Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

ChatGPTを使ってVisualforceでSLDSコンポーネントを使った開発を快適にする

こんにちは、技術本部 Sansan Engineering Unit Data Hubグループの小林です。

 

今回は、SalesforceのVisualforce開発に当たって、Lightningの見た目で開発をしたいときに便利なSalesforce Lightning Design System(以降、SLDS)コンポーネントを使う際にChatGPTを使うと便利だよ!というお話をします。

そもそもSLDSコンポーネントをVisualforceで使う機会が少なくなってきていると思いますが、エンタープライズ向けの開発でまだまだユーザがClassic UIを使っている…なんてことも少なくないので、渋々Visualforceで開発をしている方の一助になればと幸いです。


ちなみに最初に断っておくと、SansanのAppExchangeパッケージ「Sansan CI」では、一部Visualforceで開発したコンポーネントがありますが、LWCへの開発に徐々にシフトしています。

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Swift Macrosの作り方

こんにちは!技術本部 Mobile ApplicationグループでiOSエンジニアをしている長﨑です。

Sansanアプリでは自分たちで定義したSwift Macrosを開発に導入し始めています。Swift Macrosについての勉強会も社内で実施しており、せっかくなので勉強会のコンテンツを記事にしてみます。
この記事では、Swift Macrosを開発するに当たって必要となる基礎知識からマクロの実装方法、CocoaPodsを使ったプロジェクトへの組み込み方法について、解説していきます。

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30代からプログラミングを本格的に始めたエンジニアが生産性について思うこと

最近キーボードで文字を打つのが面倒になってきている技術本部 Eight Engineering Unitの斉藤です。
キーボードは既に100年以上使われ続けているみたいですね。そろそろ新しい入力の方法ができてもよさそうです。
例えば、頭で考えていることが文字に起こせたら、AIに任せるよりももっと便利だと思います。

前置きはさておき、Sansanではちょっと前にエンジニアの生産性と生産量の最大
化が話題になっていました。このブログをご覧の方ならご存知の方も多いのではないでしょうか。

私はこれまで何度か転職をしていますが、どの職場でも例外なくこの話題が挙がりました。
チームとして、あるいは事業としてどう最大化するかが基本前提となるのですが、私が今回話したいのは個人としての生産性の最大化についてです。

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テックリードによる社内キャリアイベントを開催しました

こんにちは。技術本部 Digitization部 Bill One Entryグループでエンジニアをしている大森です。
普段の業務に加えてTech道場というイベントの運営に関わっており、本記事はそのイベントのレポートです。

Tech道場とは、最新の技術や生産性を高める技術、そしてエンジニアの技術力に触れることを目的とした全社員向けの社内イベントです。*1
今回のTech道場では、主にエンジニアをターゲットとした企画として、テックリードによる社内キャリアイベントを開催しました。

*1:Tech 道場再始動しました!. Sansan Tech Blog. https://buildersbox.corp-sansan.com/entry/2022/10/11/110000

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チームで Learning Session を始めてみた

はじめに

はじめまして。技術本部 Sansan Engineering Unit Data Hubグループの今村です。

みなさんはインプットをどのようにアウトプットしているでしょうか?もちろん業務が1番のアウトプットの場であることは間違いありません。しかし、私たちのチームでは次のような問題意識がありました。

  • そうは言ってもまだまだアウトプットが足りない
  • アウトプットの場が業務だけだと、学んだことが実際に使われなかった場合、偏りが生じる
  • 学んだ知識がプロジェクトを担当したメンバーだけに閉じてしまってチーム全体に広がらない

以上の問題を解決するために、私たちは「Learning Session」という形で、チームが学びをアウトプットをしやすい場を設けています。

今回はその Learning Session について書きます。

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AndroidでBluetooth Low EnergyのL2CAP通信を行う方法と開発で得た知見

技術本部 Mobile Applicationグループに所属する北村です。SansanとEightの両プロダクトをまたぐプロダクト横断チームの一員として、モバイル領域の中長期的な技術的課題の解決や、PoCの開発を担当しています。

今回は昨年9月にリリースした、Eightのタッチ名刺交換機能をテーマに、そこで得た知見をこの記事で共有します。
jp.corp-sansan.com


タッチ名刺交換とは、Eightのアプリを開いた状態で、同じくEightのアプリを開いた他のAndroid端末やiOS端末と自端末をタッチすることで、デジタル名刺が交換できる機能です。
その際にBluetooth Low Energy(以降BLE)を用いてタッチの検出やデジタル名刺の交換に必要な通信のコネクションを張るタッチ検出&通信ライブラリの開発を担当しました。
なお、今回開発したタッチ検出&通信ライブラリのBLEのアドバタイズ時電波強度を用いた距離推定とタッチ検出についてはこちらの記事に詳しく書かれています。また、L2CAPの技術的な部分に関してはiOSでの記事となりますが
こちらの記事をぜひ参照ください。

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