Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

【組織の道も一歩から】vol.6 新規入社メンバーのオンボーディングについて

f:id:orange-33:20201014103213p:plain

こんにちは、時間があればYouTubeで大食い動画を見てしまうSansan事業部 プロダクト開発部の岡野です。

最近、組織運営を専門にしている「組織デザイングループ」でエンジニア採用に関わるようになりました。
今回は、その活動の一環としてSansan事業部 プロダクト開発部に新規入社した際のオンボーディングについて紹介します。

Sansanで実施しているオンボーディングについて

実施しているオンボーディングとして大きく分類すると以下の2つになります。それぞれ紹介していきます。

  • 人事部主催のオンボーディング
  • プロダクト開発部主催のオンボーディング

人事部主催のオンボーディングについて

入社後約1週間(5日間)、同じタイミングで入社したメンバー全員が顔を合わせて人事研修に参加する構成となっています。
Sansanのカルチャーや事業理解について一定の共通したコンテンツを会社から提供し、新規入社メンバーにキャッチアップしてもらうことで早期の現場活躍につながることを期待して実施しているものです。
また、入社した時点から配属部署に関係なく様々な方と横の繋がりを深めてほしいという狙いも込められています。

f:id:orange-33:20210421163619j:plain

実施する研修の主なラインナップ

  • 入社手続き
  • PCセットアップ、 PCツール説明
  • 会社に関して
    • Sansanのカルチャーについて
    • Sansanの歴史について
    • Sansanのカタチについて *1
    • Sansanの組織紹介
  • プロダクトに関して
    • プロダクト研修(Sansan、Eight、Bill One、Sansan Seminar Manager)
    • Sansan、Eightを使ってみる
    • 名刺スキャン業務研修
    • DSOC研修 *2
  • その他
    • OKRと人事評価制度について部門紹介
    • 強マッチ研修 *3
    • 情報セキュリティ研修
    • ブランディング研修
    • Sansanが入居しているオフィスのフロア紹介 *4
      • 自社スタジオができました *5

プロダクト開発部主催のオンボーディングについて

現場配属された新規入社メンバーが最速で立ち上がれるように、プロダクト開発部が主体となって様々な施策が準備されており、必ず受け入れ担当がアサインされる体制となっています。

実施するオンボーディングの主なラインナップ

  • 入社2~3週目 (現場配属1~2週目)
    • 現場配属メンバーとの顔合わせ
    • チームメンバーとのウェルカムランチ
      • 出社状況に応じてオンライン/オフラインで実施するか判断する
    • 受け入れチェックリストをもとに業務環境を整える
    • プロダクト開発部に関する部門紹介
    • 勤怠に関する説明
    • オンボーディング面談
      • 部の体制の説明や困っていることがないか等のヒアリングをする場
  • 入社3~4週目 (現場配属2~3週目)
    • 配属グループで自身の強みを発表
      • 自身の強みを明文化してグループメンバーに共有する場
    • プロダクト開発部研修
      • プロダクト開発部がどのような部署で日々どんなリリースに向き合っているかを理解する場
  • 入社1ヵ月目
    • プロダクトコンセプト動画研修
    • 受け入れ振り返り
      • 入社1ヵ月経過してみてどうだったかという振り返りを行う場
    • オンボーディング面談
      • 開発プロセスの説明や困っていることがないか等のヒアリングをする場
  • 入社3ヵ月以内
    • 部長・副部長ランチ
    • プロダクト理解力を向上させるための勉強会 (全11回)

実際に開発作業が始まるとまず難易度低めの開発案件を担当し、その後、リリース作業を経験して一通りの開発フローを理解してもらうケースが多いです。
また、最初の頃は自分が関わらない範囲のことを把握するのは難しいので、新規入社メンバーがスピード感をもってプロダクトの業務仕様やアーキテクチャについて理解できるように「プロダクト理解力を向上させるための勉強会 (全11回)」を力を入れて運用しています。

受け入れチェックリストの主なコンテンツ

新規入社したメンバーが配属後にスムーズに業務に慣れてもらえるように力を入れている施策の1つで、受け入れ振り返りの結果などからアップデートした方が良いものがあれば、適宜見直しをする運用をしています。
簡単ですが「実施するオンボーディングの主なラインナップ」の中で記載した受け入れチェックリストのコンテンツ(エンジニアの場合)に関して記載します。

  • 部内で利用しているSlackやConfluenceの設定
  • GitHubアカウントの設定
  • 開発環境のセットアップ
  • 開発する上で必要な情報を理解する
    • リポジトリ構成について
    • DB構成について
    • .NET Framework Design Guidelines について
    • コーディング規約
    • コードレビューのルール 等
  • 運用チェックのやり方について
  • アプリケーションのリリース方法について

デザイナーの入社後の体験について

2020年12月にSansanに入社したデザイナーのごあんさんがオンボーディングや制度についてnoteを書いてくれているのをあわせて紹介します。
ぜひ、ご一読ください!

note.com

終わりに

2020/1~2021/4の1年3ヶ月の間で約50人の新しいメンバーがjoinしてくれました。
受け入れ振り返りでは、「受け入れチェックリストに必要な情報が網羅されていて便利だった」、「チームメンバーとのウェルカムランチ企画があって良かった」、「チームとして受け入れてくれている感がある」、「プロダクトコンセプト動画研修が良かった」等の良いフィードバックや、もう少しこうして欲しいのような改善のフィードバックも貰いました。
そういったフィードバックをうけてオンボーディングのラインナップは日々少しずつ進化していっています!

今回はSansan入社後に実施しているオンボーディングについて紹介しましたが、Sansanには活躍を加速させるための制度が充実しています。

f:id:orange-33:20210423115240p:plain

社内制度の詳細はこちら。
jp.corp-sansan.com

今後も組織デザインの取り組みについて他の組織デザインメンバーが紹介していきます。ぜひ、お楽しみに!

他の連載記事は組織運営タグをご覧ください🙋

*1:Sansanのカタチ jp.corp-sansan.com

*2:DSOCについて sansan-dsoc.com

*3:強マッチについて jp.corp-sansan.com

*4:本社オフィスツアーがブログになっています jp.corp-sansan.com

*5:自社スタジオについて buildersbox.corp-sansan.com

© Sansan, Inc.