Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

チーム開発合宿 2024 in 徳島県神山町(レポート編)

こんにちは、研究開発部 Architectグループの辻田です。

今年も神山ラボへ開発合宿に行ってきました!新メンバーも加わり、チームとしては2回目の開発合宿*1です。本記事では合宿レポートを紹介します。合宿で取り組んだ技術的な内容は別記事で出しますので乞うご期待です。

本記事は【R&D DevOps通信】という連載記事のひとつです。

開発合宿の概要

目的

今回の合宿の目的は以下の通りです。

  • チームメンバー変更に伴ってメンバーの親睦を深める
  • Sansan Labsリリースの障壁となる多くの課題を短期間で改善する

リモートワークが中心かつ、チームメンバーも東京と大阪にいるためなかなか全員が集まれる機会はありません。この1年間で新卒や中途のメンバーの加入もあり、オフラインで顔を合わせてチームの親睦を深めておきたいところでした。

そしてSansan Labsで大きめのリリースを控えているため、それまでに障壁となる課題を一気に片付けるために合宿をすることになりました。

スケジュール

2024/2/28(水) ~ 2024/3/1(金) の二泊三日

日付 時間 内容
2/28 -12:00 移動
12:00-13:00 お昼ごはん
13:00-19:00 開発
19:00- ご飯や風呂、自由時間
2/29 09:30-12:00 開発
12:00-13:00 お昼ごはん
13:00-19:00 開発
19:00- ご飯や風呂、自由時間
3/1 09:30-13:00 開発
13:00-14:00 お昼ごはん
14:00-16:00 開発/レビュー
16:00-16:30 片付け
16:30- 移動

場所

合宿場所に選んだのは、徳島県名西郡神山町にあるサテライトオフィスの神山ラボです。わざわざ遠い場所にまで行く理由は次の通りです。

  • 去年、神山合宿で成果を出せた
    • 合宿の成果としてABテストリリースのリードタイムが7.8日から4.5日に短縮した
    • 合宿が含まれるスプリントのポイント消化は1.5倍だった
  • 神山ラボは徳島県の中心部から車で1時間ほどの山奥にあり、自然に囲まれた環境である。年に1度くらいは日常から離れた田舎で集中して作業したい。

1日目

移動

東京組は飛行機、大阪組は高速バスでの移動です。この日は雲ひとつない晴天で、明石海峡大橋も映えていました。飛行機からは綺麗に富士山が見えたようです。

神山ラボに到着

庭には梅の花が咲いていました。春が近いことを感じます。

お昼ごはん

お昼ごはんはラボの近くのうどん屋で食べました。あまりお腹が空いていなかったので小さなうどんを食べましたが、夕方にはお腹が空いてしまいました。

開発

早速作業の開始です。今回は事前にタスクの担当を決めていたため、すぐに作業に取り掛かれました。

この3日間で終わらせなければならないストーリーポイントは19です。直近2ヶ月の平均ストーリーポイントは11.8でしたので、半分の期間で2倍近いストーリーポイントを消化しなければなりません。

夕食の時間までは設計の議論をし、各自黙々と作業を進めていきました。

ご飯や風呂、自由時間

夕食は焼き肉を食べました。チームで同じ網を囲って肉を焼くと、コミュニケーションがより活発になる気がして好きです。 夕食後は風呂に入り、スマブラやマリカをして自由時間を過ごしました。

2日目

起床

朝は早起きしてラボ周辺を走りました。空気が澄んでいて気持ちよかったです。神山は平坦な道が少ないので、ここでトレーニングを積むと強くなれそうです。

開発

2日目は移動時間もなく、丸一日みんな大好きな開発のお時間です。

神山ラボにはペレットストーブがあります。定期的に薪をくべないと火が消えてしまうので、ポモドーロを回して休憩時間の度に薪をくべていました。その名も「薪ポモドーロ」です。とても集中できたのでおすすめです。

お昼ごはん

昼食はラボの徒歩圏内にあるお店で唐揚げ定食を食べました。唐揚げがサクサクでおかずの種類も豊富で美味しかったです。ご飯もおかわりできるので、お腹いっぱいになりました。

開発

昼食後は再び開発に取り掛かります。薪ポモドーロを回して、夕食まで黙々と作業を進めていきました。

2日目の時点でだいたいのチームの進捗が70%前後になりました。このままいけば、3日目には目標のストーリーポイントを達成できそうです。

ご飯や風呂、自由時間

2日目の夕食はおしゃれなお店でいろいろな料理をみんなでシェアしました。お昼に唐揚げを食べましたが、夜も唐揚げをたくさん食べました。唐揚げは美味しいですね。

ラボに戻ってからはプログラミング言語かるたをしたり、大富豪をしたりして少し夜ふかししました。

3日目

起床

前日に夜更かしをしてしまったため、この日の朝は走りにいく時間はありませんでした。寝不足気味ですが、鳥のさえずりを聞きながらの目覚めはとても気持ちが良かったです。

朝食後はチームで進捗共有を行い、最終日の作業に取り掛かりました。

開発

最後の追い込みです。各自が担当しているタスクを終わらせるために、集中して作業を進めていきました。

全員が集中して作業していたため、この日の昼食は少し遅れてしまいました。

お昼ごはん

神山の食材を使ったランチを食べました。ここ数日野菜不足だったので、野菜がたくさん入った料理はとても美味しかったです。

開発/レビュー

昼食後は各自残りの作業を終わらせ、レビュー会を行いました。合宿中に出たプルリクエストを修正して、どんどんマージしていきました。

最終的にすべてのプルリクエストはマージできませんでしたが、残りは簡単な修正なので後日対応することにしました。

この時点の消化ポイントは11でした。約3日間で約1週間分のポイントを消化できたので、上出来ではないでしょうか。合宿終了後に残り全てのプルリクエストをマージしたので、無事にリリースを迎えられそうです。

片付け

最終日なので、みんなで協力してお布団や部屋の片付けを行いました。最後の日はいつも以上に時間が経つのを早く感じます。

移動

以上で全日程を終えて、神山町を後にします。現地解散なのでラボで集合写真を撮りました。

おわりに

やはり神山には何もない田舎ゆえの集中力を持続できる環境があると思いました。東京、大阪からのアクセスはお世辞にも良いとはいえず、近くにコンビニもありません。だからこそ、集中を維持でき、気分転換に一足外に出れば自然の空気で一気にリフレッシュできるため、とても良い環境でした。

また、チームメンバーとの親睦を深められたので、合宿の目的を達成できたと思います。

Architectグループでは一緒に働く仲間を募集しています。

R&D MLOps/DevOpsエンジニア



20240312182329
20240315190344

*1:前回の合宿記事はこちらです。

© Sansan, Inc.