こんにちは。Sansan Tech Blog 編集部です。
毎年10月27日から11月9日が「読書週間」とされていることはご存知でしょうか。1947年から続いており、前身となるイベントは1924年に興っていたそうです。
Sansanのエンジニアたちは、社内制度「Geek Seek」を活用しながら日々多くの書籍を読んでいます。*1
2022年9月の書籍購入数はエンジニア全体で80冊ほどでした。
そんな読書量の多いエンジニアたちに、読書週間に合わせおすすめ本を3冊ずつ選んでもらいました。
本記事では執行役員 / VPoEの西場と7年前からリモートワークという働き方を模索していた Strategic Products Engineering Unit 部長の岩下によるおすすめ本を紹介します。
本の感想だけでなく、どんな方におすすめなのかも聞いていますので、ご自身に当てはまる本があったらぜひ参考にしてみてください。
おすすめ本
HIGH OUTPUT MANAGEMENT 人を育て、成果を最大にするマネジメント
HIGH OUTPUT MANAGEMENT | 日経BOOKプラス
執行役員 / VPoE 西場より
私のマネジメントの基本になっています。マネジメントの基本は成果を大きくすることです。巷には色々なマネジメントのテクニックや運営手法が溢れていますが、それらは一つの手段でしかありません。何かあると今でも読み返しています。
こんな人に読んでほしい
・マネジャーが何をすべきかを悩んでいる
・メンバーのパフォーマンスを上げたい
Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR
Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) | 日経BOOKプラス
執行役員 / VPoE 西場より
目標設定はマネジャーが成果を大きくするための有力な手段の一つです。ただ目標設定はシンプルなツールであるものの上手く使うのが難しいです。OKRを導入していなくても、真剣に目標設定に取り組むために必要なエッセンスが詰まっています。
こんな人に読んでほしい
・OKRを導入しているが上手く成果に繋がっていない
・目標管理の仕組みをアップデートしたい
失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織
失敗の科学 | ディスカヴァー・トゥエンティワン - Discover 21
執行役員/VPoE 西場より
最初から凄い組織は存在せず、組織として常に試行錯誤をしながら改善を繰り返すしかありません。組織して失敗から学んでいる事例を知ることで学習する組織であることの価値を理解できます。
こんな人に読んでほしい
・組織を改善していきたい
・データドリブンで改革をしたい
マネージング・フォー・ハピネス
Strategic Products Engineering Unit 部長 岩下より
マネジメント3.0を学びたく手に取った一冊。フルカラーで読みやすく、すぐに日常で実践してみようと思える内容ばかりです。「この本の執筆にあたって、傷つき苦しんだマネージャは一人もいませんのでご安心ください。」の導入から一気に読みました。
こんな人に読んでほしい
・マネジメントの一歩目を踏み出した人
・小気味良いマネジメントのためのエクササイズが知りたい人
・チームのエンゲージメントを高めたい人
ライト、ついてますか 問題発見の人間学
Strategic Products Engineering Unit 部長 岩下より
前職の上司に紹介してもらったワインバーグ博士の有名な著書の一つ。問題は解くより発見する方がずっと難しく、ずっと面白い。エンジニアとして、マネージャーとして、問題の本質を見極めるヒントを与えてくれました。
こんな人に読んでほしい
・問題を観測する観点を増やしたい人
・新規事業開発など新しい物事にチャレンジする人
強いチームはオフィスを捨てる
強いチームはオフィスを捨てる ジェイソン・フリード(著/文) - 早川書房 | 版元ドットコム
Strategic Products Engineering Unit 部長 岩下より
コロナ禍なんて影も形もない7年前にサテライトオフィスでリモートワークをしながら読み耽りました。リモート前提の採用やマネジメント、情報格差への向き合い方などをシンプルに伝えてくれる一冊です。
こんな人に読んでほしい
・リモートワークを導入したい人
・リモートワークで今後働きたい人
・リモートワークで既に働いている人
今回おすすめ本を聞いたメンバー
西場 正浩
執行役員/VPoE(Twitter:@m_nishiba)
大手IT企業で機械学習エンジニア、プロダクトマネジャー、事業責任者を務めた後、2021年7月にSansan入社。現在はVPoEとしてエンジニア組織の整備と強化を担う。
岩下 弘法
Strategic Products Engineering Unit 部長
徳島県神山町にあるサテライトオフィス「Sansan神山ラボ」でのリモートワーク経験を経て、2019年からは京都の「Sansan Innovation Lab」にて勤務。現在は拠点やプロダクトを跨いで、約30名のエンジニアリングマネージャーを担う。
おわりに
お読みくださってありがとうございました。
本企画は全三回を予定しています。二回目、三回目の記事も近日公開しますのでお楽しみに。
Sansanの技術本部にご興味をいただいた方は、ぜひこちらもご覧ください。
sansan-engineering.com
11/9追記:第二弾および第三弾も公開しました!
buildersbox.corp-sansan.com
※ 11/14改稿
*1:【Geek Seek】エンジニアやデザイナーなど専門的な技術・知識を必要とするメンバーの学習を支援する制度。書籍やツール、勉強会などの費用が補助される(対象ごとに上限金額を設定)。