Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

インフラ

Vol. 08 Cloud Pub/Sub 基盤におけるアプリとインフラ間の不整合をデプロイ前に検知する

この記事は、Bill One開発Unitブログリレー2025の第8弾、およびSansan Advent Calendar 20259日目の記事になります! こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unit の藪下(@yatsbashy)です。 私が前回投稿したブログリレーの記事では、Cloud Pub/Sub …

AWS / Google Cloud / SaaS の横断的な権限管理基盤を作り直している話

この記事は、Sansan Advent Calendar 2025 、7日目の記事です。 はじめに こんにちは、技術本部 コーポレートシステム部 Corporate Architectureグループ所属の小松です。 最初に所属先のコーポレートシステム部門について簡単に紹介させてください。 コーポ…

Vol. 02 Bill One で刷新したマイクロサービス間の Pub/Sub デッドレター管理

この記事は、Bill One 開発 Unit ブログリレー 2025 の第 2 弾になります! こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unit の藪下(@yatsbashy)です。 今回はマイクロサービス間の非同期メッセージングで発生していたつらみの改善についてご紹介したいと…

6GHz SSID導入への挑戦:高密度オフィスWi-Fiの混雑をどう解消したか

はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の正木です。 前回の記事「本社移転に伴うネットワークの再設計と内製構築の舞台裏」では、渋谷サクラステージへの本社移転に伴う大規模ネットワーク刷新についてお話ししました。今回は、その続…

Amazon Athena で json、Parquet、Iceberg のデータを検索し、性能比較してみた

Sansan Engineering Unit Infrastructureグループの織田 繁です。 2025 年 6 月 25 日~ 26 日に開催された AWS Summit Japan 2025 での Community Stage にて「Amazon S3 標準/S3 Tables/S3 Express One Zone を使ったログ分析」というタイトルで登壇させて…

AWS Step Functionsで本番リリース作業を完全自動化した話

はじめに こんにちは!名刺アプリ「Eight」のエンジニアをしている常盤です。現在はEnhancementチームに所属し、Eightの設計や開発生産性の改善に日々取り組んでいます。 Eightでは週2回の定期リリースを行っていますが、以前はリリース担当者が10回以上の手…

SREエンジニアがアプリケーション開発チームへ短期留学した話

こんにちは。名刺アプリ「Eight」にてSREエンジニアをしている武井です。1年前にブリーチした髪を黒髪に戻すタイミングを失っております。なんやかんやあって最近染め直してしまったので、また半年後くらいに悩むことになりそうです。あの中途半端に染まって…

Oktaをコードで管理するまで Terraform × AI によるIaC実践録

はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の平野です。 普段はインフラエンジニアとして、社内インフラに関連する各種SaaSの設計・開発から運用まで担当しています。 前職ではSIerにて、クレジット業界向けシステムのSREエンジニアとして…

Jamf Proをコード管理 - AIを活用したTerraform Providerの自作

はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の坂尾です。社内システムやインフラに関連する設計・開発・運用を担当しています。 これまでの業務経験においてプロダクトの研究開発やアーキテクチャ設計などのテックリードをしており、現在は…

本社移転に伴うネットワークの再設計と内製構築の舞台裏

はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の正木です。ネットワークエンジニアとして、社内ネットワークの設計・構築から運用まで幅広く担当しています。 以前はSIerとして大手キャリア様などに常駐していましたが、より事業に近い立場で…

MySQLで外部キー制約を持つカラム追加のマイグレーションをオンラインDDLで実行する

技術本部Sansan Engineering Unit Nayoseグループの金久保です。Nayoseグループでは、当社のほぼすべてのプロダクトが利用する共通基盤である”データの名寄せ”サービスの開発を日々行っており、その中でさまざまなデータベースやSQLに関する課題の解決に取り…

Amazon ElastiCache for RedisからAmazon ElastiCache Serverless for Valkeyへ移行した話

導入 こんにちは。2024年8月に名刺アプリ「Eight」のSREエンジニアとして、Sansan株式会社へ入社した技術本部 Eight Engineering Unit Platformグループの藤原です。日々プロダクトの信頼性に向き合っています。本記事では、Web版Eightのセッション管理で活…

【R&D DevOps通信】Google Compute Engine + GPUで動作するMLサービスの基盤を刷新した話(完結編)

技術本部 研究開発部 Architectグループの島です。 前回の記事の続きで、完結編です。Sansan内製の名刺OCRである「NineOCR」の基盤を改良します。 buildersbox.corp-sansan.com 筆が進まないまま前編から1年経ちそうで慌てて書いている次第ですが、そうこう…

KEDAを導入してAWS SQSキューとHTTPリクエストベースのスケーリングを実現する

こんにちは、年始に研究開発部ArchitectグループからSPEU(Strategic Products Engineering Unit) SREグループに異動したジャン(a.k.a jc)です。 本記事では、異動前に研究開発部Architectグループが開発・運用している、Circuitと呼ばれるKubernetes基盤…

FireLens(Fluentd)を使った大容量ログ配信時に起きた問題と調査の足跡

まえがき 名寄せログ収集プロジェクトのゴール 名寄せログ配信アーキテクチャ Before After A. Fluentd上の名寄せログgzip圧縮 概要 発生した問題 ログが伸張できなくなる原因 結論 余談 ECS Execを使ったデバッグ B. TCPソケットを利用したFluentdへの名寄…

2024年 研究開発部 新卒開発研修 後編

こんにちは、研究開発部Architectグループの山本です。 前編に引き続き、新卒社員に対して行った研修を紹介したいと思います。 後編では、前編で開発したサービスを社内アプリケーション基盤にデプロイする内容となります。 前編はこちら buildersbox.corp-s…

Vol.06 名刺メーカー1Day合宿レポート~TerraformのTipsを添えて~

こんにちは。Strategic Products Engineering Unit SREグループの辻田です。2年半ほどお世話になった研究開発部Architectグループを卒業して、今年6月にSREグループへ異動してきました。 先日、名刺メーカーの開発チームメンバーとオフラインで集まり、ワー…

【Sansan Tech Talk】新規事業開発におけるInfrastructureグループの技術的挑戦 〜安定運用とスピードの両立を目指して〜

こんにちは、Sansan Engineering Unitの副部長、笹川 裕人です。今回の「Sansan Tech Talk」では、Strategic Products Engineering Unit(以下、SPEU)という新規事業開発を行っている部門のInfrastructureグループマネジャーを務める水谷 高朗にインタビュ…

re:invent 2023参加報告: Amazon Aurora Limitless Database

Sansan Engineering Unit Infrastructure グループの落合と申します。 こちらのSansan Tech Blogは初投稿となります。コロナ禍以降、カンファレンスはオンラインで見られるのが普通になり海外イベントに現地参加することはもうなくなるのだろうな、とばかり…

インフラエンジニアがre:Invent 2023に参加して面白かったセッション4選

Sansan Engineering Unit Infrastucture グループの藤田です。先日開催された AWS re:invent 2023 に参加してきました。今回はその中で聴講したセッションの中から特に印象に残ったものを紹介します。

【Sansan Tech Meetup】インフラエンジニアが考えるプロダクトと組織を開催しました。

こんにちは、Sansan Tech Blog 編集部です。7/20 (木) にイベント「【Sansan Tech Meetup】インフラエンジニアが考えるプロダクトと組織」を開催しました。今回は、その登壇内容を簡単にご紹介します。 sansan.connpass.com本レポートではイベント全体を簡単…

ゼロタッチキッティングにおけるPC名の自動設定について

こんにちは。コーポレートシステム部の寺園です。 社内情報システムのインフラ構築や、業務改善の設計・開発を担当しています。 前回の記事 からだいぶ空いてしまいました。 サービスの進化は早いもので日進月歩で新しい技術が次々と出てきており当社でも色…

Sansan Builders Stage 2021 セッションレポート第4弾 〜R&D組織のマネジメント& IaC編〜

こんにちは。研究開発部でエンジニアをしている新卒入社1年目の西原です。 11/5 (金) に弊社主催で開催した「Sansan Builders Stage 2021」のセッションの中から研究開発部のメンバーが発表した次の2件をご紹介します。 研究開発組織のマネジメント R&Dにお…

EC2インスタンスのデプロイを CodePipeline + CodeDeploy + CodeBuildで改善した話

はじめまして、技術本部 サービス開発部の上島です。 私はSansanのプロダクトの裏側でデータ統合の役割を担う「名寄せシステム」の開発に携わっています。今回は、その名寄せシステムのEC2で稼働しているRailsアプリのデプロイの仕組みを、CodePipeline+Code…

Engineering Team Presentation 第三弾「各社の事業を支えるインフラストラクチャ―」を開催しました

こんにちは、技術本部 Engineering Management部 技術ブランディンググループの相場です。7月に組織改編があり、所属名称が変わりましたが、これまでと変わらず(これまで以上に)、Sansanの技術関連について発信していきます!今回は先日開催した「Engineer…

Jamf Connect の導入について(後編)

こんにちは。コーポレートシステム部の寺園です。 先日公開した 前編 に引き続き Jamf Connect についてご紹介させていただこうと思います。*1 今回は Jamf Connect の詳細な構築手順を...と思ったのですが、そこらへんは既に先達の優秀な記事がありますので…

Jamf Connect の導入について(前編)

こんにちは。コーポレートシステム部の寺園です。 モットーは「楽するための努力は惜しまない」です。 さて、だいぶ期間が空いてしまいましたが 以前書いたブログ で少し触れていた Jamf Connect について正式導入する運びとなったので、使ってみないと分か…

.NETなCDKで.NETなLambdaを自動デプロイしていく

はじめまして、今年の3月にSansan事業部プロダクト開発部にjoinしました辻田です。.NETは全くの未経験でしたが.NETエンジニアとして日々奮闘中です。 初投稿のこの記事ではわたしが趣味でちょくちょく触ってるAWS CDKについて書こうと思います。CDKの言語で…

CircleCI Orbが最高だった件

はじめに こんにちは, Sansan株式会社プロダクト開発部エンジニアの北見です.最近, 個人開発でCircleCIを使ったビルド&デプロイを構築することができました.構築過程で「CircleCI Orb」という機能を見つけたのですが, これが非常に有用だったので, 紹介させ…

【仕様を読み解く】第2回 Advanced Message Queuing Protocol (2) ~Transport~

こんにちは、プロダクト開発部 Data Hub プロダクトグループの秋田です。気付けばもう12月。随分肌寒くなってきましたね。こたつに入りながらリモートワークをしたいところですが、そういえば我が家にはこたつがないことに今気付きました。本連載では様々な…

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