Sansanプロダクト開発部・基盤チームの加畑です。
Sansanプロダクト開発部には、現在約120名のメンバーが所属しています。その中で、私が所属する基盤チームは6名のメンバーで構成されており、データアクセスや認証、メッセージング基盤、CI等開発環境やリリースプロセスなど、アプリケーションの基盤に関わるプロジェクトを主に受け持っています。
担当領域の性質上、システムのレガシー化に向き合う機会が多いです。私を含め複数のメンバーが、常に何かしらレガシー改善に関わるプロジェクトを進めている状況です。昨年の10月に、私が担当したいくつかのプロジェクトについて、レガシーシステムのおそうじという記事でご紹介しました。4月にはレガシー改善に関する勉強会を開催し、はてなさんやYahooさんとも交流することができました。楽しかったです。
前回記事と勉強会では、「レガシー改善のプロジェクトをうまく進めるにはどうすればいいか」という観点で、「計測」「分解」「合意」という言葉を使って整理してみました。そこで今回は、単発のプロジェクトの進め方から少し視野を広げ、「プロダクト及び組織が成長していく中で、レガシーシステムとどうつきあっていけばいいか」という観点で考えてみます。その上で、最近実施してきたレガシー改善の事例についてご紹介します。
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