Sansan Builders Blog

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ボドゲで学ぶプロジェクト管理

こんにちは。Sansan事業部プロダクト開発部の光川です。関西支店で勤務しています。

Sansan Advent Calendar 2019 の8日目の記事を担当します。 adventar.org

この記事では、プロジェクト管理が学べるボードゲーム「プロジェクトテーマパーク」を何度か遊んでみた時に得た学びを紹介します。

What's プロジェクトテーマパーク?

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プロジェクトテーマパーク はプロジェクト管理を学ぶためにヌーラボ様が開発したボードゲームです *1。 チームで協力してアトラクションを建築し、期日までにテーマパークの完成を目指します。

参加定員数は3~5人で、各々にロール(新人やマネージャ等)を割り当てます。 ゲームでは予定されたアトラクションを納期内に建築せねばならず、月の初めに今月どれだけのアトラクションを建築するか、チームで相談して見積りを立てます。そして、月末には見積りの通りに作業が進捗したかどうかを確認します。これを通常6回(6カ月間)繰り返します。

ゲームをクリアするためにはアトラクションの建築だけでなく、メンバーのやる気管理やスケジュール調整(計画的な有休取得)等も必要になります。

遊んでみてどうだったか?

結論から言うと・・・、とても楽しく勉強になりました

ゲームの難易度がちょうど良く、全員がちゃんと協力しないとクリアできないため、チーム一丸となって目標に立ち向かう一体感が楽しめます。

また、下記のような点が面白いボードゲームだと思います。

  • 見積り・バーンダウンチャート・メンバー管理等の要素を盛り込んだゲームなので、自然とプロジェクト管理に必要な感覚が得られる
  • 1回のプロジェクトが1時間程度なので、気軽に「遊ぶ→ふりかえる」のサイクルが回せる
  • ゲームを通じて参加メンバーの個性(性格、物事に取り組む際の癖、価値観など)を知ることができる

ボードゲームを通じて得た学び

このボードゲームを何回かやってみて、私が学んだことをいくつかご紹介します。

情報共有の大切さ

このゲームでは、各自「やる気カード」を手元に持ちます。 アトラクションの建築を成功させるためにはやる気が必要で、カードに書かれている数値が重要なのですが、他人に見せてはいけません。

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やる気カードの重要性に気づいたプレイヤーは、チームメンバーとやる気の情報共有を始めます。

  • 見積りフェーズのたびに、しっかり会話をしてお互いのやる気を確認するチーム
  • 会話+やる気カードを机の上を並べて、常に残りのカードの枚数が目視できるように工夫をするチーム
  • お互いのやる気をほとんど確認することなく見積りを行い、阿吽の呼吸でクリアするチーム

情報共有の手段や粒度は、チームにより異なりました。 一つの正解があるわけではなく、メンバー同士の関係性に合わせて、その時々で適切な手段を選べると良いと感じました。

マネージャーの存在感

チーム内に「マネージャー」のロールが存在することで、クリア難易度が段違いに下がることに気づきました。 (ロールはランダムに決めるため、チーム内にマネージャーが居るときと居ないときがあります。)

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しかし、マネージャーが自身のスキルを活用せずに、1人のプレイヤーとしてゲームに参加してしまうと、居ても居なくても同じような結果になってしまったので、 次のような行動をマネージャーが意識できるかどうかが、このゲームの鍵なのではないかと考えました。

  1. メンバーに状態をヒアリングしてチーム全体の状況を把握する
  2. 上記の材料を元に、ゴールを意識して必要な行動を逆算する
  3. 必要なタイミングでメンバーのやる気を管理する(他のプレイヤーにやる気カードを渡す)

スキルを活用しているマネージャーがチーム内に居ると、マネージャー不在チームと比べて、クリア難易度が格段に下がりました。

個性を活かしたマネジメント

声の大きい人やゲームの得意な人が場を仕切ることが多かったのですが、色んな人のプロジェクト管理が見たくなったので 「マネージャーのロールになった人がチームに指示を出し、メンバーはその指示に従う。」というルールでロールプレイをしてみたことがあります。

その時のマネージャー2人には、次のような差分がありました。

名前 強み 弱み 遊んだあとの感想
Aさん 分析・判断がとても得意。 一人で何でも決める癖があり、時には強引に状況を動かそうとする。 困難なプロジェクトのクリアは出来たが、メンバーの納得感が△。なぜこの行動が必要なのかを他人に伝える努力が不足しているのかも、という課題に気づいた。
Bさん コミュニケーションをたくさん取る。細かく情報収集をする。 分析に苦手意識をもっており、自分の判断に自信が持てない。 自分が苦手なこと(分析)をメンバーに曝け出すことで、助言を貰い、なんとかクリア。チーム内で苦手なことを共有して、助けを求めることの大切さを体感した。

タイプの異なる2人を見ながら、100点満点が取れるマネージャーでなくても 自身の責務を自覚し、やり方を工夫すれば、チームにとってプラスの存在になれるということを体感しました。

マネージャーの役割

ゲーム内のマネージャーのスキルである「やる気を他のメンバーに渡せる」ことを「メンバーを支援する」ことに置き換えると、 実際の組織・プロジェクトにおけるマネージャーについても、同じことが言えるのではないでしょうか。

例えば、以下のような具合です。

  • 「メンバー支援」のスキルを活用できるマネージャーがチーム内に居ると良い
  • マネージャーが適切なタイミングで「メンバー支援」出来ると、困難なプロジェクトであってもやり遂げることができる
  • マネージャー自身が作業を持たない方が、結果的にチームが機能することが多い

ふりかえりは大切

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プレイすることに夢中になってしまうくらい面白いゲームですが、ふりかえりを行うことでより多くの知見を得ることができました。

ふりかえりに十分な時間が取れない場合、良かった点 / 悪かった点を一人1つ挙げるだけでも大丈夫です。 体験が新鮮なうちに考察することで、実際の業務に紐づけた学びが得やすくなりました。

新人さんと一緒にやるのもオススメです

新人さんを交えてゲーム遊んだ時のことを、宮崎さんがブログに書かれています。 私はこのブログを読んで、ボードゲームに興味を持ちました。 buildersbox.corp-sansan.com

最後に

このボードゲームを通じて、プロジェクト管理について楽しみながら様々な気づきを得ることができました。

みなさんも機会があれば、是非このボードゲームで遊んでみませんか?

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*1:2019年12月現在は販売されておらず入手困難です。ヌーラボ様 再販期待しています。

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