Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

実務に必要な統計学はすべてゲームのガチャが教えてくれる 第二回 認識精度が十分かはガチャが教えてくれる

こんにちは。研究開発部の糟谷勇児です。


今回は第二回ということで実務の場面を想定した話を書いてみようと思います。

前回はこちらです。
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前回は単発ガチャ(1連ガチャ)で出る当たりの数と確率の関係を表す1連ガチャ分布(ベルヌーイ分布)と10連などのN連ガチャで出る当たりの数と確率の関係を表すN連ガチャ分布(二項分布)を紹介しました。

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【R&D DevOps通信】Slack BoltとCloud Functionsでデータ基盤アクセス承認システムを開発

こんにちは。研究開発部 Architectグループにてデータエンジニアとしてデータ基盤の開発・運用を担当しているジャン(a.k.a jc)です。 直近の記事にてGoogleグループとIAMによるデータ基盤のアクセス制御方法を紹介しました。

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本記事では実装の概要を紹介しようと思います。なお、ソースコード・設計図の詳細は公開予定がないので、あらかじめご了承ください。

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Vol.01 Bill Oneで実施したSQLパフォーマンスチューニングの事例紹介

こんにちは。技術本部 Bill One Engineering Unit の前田です。前回のブログ から間が空いてしまいました。今回は、私の前回の記事とは趣向を変えて、Bill Oneでこれまで実施してきたSQLを変更することでのパフォーマンスチューニングについて触れてみます。 なお、本記事は【Bill One 開発 Unit ブログリレー】という連載記事のひとつです。

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Vol.00 Bill One 開発 Unit ブログリレーを開催します!!

Bill One エンジニアの上司陽平(paper2)です。この度、Bill One 開発 Unit で連載企画を実施いたします!!

当社では OKR を採用しており、今期 Bill One 開発 Unit の「急成長を楽しむ」という O (Objective) に対して「Sansan Tech Blog を 7 本以上執筆する」という KR (Key Result) を掲げました。その狙いは大きく以下の2つです。

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【R&D DevOps通信】研究開発部の.NET基盤をご紹介

技術本部 研究開発部 Architectグループの島です。本連載を最初2回*1*2だけ書いてとんずらしていましたが復活です。

今回は、研究開発部にて .NET 技術がどのように使われているか・何に取り組んできたかをご紹介したいと思います。

当社にはSansanなど.NET開発のメインストリームがある中で、研究開発部における.NET開発はそれらと交流がほぼなく、社内でも隠れた存在です。この記事は外部向けではあるものの、社内のほかの .NET エンジニアへの情報共有も兼ねています。

  • .NETシステムの経緯・現状
  • 開発体制
  • 利用するインフラ
  • アプリケーションの役割
  • CI/CD
  • 社内ライブラリ
    • 経緯
    • ホスティング
  • ログ
  • C++資産の活用
    • C++/CLI
    • C APIとしてFFI
    • 今やるとしたら
  • Pythonと.NET(C#)が並び立つ現状について
    • 現状についての判断
    • Python開発への参画経緯
    • .NET 開発経験がPython側にも生きた例
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EKSのクラスタに追加のセキュリティーグループを導入してクラスタバージョン更新に備える

研究開発部 Architectグループ ML PlatformチームのKAZYこと新井です。

名古屋にある中部支店に所属しています。

バージョン更新の負荷を減らすためにEKSにセキュリティーグループを追加した話を紹介します。

なお、本記事は【R&D DevOps通信】という連載記事のひとつです。

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NLP2023に参加・発表しました

  • 言語処理学会年次大会(NLP)とは
  • テーマセッション「金融・経済ドメインのための言語処理」
  • 研究発表
  • 聴講内容
    • D9-2 連続時間フラクショナル・トピックモデル
    • D10-5 監査上の主要な検討事項 (KAM) の前例踏襲の程度に関する業種別及び監査法人別の傾向分析
  • おわりに
  • 参考文献

こんにちは!研究開発部の黒木裕鷹です。

先日、沖縄のコンベンションセンターで開催された言語処理学会第29回年次大会(NLP2023)に参加してきました。 3月13日から3月17日までの開催で、多くの研究者や技術者が一堂に会し、最新の研究成果や技術動向を共有しました。 オンラインとオフラインのハイブリッド開催でしたが、セッション会場も大規模なポスター会場・企業ブースも常に賑わっていて、コロナ禍前の学会を思い出しました。 また、会期中にはGPT-4がリリースされたことなどもあり、規模だけでない盛り上がりをみせていたような気がします。

今回のブログでは参加レポートをお届けします。 私もテーマセッション「金融・経済ドメインのための言語処理」にて研究発表を行いましたので、その報告もしたいと思います。

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