Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

「Sansan R&D TECH SHOWCASE 2023」を開催します <その1 自然言語処理と最適化技術編>

こんにちは、研究開発部の糟谷勇児です。

研究開発部では研究開発成果やそのプロセスについて発表するイベント「Sansan R&D TECH SHOWCASE 2023」を開催いたします。


開催:2023年 6月2日(金)15:00〜20:00
場所:Sansan株式会社 表参道本社
イベントページ:https://sansan.connpass.com/event/280317/
申し込み方法:イベントページよりお申し込みください。

Sansanといえば、営業DXサービス「Sansan」やキャリアプロフィール「Eight」をイメージされる方も少なくないと思います。それらのサービスから「名刺の会社」だというイメージが強いかと思いますし、実際に今も全力投球しているところです。
しかし同時に、請求書を扱うインボイス管理サービス「Bill One」、契約書を扱う契約DXサービス「Contract One」などのプロダクトも提供しており、研究開発部では多様な研究開発テーマを扱っています。


「Sansan R&D TECH SHOWCASE 2023」では、さまざまな研究開発テーマをもったSansanの研究開発部の活動をご覧いただきたく、初公開の独自技術2件を含む11件のポスター発表を用意しました。

このブログでは「Sansan R&D TECH SHOWCASE 2023」で発表するうち、自然言語処理や最適化といった技術を使った3つの研究について紹介します。



メール署名から名刺候補を抽出する技術(髙橋 寛治)

自然言語処理の技術を用いたEmailからの情報抽出

Sansanで長らく取り組んでいる固有表現抽出(NER; Named Entity Recognition)の技術とその他の技術を組み合わせ、Emailから高精度にコンタクト情報(メール送信者の氏名、会社名、部署、役職、住所など)を抽出する技術を紹介します。

Bill One、Contract One 自動データ化 -帳票からの情報抽出技術の開発-(保坂 大樹)

契約書、請求書などの帳票からの情報処理技術

請求書や契約書などのいわゆる帳票においては文字情報だけでなくレイアウトの情報も認識精度の向上に寄与します。
多様なフォーマットを持つ帳票から必要な項目を抽出する技術を紹介します。

ログミー 記事編集 スケジューリング自動化 -エキスパートの作業をシステム化-(吉村 皐亮)

Sansanのグループ企業であるログミーへの貢献を目的としたタスク割り当ての最適化

ログミーのサービスのひとつである「ログミーファイナンス」という決算説明会の音声を書き起こし、記事化するサービスについて、最適化技術を用いて、記事化に必要なリソースの割り当てのために開発したアルゴリズムについて紹介します。




ほかにも魅力的な発表がありますので、ブログで順次紹介していこうと思います。


当日は、研究開発を担当した研究員からポスターの説明をし、その場で質問にお答えするなどインタラクティブなコミュニケーションを取れるイベントになっています。また、ポスターをまとめた冊子や、学生の方向けのオフィスツアーもご用意しています。
多くの方にお越しいただけることをお待ちしています。


▽イベントのお申し込み
sansan.connpass.com

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