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【Eightの3つの新サービス(4)】“いいサービス”と”いい顧客”が、”いいかたち"で出会う:Meets

Sansan株式会社のEight事業部で新規事業の開発を担当している篠原です。
Eightの新サービスをご紹介する企画の最後となる今回はMeetsとその裏側のシステムについてご紹介します。

Meetsとは

f:id:shinot8324:20191106162617j:plain まずは、Meetsというサービスについて簡単に説明します。
優良サービスとの出会い・導入検討におけるビジネスシーンには、買う側・売る側共に非常に非効率なコミュニケーションが発生しています。
Meetsは「“いいサービス”と”いい顧客”が、”いいかたち"で出会う」をコンセプトにした、 これまでにない形のビジネスイベントです。

Eightの持つ独自のマッチング技術を土台に、

  • 1社6分間のセールスピッチを聞き、5~8程度のサービス概要を1時間で把握
  • 理解と温度が高まったその場でさらに気になったサービスベンダーと直接商談

というサービスの導入検討に特化したコンテンツを組み合わせる事で、 有意義で効率的な出会いを提供しています。

meets.8card.net

なぜMeetsを提供するのか

Eightは、単なる名刺管理ツールではなく、ビジネスプラットフォームです。
人と人、人とサービス、人と企業の出会いを生み出し、 その出会いによって生まれる価値を最大化することをミッションとしています。

Meetsが提供している「人とサービスの出会い」はまさにEightがやるべきことであり、 また、独自のアセットとテクノロジーを持つEightだからこそ実現できると考えています。

Meetsを支えるシステムとは

Meetsに関連するシステムは2つ存在します。
1つ目は主にイベントの情報を作成・編集・公開するCMS(Contents Management System)のような機能を持つ通称Meets App
2つ目はEightユーザーに独自の属性を付与し、分析を行い、イベントのテーマとユーザーをマッチさせるDMP(Data Mangaement Platform)のような機能を持つ通称 Meets DMPというシステムです。

Meets App

主なMeetsのイベントの参加者の当日の流れは

  1. イベント会場で各社のイベントピッチの聴講
  2. 興味のあるサービスがあれば相談枠の予約
  3. 予約時間に会場内のスペースで商談

となっています。
イベント参加者は、事前にイベントページから参加申込みを行い、受講票を受け取り、当日にイベント会場で聴講、気になるサービスがあれば相談枠を予約し、その場で商談まで行えます。
その中で、Meets Appではイベントページからの参加申込みや、相談会の予約などの機能を提供しています。
また、社内的には、個別のイベントページを作成する仕組みや、参加者の管理、商談管理などの機能を提供しています。

システムとしてはAWSの各サービスを使って構築されおり、一般的なWebアプリケーションの構成となっています。
ただ、特徴的なのは、イベントのセールスピッチ動画の視聴ができる仕組みを設けており、その動画はAWS Elemental MediaConvertを使って、自動的に加工処理が施されるようになっている点です。

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Meets Appのシステム構成

Meetsというサービス自体まだまだ過渡期であり、今後のサービス自体の進化によりシステムは拡張されていきます。
その中で拡張しやすく、捨てやすく機能を開発していくことが新規事業の開発では特に求められる部分だと感じています。

Meets DMP

Eightは、250万人を超えるユーザーに利用していただいており、過去から現在の職歴、所属する企業の情報や日々の名刺交換やフィード発信といったビジネス活動のアクティビティなどが蓄積されています。
蓄積されたデータを解析し、ユーザーに独自の属性を付与し、分析・クラスタリングを行うことで、毎回変わるMeetsのイベントのテーマに適したユーザーをマッチさせることができます。
Meets DMPではそれらを効率的に行うための機能を提供しています。

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こちらもAWSの各サービスを使って構築されています。
特徴的なのは、システムの特性上、多種多様なデータを扱いやすいようにデータはS3上に配置し、Amazon Glueを使ってETL処理をしつつ、 Amazon Athenaでデータ抽出を行っている点です。

Meets DMPで扱っているEightのユーザー情報に対して付加できる情報は多岐にわたりますが、「それを如何に加工しやすい状態で保持するか」「情報が増えた場合に違和感なく扱えるようにするにはどうすれば良いか」を考えるのが面白い部分であると感じています。
今後は、DMPとしてより汎用性を持たせ、Meetsだけでなくより幅広い用途に対応したデータ分析の基盤にしていくことを考えています。

2つのシステムで共通していること

上記の通り、基本的には2つのシステムはAWSの各サービスを使って構築されています。
記載したもの以外でも認証周りをAmazon Cognitoを使っていたり、システムをAmazon ECS on Fargate上で動かしていたりします。
また、マネージドなCIサービスを使っていたり、masterブランチへのマージが発生したタイミングでの自動デプロイの仕組みであったり、管理・運用コストを可能な限り下げるようにしています。
そのように、マネージドなサービスを利用しつつ、できるところは自動化を推し進めることで、フルタイムの開発者は私一人という体制の中でも、2つのシステムを運用しながら機能の開発を進めて行くことができています。
特に新規事業では、開発スピードが優先される場面が多々あり、リソースは割くべきところに集中して割ける状況を作っておくことが重要だと感じてます。

さいごに

Meetsでは、“いいサービス”と“いいかたち”で出会える というMeetsのコンセプトに沿って、今後も有意義で効率的な出会いを提供することに注力していきます。
Meetsで開催しているイベントに興味のある方は是非参加していただければと思います。

3日間に渡り取り上げてきた「Eightの3つの新サービス」については今回が最後になります。個人向け名刺アプリとしてだけではないEightサービスと開発の魅力を感じていただければ幸いです。

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