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【組織の道も一歩から】vol.5 施策マップの活用事例

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こんにちは。Sansan事業部 プロダクト開発部 組織デザイングループの谷内です。

組織デザイングループでは「人・組織・環境の観点から部門の成果を最大化する」をミッションとして、プロダクト開発部を支援する活動をしています。

今回は施策づくりの事例をご紹介します。日々チームやグループに対して企画・施策を実践されている方の参考になりましたら嬉しいです!

組織の道も一歩から コレまじで

「何かしら改善したい」という気持ちはとても尊いです。

改善の一歩目は自分たちのニーズを満たすのがいいと思います。身の回りに起きている「だったらいいな」を改善していくことは喜ばれることも多く、変化の手応えを感じやすいです。

しかし、しばらくすると自分たちのニーズが満たされます。「もういいかな」となります。これに良し悪しはありません。この次には組織に対する改善があります。

組織に対する改善は「だったらいいな」を超えるものです。制度を作っても全員は使いません。喜ばれないこともあります。失敗もあります。独りよがりでは抵抗に遭い、やりたかったことは成し遂げられないでしょう。

「人・組織・環境」のリソースを活かし切るためには、ここからが勝負。粘り強く探求し続けるところが勝負です。組織の道も一歩から。コレまじでしびれます。

とはいえ、良い施策つくるの難しいよね

良い施策は頭で考えるだけなく組織を探索して見つかるものです。調査・アンケート・ヒアリングなど、地道にコツコツと施策のタネを探す毎日です。

不満っぽいものが見つかっても、飛びついてはいけません。仮説・検証は慎重に。過去に様々な失敗をしてきました。ニーズを調査せずに実施して空振りした施策。潜在的なニーズだ!と飛びついて、フタを開けてみたらそうでもなかった施策。いい思い出です。良い施策つくるのは難しい。学びでした。

いままでひとつひとつの施策に向き合ってきましたが、そろそろ今後を見据えて全体像を捉えたくなってきました。そこで全体像を捉えるために「施策マップ」を作るワークを行いました。

施策を棚卸ししてみよう

私たちが実施してきた部内向けの施策(現存しているもの)と、人事部が実施している全社向けの施策をプロットしていきます。横軸を「短期〜長期」に分け、縦軸を「業務遂行能力向上の支援〜コラボレーション支援」として、以下の観点で整理を試みます。

  • 未着手な領域を見つける
  • 施策の重複・偏りを見つける
  • 潜在的ニーズをあたりをつける

グループメンバーの叡智を結集していくと、以下のような地図ができあがりました。
※付箋の色は適当です(最初は頑張って色分けしてました…)

施策マップ
施策マップ(実は3パターンぐらい作った)

施策の傾向を分析しよう

出来上がった「施策マップ」を見ながら様々な観点で対話を進め、結論としてはピンク色の付箋を張ったアイデアについて深堀りをしていくことになりました。

特に印象深かったのは以下のポイントでした。

  • 全社的な施策がとても多くて書ききれない😇
    • 名前は知っているけれど中身をあまり知らないものもある
  • 長期目線の施策について
    • 業務遂行能力を向上させる支援が全社的に少なそう
    • 長期的なコラボレーション支援については人事部の施策に頼っている(が、利用者が多いとは限らない。要調査)
  • オンボーディングの一貫として新入社員のコラボレーション支援ができそう

「施策マップ」オススメです

ここでお見せした「施策マップ」は1種類ですが、実は縦軸・横軸に置くものを変えて複数種類のマップを作成しました。軸を変えると全く異なる景色が見え、非常に興味深いものでした。ピンと来ないマップができあがることもありますが、それはそれで示唆に富んでいます。

また「施策マップ」を複数人で作り上げることで、様々なバックグラウンドを持つメンバーの叡智を合わせることもでき、施策や調査の文脈も共有できます。いいことしかありませんね!

今回は施策づくりの事例として「組織マップ」の活用事例をご紹介しました。事例を求めていた方の参考になりましたら嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました!

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