こんにちは。
ブランドコミュニケーション部デザイナーの吉浦です。
普段は主にイベントクリエイティブに携わり、Webサイトの構築からDM、ポスター、ブース装飾、配布するノベルティグッズデザインまで幅広く手がけています。
今回は自身が手がけるクリエイティブとコミュニケーションについて紹介したいと思います。
モノよりコトを考える
何かをデザインする際「第一印象」と「結果」を常に意識しています。
今年の9月に表参道にて開催されたファッションイベント「VOGUE FASHION’S NIGHT OUT 2018 TOKYO」での事例を紹介します。
公式の待ち合わせスポット(Eightのフォトブース)として協賛出展しました。
私たちのプロダクト「Sansan」「Eight」は名刺、出会いを軸としたサービスです。
待ち合わせスポットは、人と人をつなぐ言わば出会いの場。サービスと待ち合わせスポットの親和性は高くそれだけでも成立するものでした。
立ち寄ってくださった方にはさらに「光る輪のブレスレット」を2個配布しました。
それらを横に並べると2つ輪になり、Eightのロゴマーク「インフィニティマーク」が浮かび上がるという仕掛けです。
この2つの輪と一緒に写真を撮ってもらうという企画であれば、イベントに訪れる方の層にもマッチし、アプローチできるのではないかと考えました。
途中、イベントロゴが印字された高価なブレスレットの仕様も検討したのですが、それでは単にロゴをメインに見せた「私、イベントに行ってきました!」という絵になってしまいます。これではサービスの事も伝わらないし、そもそも体験として面白くない。
Eightマークのポーズをとって写真を撮るという(不思議な?)体験をしてもらう事がフックになり、当日ブースは長蛇の列ができました。SNSでも多くの投稿、シェアされるという結果となりました。
サービスの存在を暗に伝えるという「結果」を伴った貴重なコミュニケーションになったと感じています。
このように些細な「コト」ではありますが、コミュニケーションをデザインし続ける事でSansanと社会の良好な関係が生まれ、ブランドが育っていくとものだと信じています。