- はじめに
- プロダクトの競争力である「データ化」
- エンジニア集団の中のマイナー組織、4つの「Operations Group」
- データ化オペレーションスペシャリスト「Operations Group」
- Operationsの世界へ!
はじめに
Digitization部 Operations Groupの三原です。
今回は、エンジニア組織であるSansan技術本部の中で、非エンジニア(ビジネス職)メンバーによって構成されているDigitization部の中にある4つのOperation組織・グループについて紹介します。
採用市場でも徐々に注目度が集まっているOperation(以下、Ops)職。私たち技術本部のOps職は、世の中にあるOps職の中でもかなりユニークな役割・ミッションを持っていると感じます。
- 事業を共に推進する強い仲間を増やしたい
- SansanのOperations組織を知ってもらいたい
そんな思いで書いています。
プロダクトの競争力である「データ化」
Sansan、Bill One、Contract One、Eight、Data Hub...
Sansan社が提供するサービスはいずれも「データ」がないと話になりません。
「データ化」はプロダクトのコアな機能・価値であり、それを統括しているのがDigitization部です。
事業フェーズにあわせて、QCD(Quality・Delivery・Cost)を高水準でバランスさせることをミッションとしており、創業当初から向き合ってきた名刺データ化については、世界一を語れる仕組みになっていると自負しています。
エンジニア集団の中のマイナー組織、4つの「Operations Group」
Sansan技術本部は約90%がエンジニア職のメンバーで構成されている組織であり、ビジネス職のメンバーはかなりマイナーです。
自らプログラミングはしませんが、エンジニア・研究員のメンバーと共にプロジェクトや運用を行います。
2024年5月に組織編成を経て、今4つのオペレーションに向き合うグループがあります。
Operations Group
名刺、請求書、契約書、企業データ、人物データのデータ化業務
データ化オペレーション領域を担う
Scan Operations Group
名刺、請求書のアナログデータのスキャニング業務
物理オペレーション領域を担う
Global Operations Group
国外の名刺、請求書、契約書、企業データ、人物データのデータ化とスキャニング業務
グローバルオペレーション領域を担う
Operations Platform Group
国内外すべてに関わるデータ化・物理スキャンに関するヒューマンリソースの管理
全体のオペレーションや組織にレバレッジを効かせる役割を担う
データ化オペレーションスペシャリスト「Operations Group」
オペレーションのスペシャリストはスーパーゼネラリストでもあると思っているのですが、Operations Groupが担う役割は幅広く、担当するサービスのフェーズやプロジェクトによって、必要なスキルが大きく異なることもあります。
- オペレーションフロー・エントリーフロー・KPIの設計や改修
- 事業計画・稼働計画の策定
- QCD運用業務と改善 など
運用業務でも、KPIをモニタリングしつつ数字から現在のデータ化状況を理解しながら、何を・いつ・どう動かすべきかを判断し、最適な稼働状態を作る。
アクションプランごとにQCDへの効果・影響を加味し、早い・安い・うまいデータをプロダクトに届けることが日々の業務です。
そして大小ありますがオペレーションを作る・改修することも日常的です。
対象となるデータの特性やプロダクト要件・データ化におけるシステムや自動化ロジック・データ化に関わる人の特性を掛け合わせて、最適なデータ化の仕組みやオペレーションフローを設計・運用・改善していくのですが、これが難しくて面白い。
Digitization部が扱うシステムはデータ化・スキャニングオペレーションが軸であり、エンジニアや研究員との距離も近いといこともあり、データ化システムの概要設計から Operationsメンバーが中心になって構築・改善をリードする経験ができることも大きな魅力の一つです。
良しあしあると思いますが、現在PdMという職種はDigitization部に存在しないので、全員が改善アイデアを出し、能力や志向があれば誰でも設計・改善をリードする経験が得られる環境です。
Operationsの世界へ!
100人いたら100人が同じ結果を出せる仕組みを作る。1秒でも早く0.1円でも安く。
今、この環境はOpsという職のど真ん中だと感じています。
全ユーザーが利用する「データ化」機能の運用とその改善は責任・インパクトも大きい仕事です。
冒頭、世界一と豪語した名刺データ化でもなおやりたいことはたくさんあり、Bill One・Contract One は伸びしろだらけです。
人物データ、企業データが持つ可能性は無限であり、その価値を最大化させられるのも私たちの組織です。
データ化領域でプロダクトをリードし、提供するサービスをビジネスインフラにしていく。
共に実現してくれる仲間を募集中です!
Sansan、Bill One、Contract One など、それぞれ特有のデータ化やオペレーションの面白さについても紹介させて頂きますので、お楽しみに。