Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

【Eightの3つの新サービス(3)】より良い出会いを提供する:Eight Career Design

Eight事業部でエンジニアをしている青山です。
今回はEightが展開中の企業向け採用サービス、Eight Career Designについてご紹介します。

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サービスについて

SansanのMissionは「出会いからイノベーションを生み出す」。
Eight Career Desginもビジネスパーソンと企業との出会いを支援するためにリリースされました。

Eightを利用されている方のスキルや人脈といった情報にもとづいて、各企業が求める人材をリコメンドすることでより良い出会いを提供する、というサービスです。 登録制の転職サイトと異なり、現職で活躍しているユーザーが多く、これまでアプローチしづらかった潜在的な人材との出会いが可能となります。

また、潜在層であるユーザーに対して、じっくり腰を据えてアプローチするために、Eight Career Desginでは、タレントプールと呼ばれる、採用候補者をストックする仕組みを取り入れています。企業はこのタレントプールで候補者からのシグナル*1を見つつ、候補者の状況に応じてダイレクトにコンタクトできるようになっています。

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タレントプール

*1:転職の意向度や、ユーザーのプロフィール更新、自社の社員とのつながり

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【Eightの3つの新サービス(2)】個人向けアプリ上で法人向けサービスを開発した話:Eight企業向けプレミアム

Eight事業部の大熊です。Eightのアーキテクトをやっております。

今回は、個人向けアプリのEight上で提供されている法人向け名刺共有サービスである「企業向けプレミアム」について紹介したいと思います。

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Eightを利用されている方であればご存知の通り、Eightは名刺でつながるビジネスのためのSNSとして個人が持つビジネスネットワークを活用していただくためのアプリです。「企業向けプレミアム」は、個人が持つ名刺を社員同士で共有することで、組織としても人脈を活用できるようにするサービスです。

共有する名刺情報はEightに既に登録されているので、サービス利用のために名刺を登録しなおしたり、データ化を待つ必要はありません。すぐに社員が持つ人脈を活用することができます。

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【Eightの3つの新サービス(1)】新サービスを提供する理由

こんにちは、Eight事業部のチーフエンジニアリングマネージャーの鈴木です。
個人向け名刺アプリEightは、おかげさまで多くのみなさまにご利用いただいたり認知してもらえるようになりました。しかし実は、Eightは主に法人向けに複数の新しいサービスをリリースしています。
今回は、Eightの三つの新サービスを手がけるエンジニアたちから、各サービスとそのエンジニアリングをご紹介していこうと思います。 本日から3日間、どうぞお付き合いください。

新サービスを提供する理由

まずは、なぜEightが新たなサービスを提供するのか、その背景からお話します。

Sansanのミッションは、「出会いからイノベーションを生み出す」 です。 jp.corp-sansan.com

個人向けの名刺アプリとして誕生したEightですが、順調にユーザー数を増やし続け、現在では250万人を超えるユーザーにお使いいただけるまでになりました。ユーザーがこれまでにEight上に登録した名刺は、更にそれ以上の枚数となっており、これらはEightユーザーのビジネスの出会いの証としてEightに今も蓄積され続けています。同時に、個人の名刺の変遷は職歴となり、キャリアとして積み重ねられていきます。

それらの莫大な数の ビジネスの出会い をもとに生み出された新たなサービスを提供することで、ビジネスシーンのさらなるイノベーションに貢献していきたいと考えています。

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【ML Tech RPT. 】第12回 機械学習のモデルの評価方法 (Evaluation Metrics) を学ぶ (3)

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DSOC研究員の吉村です. 先日, Sansan の Scan for Trees という取り組みの一環で, 宮城県の大崎市に植樹に行ってきました. 普段のオフィスでのデスクワークから離れて, 鍬を手に持ち植樹をするという経験は非常に新鮮でした.

さて, 今回も引き続き「機械学習のモデルの評価方法」について見ていきます. 前回お伝えした通り, 多クラス分類 (multi-class classification) と回帰 (regression) の評価指標について確認していきます. これまでと同様に, モデルという言葉を機械学習のモデルという意味で用いていきます.

比較的基本の内容ですが, 見ていきましょう.


Notation

多クラス分類における精度評価部分では, テスト事例集合を  \mathcal{I} で, 候補クラス (ラベル) 集合を  \mathcal{L} で表します. 事例は  i \in \mathcal{I} , クラスは  l \in \mathcal{L} とします.  \#(TP_l),  \#(FP_l),  \#(TN_l),  \#(FN_l) はそれぞれ, クラス  l を正例として, そのほかのクラスを負例とした時の TP, FP, TN, FN の数を表しています.

また, 回帰における精度評価部分では, テスト事例集合を  \mathcal{I} で, 事例を  i \in \mathcal{I} で表します. 加えて, 事例 i の真の値と予測値をそれぞれ,  y_i, \hat{y_i} とします. また, 各事例の真の値の平均を  \bar{y} = \frac{1}{|\mathcal{I}|}\sum_{i \in \mathcal{I}}y_i と表現します.


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イベント『エンジニアのための多様な「リモートワーク」の形を3社の事例から考える』を開催しました

人事部の高橋洸です。
10/10(木)にイベント『エンジニアのための多様な「リモートワーク」の形を3社の事例から考える』を開催しました。

sansan.connpass.com

今回はGMOペパボさん、ヌーラボさんにご協力いただきました。

会場は福岡天神のEngineer Cafeさん。
赤煉瓦文化館(文化財名称「旧日本生命保険株式会社九州支店」)という福岡市の施設で、今年で110周年の歴史をもつ文化財です。

engineercafe.jp

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コワーキングスペースとしても利用可能で、個人での利用なら、なんと電源とWiFiが使えて無料!

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手書きのイベントサインをご用意くださいました

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事業成長に立ち向かうSansan開発組織の取り組み:Sansan Builders Box 2019

こんにちは。Sansan事業部プロダクト開発部 兼 人事部社内コーチの谷内です。
これまで、プロダクト開発の現場でチームリーダー、エンジニアリングマネージャー、プロダクトマネージャーをしてきました。いまはプロダクト開発部 組織デザイングループで開発組織の運営をしています。

先月開催されたSansan Builders Box 2019で法人向けクラウド名刺管理サービス『Sansan』の開発組織の取り組みについて発表しました。

本稿では本ブログの関連記事を紹介しながら、発表ではお伝えできなかった詳細についてお伝えします。

speakerdeck.com


実は話したいことがいっぱいあった

準備段階でいろいろとお話したいことが山ほど出てきてしまい、25分では到底お伝えしきれない量になってしまいました。

こちらはイベントサイトに載せた発表の紹介文です。

どのような開発・組織体制でSansanを作っているのか? そして、これからどうしていくのか? 開発体制、チームビルディング、育成、評価、採用、オンボーディングなど、日本を代表するSaaSを目指した道のりで生まれた組織的課題に立ち向かった歴史をお伝えします。チーム作りを大切にしているエンジニア、組織拡大に向き合うマネジャーやエンジニアリングマネジャーなどの全てのリーダーに向けて、小規模な開発組織にジョインしたエンジニアがチームを越えて組織作りをしていったストーリーをお届けします。

盛り盛りです…(笑)

紹介文にあるチームビルディング、育成、評価、採用、オンボーディングなど、それぞれのトピックだけでも25分では足りないほどです。来場者層を想定しつつ、できるだけ幅広い方に対して、気づきのきっかけを持って帰っていただける内容に整え直しました。

最近登壇が続いていたこともあり、当日はほどよい緊張感のなか終始リラックスしてお話ができました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

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当日の様子:ステージに上がるとちょっとテンション上がる

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オフィスでコミュニケーション活動の一環としてスプラトゥーン2大会を開催しました!

こんにちは、Eightでサーバーサイドエンジニアをしている古本です。
最近、興味があるのは Visual Stadio Code Online で、iPadで仕事する日を夢見ています。

10月の終わりにSansan ONEにて社内のゲーム好きが集まって、Nintendo Switchのスプラトゥーン2の会を開催しました。
技術的な話って訳ではありませんが、業務以外で行われているコミュニケーション活動をお知らせ出来る良い機会だと思うので、その活動内容についてレポートしたいと思います。

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スプラトゥーン2の会

メンバーについて

社内のスプラトゥーン2コミュニティは、普段はオンライン対戦が中心ですが、たまにリアルでも集まりながらゆるく活動をしています。

今回参加したメンバーは12人です。出張で来ていた関西支店のメンバーや、社外の方、執務スペースから見ていて飛び入りで参戦したメンバーもいました。そのほか、観戦やヤジ専門の人も含めると常時15名程度が入れ代わり立ち代わり集まり盛り上がりました。

メンバーのウデマエはA+〜X、ボリュームゾーンはS+といった感じです。
ブキはスシコラやZAPといった短距離シューターが多めと、やや前衛寄りの構成となっています。

高ウデマエのメンバーは当たり前のように専用ヘッドホン・プロコン持参でガチモードです。

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プロコンは当然スプラトゥーン2エディションです。

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