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Platformのエンジニアが行くAWS re:Invent 2023 UL海外出張 準備編

こんにちは、技術本部研究開発部 ML Platformの神林です。ML PlatformチームではCircuitというアプリケーション基盤を作っています。

さて、今年もアメリカのラスベガスで開催されるAWS re:Inventの時期がやってきました。私も社内で声をかけてもらったので行ってみることにしました。初アメリカ、初海外カンファレンスです。

カンファレンス参加レポートって誰が読むんだろう

ずっと疑問でした。今まで積極的に読みに行くことがありませんでした。しかし自分が参加することになって分かりました。これはカンファレンスに参加する人が読むんだと。私は参加が決まってから今までの間、いろんな人の参加レポートをめちゃくちゃ読んでいました。ということで、この記事も実際に参加する人に向けて参考になるような記事にしようと思いました。

ロストバゲージのトラウマ

4年前スペインとイタリアに行った時、日本から出発して中国で乗り継ぎだったのですが、そこで見事に預け荷物がロストしました。二、三日不安な気持ちで過ごしていて、もうこんな経験は二度としたくないと思っていました。今回はこの悲しい経験を踏まえて、手荷物だけを持っていくことにしました。

可能な限り荷物を減らしたい

手荷物だと40Lサイズくらいは持ちこめるようですが、なるべく身軽な状態で行動したいです。しかしSWAGはできるだけたくさん持ち帰りたいです。ということで行きの荷物はできるだけ絞っていきます。ここで参考になるのがUL(ウルトラライト)の考え方です。

UL(ウルトラライト)

ULとは、可能な限り荷物を軽量化し身軽に行動できるようにすることで、もっと自然と向き合おうという登山スタイルです。軽くできるものは1gでも削っていきます。この考え方は旅行にも応用できます。 日本のガレージブランド、山と道のサイトでUL海外旅行について書いている記事があり、かなり参考になりました。

www.yamatomichi.com

一番重くなりがちなのが服ということで、これを絞っていきます。毎日着るベースレイヤーとして、山と道のメリノウールのプルオーバーを一枚だけ持っていくことにしました。

www.yamatomichi.com

メリノウールは抗菌、消臭性に優れ、ポリエステルには及びませんが綿素材よりも速乾性があります。ポリエステルの場合は一日着ていると汗で臭いが気になってきますが、メリノウールは数日着るくらいなら全然問題ありません。一週間着続けるのは厳しいかもしれないので、洗濯して乗り切る予定です。

バックパック

登山用のゴツいバックパックは40Lで1kgを余裕で超えてきて重いので、UL仕様のものにしました。今回はMountain Daisy ProductsのYAMATABIです。サイズは30Lで633gということでそれなりに軽量です。同じサイズでもっと軽いバックパックもいくつかありますが、デザインと機能性のバランスが気に入ったのでこれにしました。

トイレタリー

シャンプーはホテルにあるらしいですが、お肌に合うか心配なので自分で持っていくことにします。頭も顔も体も洗える全身シャンプーを50mlだけ持っていくことにしました。洗濯にも使用します。ULの考え方として、一つの道具に複数の機能を持たせるというものがあり、全身シャンプーはこの良い例です。

歯磨き粉については無印良品のフィルム歯磨きにしました。3gしかなく、小さいチューブ型のものよりさらに軽いです。

ボールペン

1本11gくらいでしたが、芯だけを取り出すと1g未満になりました。芯だけでも文字が書けることに気づいたのでこれでええやんとなりました。

これいる?

総重量を測る

持っていくものを決めながら全ての荷物の重量を測っていきます。 最終的にmacbookを入れて3.8kg程度に収まりました。

バックパックには半分以上余裕があります。SWAGがなければ15-20L程度のバックパックでも行けそうな気がしました。

最終的に持っていく一式が冒頭の写真です。これだけコンパクトだと管理もしやすいです。

DCFのスタッフバックにまとめたところ

終わり

この荷物量で最後まで過ごせるかはまだ分かりませんが、身軽に動けてロストバゲージの不安も無く最高です。ULパッキング経験をもっと積んで精進しようと思います。それでは行ってきます。

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