こんにちは！技術本部Mobile Applicationグループの谷口です。
2023年9月1日(金)から3日(日)までiOSDC Japan 2023が開催されました。
Sansanはゴールドスポンサーとして協賛し、3名がセッションに登壇しました。
スポンサーセッション
私は前夜祭となる9/1(金) day0のスポンサーセッションに登壇しました。
セッションの内容
スライドはこちらです。
10月3日(火)まで、iOSDC Japan 2023のチケットをお持ちの方は、forteeの「ライブ動画を見る」からニコニコ生放送のタイムシフトをご覧になれます。さらに、後日セッションの動画がfortee上に公開される予定です。
スポンサーセッションでは、まずSansan株式会社の会社紹介を行いました。次に、Sansan株式会社が提供しているモバイルアプリの、Sansan iOSとEight iOSを詳しく紹介しました。Sansan株式会社のミッションである「出会いからイノベーションを生み出す」を実現するために、直近で、Sansan iOSは営業DXサービスとしてユーザーに100万件を超える企業情報を、Eight iOSはCore Bluetoothを用いた非接触の名刺交換の機能を実装しました。それらの機能とともに、iOSアプリの技術面での紹介を行いました。
また、名刺撮影機能で用いられているCore MLについても紹介しました。
発表してみて
私自身はじめてとなる大規模なカンファレンスでの登壇となったため、とても緊張しましたが、Q&Aの時間やAsk the speakerでたくさんの方が質問してくださり、
初めてお会いする方も含めて、さまざまな方々とコミュニケーションを取ることができ、とても良い経験となりました。
スポンサーセッションの担当に決まってからは、発表内容を考えるのに苦労しました。Sansanは所属する団体に導入されていないと触れる機会がないプロダクトです。そのため、利用したことがない方に少しでもSansanを知ってもらおうと考え、スライドを作り上げていきました。そして、Eightも今年の春に技術的に難易度の高いCore Bluetoothを使った非接触の名刺交換が実装され、注目される方が多いだろうと思い内容に取り入れました。さらに、友人や元同僚にSansanとEightのiOSアプリで気になっていることを事前にヒヤリングしてみたところ、名刺撮影について興味を持つ人が多いことがわかり、このことについても紹介することにしました。
Sansan iOSとEight iOSを幅広く紹介する発表であったため、当然自分が開発に関わっていない機能についても説明することになりました。そのためQ&Aでは、うまく答えられない質問もいくつかいただき、事前に想定されうる質問内容とその回答をしっかりと用意する必要を感じました。発表に関して、X(旧ツイッター)上では、堤 (@shu223) が補足説明をしてくれました。
該当のツイートはこちらです。
#iosdc #c モデルのパフォーマンス比較の話ですが、もともとはTensorFlowが出力したモデル（たしかprotobuf形式）をそのままアプリに組み込んでいて、それとCore ML化したmlmodelを比較したのでした。
— 堤修一 / Shuichi Tsutsumi (@shu223) 2023年9月1日
#iosdc の弊社のスポンサーセッション内で『Core ML化によりパフォーマンスが300%向上』という話がありましたが、具体的にやったことをまとめた記事がこちらになります。
— 堤修一 / Shuichi Tsutsumi (@shu223) 2023年9月4日
coremltoolsを用いたCore MLモデルへの変換 - Sansan Tech Blog https://t.co/DBclx4l0ML
そして、会期中スポンサーブースにあらためて質問をしに来てくださった方々、ありがとうございます！懇親会では、もっと技術に深く踏み込んだ内容を聞きたいというフィードバックをもらいました。次回登壇する機会があれば、技術的に尖った内容で注目されうる発表ができるように、成長していきたいと思います！
フィードバック募集中！
2023年9月11日中までは上でリンクしたforteeのページからフィードバックを送ることができます。ぜひフィードバックをお願いいたします！次回の登壇の参考としたいと考えています。
スポンサーブース
Sansanのスポンサーブースは、会場内のコミュニケーションスペースと呼ばれるコーヒーやオレンジジュースが提供されているエリアにありました。スポンサーブースでは三択のアンケートを用意し、ブースに来られた方にクッキーを取ってもらうことで回答してもらう企画となっていました。
アンケートの内容は会期中毎日代わり、day 1では「アプリのUIを作る上で利用しているフレームワークは？」というアンケートに対して、C:「UIKitとSwiftUIの併用」に最多の61名の回答を得ました。多くのみなさんがUIKitからSwift UI過渡期を迎えていることがわかりました。ちなみに、A:「UIKit」は40名、B:「SwiftUI」は38名の回答数で、day 1はおおよそ140名の方にブースにお越しいただきました。会期中3日間で合計280名近くの方にブースに立ち寄っていただきました！ありがとうございます！
また、スポンサーブースに来てくださった方にEight iOSの非接触名刺交換を体験してもらう企画も用意しました。名刺交換の人数に応じて、ステッカーやEightロゴを模した知恵の輪などのノベルティをプレゼントしました。Sansanのスポンサーブースに立つスタッフとの名刺交換だけでなく、会場内でEightユーザー同士の名刺交換をやっていただいた方がいて、大変うれしかったです！
おわりに
私はiOSDC Japanに第一回目の2016年から参加してきました。今年はじめてスピーカーとなったことで、あらためてiOSDC Japanはコミュニケーションの場だなと強く感じました。スポンサーセッションのQ&Aやフィードバックでは、自分が開発しているサービスについて理解を深めるきっかけを得て、スポンサーブースでは他社の既存アプリへのFlutter導入事例や、SwiftUIの苦労話を聞くことが出来ました。
iOSとその関連技術のコミュニティを盛り上げ、支えているiOSDC Japanの運営のみなさんに感謝します！
最後までお読みいいただきありがとうございました！
