こんにちは、Netflixで「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を一気見して、早く映画を見に行きたいとソワソワしているSansan事業部 プロダクト開発部のエンジニアの岡野です。
早いものでSansanに入社して2年が経ち、最近、開発業務以外に組織運営を専門にしている「組織デザイングループ」というグループの活動も兼務するようになりました。
今回は、そのグループ活動の一部を紹介します。
部内のコミュニケーション活性化に向けて
組織デザイングループでは、以下の2つをプロダクト開発部の課題と捉え、何か対策を打てないか考えていました。
- コロナの影響を受け、全社的にリモート勤務がメインとなり業務以外のコミュニケーションをとる機会が減った
- 毎月コンスタントに入社するメンバーがいるが、配属チーム以外のメンバーと関わるきっかけが少ない
各チームでみると、朝会、夕会、スクラムイベント等、日々コミュニケーションをとる機会は多いのですが、部門横断の観点でみると同じ業務に携わらない限り、コミュニケーションをとる機会は多くありません。
部門横断の観点で効果的な施策を検討し、日々、試行錯誤しながら進めています。
コミュニケーション活性化するための打ち手
現在、誰でも気軽に参加することができるような施策を2つ運営しています。
オンライン飲み会の運営
運営スタイル
- 実施頻度:毎月2回 (2週間に1回のペース)
- 開催時間:定時後の1時間程度 (18:30 - 19:30)
- 参加対象:プロダクト開発部所属メンバーで参加したい人
- ツール:Zoomのブレイクアウトルーム *1
- グループ分け:ランダムなメンバー3名程度で時間は20分 × 3回
- テーマ:雑談メイン
工夫しているポイントとしては、以下の3つです。
- 少人数で参加メンバーが発言しやすい規模のグループ分け
- 開催時間の1時間を3回に分け、参加している様々なメンバーと会話できる機会を増やす
- エンジニアが参加しやすい金曜日に実施 *2
8月から取り組みをはじめて4回実施した開催実績としては、毎回20名程度の方が参加してくれました。
実際に開催してみて普段関わりのないメンバー間のコミュニケーション機会の創出に繋がったのですが、課題も見えてきています。
- 普段関りの少ないメンバーだと共通の話題がすぐに見つからず、話すネタに困ることがある
課題に対するチャレンジとして、雑談メインのオンライン飲み会だけでなく、
個々のメンバーの人間性や性格などより深く理解しやすい「オンラインで共通のゲームをやってみる会」を検討しています。
また、部門内のコミュニケーションの場に閉じず、関わる機会の多い他部署 *3 の様々な方とのコミュニケーションの場に育てていくこともオンライン飲み会の今後の野望として掲げています!
雑談チャンネルの運営
運営スタイル
- 実施頻度:平日の毎日1回
- 開催時間:定時後の10分程度 (18:10 - 18:20)
- 参加対象:プロダクト開発部所属メンバーで参加したい人
- ツール:SlackにHallwayアプリを追加 *4
- テーマ:雑談メイン
工夫しているポイントとしては、以下の2つです。
- 短時間 (10分) での開催
- 雑談に誰が参加しているか確認できる
1週間のうち、3、4日は実際に雑談が行われているので少しずつ部内に浸透してきていますが、こちらもオンライン飲み会と同様の課題と向き合っています。
- 普段関りの少ないメンバーだと共通の話題がすぐに見つからず、話すネタに困ることがある (2度目)
雑談チャンネル運営では、解決策の1つとして「オンラインで共通のゲームをやってみる会」を試してみました。
今回は、Lounge *5 というサービスを利用しています。
8種類のゲームがあるので、参加メンバーの好みによって色々アレンジできると思います。他に、ホストを含めアカウント作成不要で気軽に参加できることが魅力的でした。
下のキャプチャは、「一致するまで終われまテン!!」 をやってみた時のものです。
有名なバスケアニメといえば何? というお題でした。
なかなか全員一致は難しかったのですが、和気あいあいと楽しめたのでお勧めです!
終わりに
いかがだったでしょうか?ご紹介した両施策とも引き続き、改善を繰り返しながら運営していく予定です。
職場でリモートワークメインに切り替わった場合や部門のメンバーが多い場合などのコミュニケーション施策の案として、今回ご紹介した施策を参考にして頂ければ幸いです。
今後も組織デザインの取り組みについて他の組織デザインメンバーが紹介していきます。ぜひ、お楽しみに!
*1:ブレイクアウトルームについて support.zoom.us
*2:休日の前日にはアプリケーションをリリースしない運用をしている
*3:営業部門やカスタマーサクセス部門等
*4:Hallwayの詳細 hallway.chat
*5:Loungeの詳細 prtimes.jp