Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

4社合同「サーバーサイドエンジニア採用説明会」から、Sansanのサーバサイドエンジニアについてのご紹介

こんにちは。Sansan Tech Blog 編集部です。

2022年7月27日に、LINE社・SmartHR社・freee社・Sansanの4社合同「サーバーサイドエンジニア採用説明会」がオンラインにて開催されました。

この記事では、登壇した加畑(技術本部 Sansan Engineering Unit / テクニカルリード)の登壇資料をもとに「Sansan」のサーバサイドエンジニアの仕事や働く環境、現在の課題などをご紹介します。


当日の様子も公開されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

youtu.be
sansan.connpass.com

Sansanのサーバサイドエンジニアについて

speakerdeck.com

Sansanが提供するサービス

Sansanでは、人と企業にかかわる出会いをビジネスチャンスにつなげるデータベースとして、複数のプロダクトを提供しています。

その中で、今回は社名にもなっている「Sansan」についてご紹介します。

開発環境

全てのプロダクトのエンジニアが技術本部に所属しています。
その中にある「Sansan Engineering Unit」が「Sansan」を開発する組織です。メンバーは約50名で、さらにいくつかのグループに分かれています。


開発プロセス

開発プロセスは、紆余曲折を経たのち、現在は「作るべきものを見極めて、確実に作る」ということを重視したプロセスに落ち着いています。

まず企画から始まり、おおまかな要件を決めます。
それをリファインメントという場に持っていきます。ここでは、企画の内容をエンジニアがレビューします。全エンジニアが任意で参加し、自由に発言できます。
リファインメントを通過したプロジェクトは、アーキテクトによる大まかな方向性の検討を経て各チームにアサインがあり、開発に入ります。

プロジェクト

前四半期では、新規機能開発:約15件、既存機能改善:約15件、技術改善:約20件、運用改善:約10件 など、大小合わせて約60のプロジェクトを行いました。*1
最大限のパフォーマンスを出せるように、プロセスを含め日々改善をしています。

技術的課題

フレームワークの移行

.NET Framework から .NET へ移行するために、仕様と実装の整理も兼ねて再実装を進めています。

バックグラウンド処理の刷新

「Sansan」は15年ほど続く*2サービスです。そのため、古くから残る多くのバッチアプリケーションがあります。これを運用上の課題に対してメッセージング処理に移行しています。
そのトレードオフとして設計の制約が強まる中で、適切な設計をして再実装し、システム全体の可用性を向上していくことが求められています。

データアクセスの性能改善

「Sansan」は企業毎にデータベースを振り分けています。企業によってデータの傾向が異なり、最適なクエリ・実行計画も異なります。
今後さらにサービスをスケールさせるために、抜本的な対策が必要となります。

「課題発見」という課題

ほとんどの課題はぼんやりしており、明らかなものばかりではありません。そこで、課題を自ら発見し、仮説検証してステークホルダに説明できるというような、プロダクトを前に進める力が求められます。
プロダクトと組織が成長してきた今、「Sansan」はそのようなフェーズにあります。

Sansanプロダクト開発の魅力

名刺というユニークな切り口から市場をつくり、10年以上リードし続けてきたという自負があります。その上で、新たなチャレンジもしていく土壌があります。
また、既存の仕様や設計と整合して改善・開発を進めるなど技術的な難易度が高いフェーズにあり、技術でサービスの成長を後押し・リードしながら、エンジニアとしても成長できる環境があります。

仲間を募集しています

2022年8月現在、以下の職種をオープンしています。*3

テクニカルリード/アーキテクト[Sansan]
WEBアプリ開発エンジニア[Sansan]

ご興味を持っていただいた方はこちらよりご確認ください。

おわりに

この記事では、4社合同「サーバーサイドエンジニア採用説明会」での登壇資料をもとに、「Sansan」のサーバサイドエンジニアについてご紹介しました。少しでも興味を持っていただければ幸いです。

Sansanのエンジニアリング周りについては、TwitterSansan Engineeringでも日々情報を発信しています。ぜひご注目ください。

*1:具体的なプロジェクトについては資料の15枚目〜17枚目をご確認ください

*2:最初は「Link Knowledge」という名称でした

*3:タイミングによりクローズしていることもありますのでご了承ください

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