新年明けましておめでとうございます。
CTO の藤倉です。
みなさま、2020 年の新年はいかがお過ごしでしょうか。今回の年末年始は 9 連休という稀に見る大型連休となり、日頃の疲れをゆっくりと癒した方、長期の旅行をされた方、最大の寝正月を過ごされた方(私はこれ)などいらっしゃるのではないかと思います。
お休みもあけたところで、2019 年を振り返り、2020 年に成し遂げたいことを書いてみたいと思います。
2019 年の振り返り
以下の記事は 2019 年の年初に書いたものです。
改めて読み返し、会社として、できたこととできなかったことがあります。一方、自分自身の成果という観点で言えば 40 点程度だったかなと思います。惨憺たるものです。
私個人の昨年の振り返りとして反省するのは、会社の状況や周囲で巻き起こる出来事を意識しすぎるあまりに目線が足下に行きすぎ、ボトムアップ的な思考の割合を増やしすぎたことにあります。CTO の任を全うするためには、全てとは言わないものの、視点を未来に置いて創造していく姿勢が大切であると痛感した一年でした。CTO 就任からまずは基礎固めとしてボトムアップで進めたものが形になるのと並行して、会社や事業の状況を認識し、それに伴って自らの目線と時間の使い方を未来志向に調和させていくべきであったと振り返ります。
2020 年に向けて
学びを得るためには過去の振り返りは重要ですが、くよくよしてばかりいる暇などありません。元気よく 2020 年に向けて想いを馳せていきましょう。
昨年、特に後半に私自身が感じていたのは Sansan という会社が出せるスピードの変化です。6 月には上場をしました。エンジニアの数も増えて、事業の幅も広がりつつあります。組織としての成熟度も一段レベルが上がりました。何かこう、Sansan という会社のエンジンのサイズが一回りも二回りも大きくなったような感覚です。アクセルを踏むと、それはもう強い力で前進します。
この会社で CTO としての役割を担うには、私自身が進化し、この高性能なエンジンをしっかりと乗りこなさなければなりません。
起こすべき変化
この一年もまた、これまで以上に激動の一年になることを想像しています。その中で私が CTO として、どういったことを実現していきたいのか。今年、会社に起こしていく変化について、書いておきます。
アーキテクチャ刷新
これは残念ながら昨年中に達成することができませんでしたが、昨年末頃から改めて計画を練り直しているところです。計画の完成度を上げて、今年こそは間違いなく実現させたいと思います。Sansan や Eight、それ以外の事業においても様々な革新が起こるはずです。それを技術で牽引していきたい。事業に貢献するエンジニアリングから、事業を創るエンジニアリングに変えていく年であるとも言えそうです。
グローバル開発の強化
昨年は国内にグローバル開発チームを立ち上げ、国外事業向けのバックログに対応する体制ができました。今年はその取り組みをさらに発展させていくことを検討します。国外開発拠点の立ち上げなども視野に入れながら形にしていきたいと思っています。国内外の開発チームが有機的に繋がり、それぞれが自律的に開発を行っている姿を想像しています。そんな組織で開発されているプロダクトは相当強いものになるはずです。想像するだけでわくわくしてしまいます。
技術での事業リード
技術は人やお金とともに、非常に重要な経営資源です。技術の面から会社を発展させる取り組みを進めたいと思います。昨今は技術の進化が早いだけでなく、ハードウェアからソフトウェア、ネットワーク技術など、いたるところで技術的進化が起こっています。世の中の潮流を見極め、そこから新たな可能性を見出していきたいところです。これまでの延長線上にはない、非連続な変化を Sansan という会社の中に作っていきたいと思っています。
挑戦の年
Sansan は今、今後の大きな成長に向けた大きな進化のタイミングにあります。この瞬間に CTO として技術を統括する立場にいることにわくわくすると同時に、気が引き締まる思いです。私自らが進化することによって、ここに記したことをしっかりと実現し、Sansan として次のステージに駆け上がっていきたいと思います。
今年はこれまで以上に大きな変化を起こせそうな予感がします。今から楽しみでしかたありません。