019で披露した、企業間のつながりを可視化した"Dawn of Innovation"です。そのポスターが掲載されたのと結果発表が行われたので、その様子も合わせて下記の内容でレポートさせていただきます!

  • NetSci2019 〜みんな知っているはずの「バーモント州」〜
  • [オーラル発表]Dynamic Network Signatures of Labor Flows: Evidence from a Large Business Social Network
  • [興味深かった研究の紹介]
    • Estimating Network Effects Using Naturally Occurring Peer Notification Queue Counterfactuals
    • Network Structure of online dating
  • [Visualization Prize] Dawn of Innovation
  • 次回のNetSciは?


ちなみに昨年もポスター発表で参加しており、その様子はこちらからご覧ください!
jp.corp-sansan.com

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サーバレスなユーザイベント連携機能を作る

はじめに

Eight事業部のサーバサイドエンジニアをしている太田です。
私の行っている新機能の設計の一環で、ユーザイベントの連携機能をサーバレスで作ることを検討しています。
サーバレスという言葉はエンジニアの間では一般的になってきました。しかし仕事の大部分をサーバレス開発に当てているエンジニアはまだまだ少ないように思います。自分もサーバレスに関する知識はまだまだだったので、このタイミングでまとまってインプットしました。
この記事では、サーバレスな設計をどのように行ったかを簡単にまとめていきます。

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CTO、VPoE就任から1年。これから目指すもの

CTOの藤倉です。早いもので、僕と宍倉が去年の6月にCTO、VPoEに就任してから1年が経ちました。

Sansanのエンジニア組織をより強いものにするため、僕たちはこの1年でさまざまな施策に取り組んできました。まだまだ道半ばではありますが、少しずつその成果が見えはじめ、組織が変わってきていることを感じています。

今回は宍倉と、これまで僕たちが取り組んできたこと、そしてSansanのこれからのことについて語り合いました。

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2019年度 人工知能学会全国大会 に参加しました

こんにちは。この春新卒として入社し、DSOC R&D Group に配属された橋本と佐々木です。 先日新潟県新潟市で行われた第33回人工知能学会全国大会 (JSAI2019) に Sansan は3年連続でプラチナスポンサーとして参加いたしました。 本記事では、その模様と Sansan の統計・機械学習技術の活用事例を紹介いたします。

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今年の人工知能学会は新潟県の朱鷺メッセで行われました。

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2019 年人工知能学会で招待講演とポスター発表を行いました

こんにちは。Sansan DSOC R&D 研究員の真鍋です。

この度、2019 年人工知能学会 (@新潟, 6/4-6/7 ) にて、オーガナイズドセッションの招待講演と、ポスターセッションを行いましたので、簡単ではありますが、ご報告致します。

オーガナイズドセッションは計算社会科学研究会が主催している「計算社会科学」というタイトルのセッションでした。 プログラムはこちらです。

かなり人気の高いセッションで、会場は満席でした。

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招待講演の様子 1

かなりの人数だったので、大変緊張しましたが、弊社の前嶋と二人で、無事に発表を終えました。 発表タイトルは「名刺交換ネットワークは社会科学の未解決問題に迫れるか?」でした。名刺ネットワークデータを分析することで得られる社会科学的知見について、いくつか紹介させていただきました。ここで発表した内容は、それぞれ鋭意論文化を進めており、また別の機会に詳細をご紹介できるかと思います(頑張ります!)。

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招待講演の様子 2

 また、ポスター発表も行いました。 発表タイトルは、「B2B企業ブランド評価と株主価値」です。レジュメはこちらです(実際の発表内容とはだいぶ異なりますが(汗))。このポスターは、野村アセットメント株式会社の中川慧さん, 筑波大学の吉田健一先生との共著となります。 Sansan では BBES という Eight 名刺ネットワークを活用した企業ブランド調査を行っておりますが、本報告はその調査スコアと企業の時価総額の関係について、実証的に分析を行った結果についてです。

 いわゆる「人工知能」とはほとんど関係のない発表内容だったのですが、人工知能学会の全国大会の参加者の多彩さと、企業関係者の参加人数の多さに助けられ、興味を示していただける方々に多数巡り会うことができました。ポスター前で手持ち無沙汰になったりすることなく、非常に多くの方とディスカッションを行うことができました。

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ポスター発表の様子

人工知能学会の全国大会は、参加者のバックグラウンドが非常に多様であることが魅力だと思います。興味関心の近しい人と出会うこともできますし、異分野の方と話すことで、アイディアが広がることもあります。企業ブースも多いため、ビジネス活用のチャンスも、他の学会よりも見つけやすい気がします。

また来年も参加したいので、鋭意、研究を進めていこうと思います。

© Sansan, Inc.