Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

Vol.01 Bill Oneで実施したSQLパフォーマンスチューニングの事例紹介

こんにちは。技術本部 Bill One Engineering Unit の前田です。前回のブログ から間が空いてしまいました。今回は、私の前回の記事とは趣向を変えて、Bill Oneでこれまで実施してきたSQLを変更することでのパフォーマンスチューニングについて触れてみます。 なお、本記事は【Bill One 開発 Unit ブログリレー】という連載記事のひとつです。

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Vol.00 Bill One 開発 Unit ブログリレーを開催します!!

Bill One エンジニアの上司陽平(paper2)です。この度、Bill One 開発 Unit で連載企画を実施いたします!!

当社では OKR を採用しており、今期 Bill One 開発 Unit の「急成長を楽しむ」という O (Objective) に対して「Sansan Tech Blog を 7 本以上執筆する」という KR (Key Result) を掲げました。その狙いは大きく以下の2つです。

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【R&D DevOps通信】研究開発部の.NET基盤をご紹介

技術本部 研究開発部 Architectグループの島です。本連載を最初2回*1*2だけ書いてとんずらしていましたが復活です。

今回は、研究開発部にて .NET 技術がどのように使われているか・何に取り組んできたかをご紹介したいと思います。

当社にはSansanなど.NET開発のメインストリームがある中で、研究開発部における.NET開発はそれらと交流がほぼなく、社内でも隠れた存在です。この記事は外部向けではあるものの、社内のほかの .NET エンジニアへの情報共有も兼ねています。

  • .NETシステムの経緯・現状
  • 開発体制
  • 利用するインフラ
  • アプリケーションの役割
  • CI/CD
  • 社内ライブラリ
    • 経緯
    • ホスティング
  • ログ
  • C++資産の活用
    • C++/CLI
    • C APIとしてFFI
    • 今やるとしたら
  • Pythonと.NET(C#)が並び立つ現状について
    • 現状についての判断
    • Python開発への参画経緯
    • .NET 開発経験がPython側にも生きた例
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EKSのクラスタに追加のセキュリティーグループを導入してクラスタバージョン更新に備える

研究開発部 Architectグループ ML PlatformチームのKAZYこと新井です。

名古屋にある中部支店に所属しています。

バージョン更新の負荷を減らすためにEKSにセキュリティーグループを追加した話を紹介します。

なお、本記事は【R&D DevOps通信】という連載記事のひとつです。

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NLP2023に参加・発表しました

  • 言語処理学会年次大会(NLP)とは
  • テーマセッション「金融・経済ドメインのための言語処理」
  • 研究発表
  • 聴講内容
    • D9-2 連続時間フラクショナル・トピックモデル
    • D10-5 監査上の主要な検討事項 (KAM) の前例踏襲の程度に関する業種別及び監査法人別の傾向分析
  • おわりに
  • 参考文献

こんにちは!研究開発部の黒木裕鷹です。

先日、沖縄のコンベンションセンターで開催された言語処理学会第29回年次大会(NLP2023)に参加してきました。 3月13日から3月17日までの開催で、多くの研究者や技術者が一堂に会し、最新の研究成果や技術動向を共有しました。 オンラインとオフラインのハイブリッド開催でしたが、セッション会場も大規模なポスター会場・企業ブースも常に賑わっていて、コロナ禍前の学会を思い出しました。 また、会期中にはGPT-4がリリースされたことなどもあり、規模だけでない盛り上がりをみせていたような気がします。

今回のブログでは参加レポートをお届けします。 私もテーマセッション「金融・経済ドメインのための言語処理」にて研究発表を行いましたので、その報告もしたいと思います。

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Eight Androidアプリにおける状態管理の見直し

こんにちは。技術本部 Mobile Application Groupの山本です。EightのAndroid版の開発を行なっています。

Eightのアーキテクチャは何度か部分的な見直しを行なっているのですが、現在の主流からは古くなってしまった部分も存在します。そのため全面的に見直しを行うことにしました。この試みは週1回のアーキテクチャ検討会として1年以上継続しています。

Rxをコルーチンに置き換えるといった、利点が明確なものについてはそこまで大きく議論になる部分はなかったのですが、状態管理については抽象度が高く、絶対的な正解というものが存在しないため、かなり議論がありました。

特に弊社の2つの代表的なアプリであるSansanとEightでは状態管理方式の違いがあり、お互いの利点について認識を合わせることが難しい部分がありました。

これに対してDomainStateという別の概念を導入することで認識のすり合わせを行いました。これについてお話しします。

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【22新卒 1年間の振り返り】第2回 畑違いの研究分野から研究開発組織に入っての1年を振り返ってみた

はじめに

こんにちは、技術本部 研究開発部 Data Analysisグループの金子です。

ここ半年毎日コールドシャワーを浴びています。最近は覚悟を決めずとも浴びれるようになり、春を感じる今日この頃です。

私がSansanに新卒入社してから一年が経ちました。本記事では、この一年間で取り組んだ仕事を振り返りながら、その中で学んだことや実際に働いて入社前に考えていたこととのギャップがあったかなどをみていければと思います。

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