こんにちは。Sansan DSOC R&D 研究員の真鍋です。
この度、2019 年人工知能学会 (@新潟, 6/4-6/7 ) にて、オーガナイズドセッションの招待講演と、ポスターセッションを行いましたので、簡単ではありますが、ご報告致します。
オーガナイズドセッションは計算社会科学研究会が主催している「計算社会科学」というタイトルのセッションでした。 プログラムはこちらです。
かなり人気の高いセッションで、会場は満席でした。
かなりの人数だったので、大変緊張しましたが、弊社の前嶋と二人で、無事に発表を終えました。 発表タイトルは「名刺交換ネットワークは社会科学の未解決問題に迫れるか?」でした。名刺ネットワークデータを分析することで得られる社会科学的知見について、いくつか紹介させていただきました。ここで発表した内容は、それぞれ鋭意論文化を進めており、また別の機会に詳細をご紹介できるかと思います(頑張ります!)。
また、ポスター発表も行いました。 発表タイトルは、「B2B企業ブランド評価と株主価値」です。レジュメはこちらです(実際の発表内容とはだいぶ異なりますが(汗))。このポスターは、野村アセットメント株式会社の中川慧さん, 筑波大学の吉田健一先生との共著となります。 Sansan では BBES という Eight 名刺ネットワークを活用した企業ブランド調査を行っておりますが、本報告はその調査スコアと企業の時価総額の関係について、実証的に分析を行った結果についてです。
いわゆる「人工知能」とはほとんど関係のない発表内容だったのですが、人工知能学会の全国大会の参加者の多彩さと、企業関係者の参加人数の多さに助けられ、興味を示していただける方々に多数巡り会うことができました。ポスター前で手持ち無沙汰になったりすることなく、非常に多くの方とディスカッションを行うことができました。
人工知能学会の全国大会は、参加者のバックグラウンドが非常に多様であることが魅力だと思います。興味関心の近しい人と出会うこともできますし、異分野の方と話すことで、アイディアが広がることもあります。企業ブースも多いため、ビジネス活用のチャンスも、他の学会よりも見つけやすい気がします。
また来年も参加したいので、鋭意、研究を進めていこうと思います。