この記事は、Bill One 開発 Unit ブログリレー2024の第12弾になります!
はじめましての私
技術本部 Bill One Engineering Unitの杉田です!
名前が允(あたる)なので、周囲からは「あたるん」と呼ばれております!
元々エンジニアとしてSansan株式会社に入社した私は現在、エンジニアリングマネジャーとして事業や組織に関わる傍ら、PdMから案件の一部においてプロダクトマネジメントを委譲されています。
そのため今の私はエンジニア、エンジニアリングマネジャー、プロダクトマネジャーという3つの役割を担いながら、日々プロダクト開発と向き合っています。それぞれの役割で異なる視点や課題に直面する中で学びや気づきも多くありました。本記事では、それぞれの役割での考え方や重要視しているポイントについてお話しします!
プロダクト開発における3つの私
エンジニアの私
エンジニアとしての私は「いかに素早く顧客に価値を届けるか」を最優先に考えています。その中で、課題解決の設計や実装方法(How)に特に重きを置いています。もちろん、「なぜこの課題に向き合うのか?」(Why)も常に意識していますが、それを踏まえた上で、どのように解決に導くかを考えることが重要だと考えています。
最近は設計や実装に直接携わる機会が減ってしまいましたが、リファインメントやプランニングといった開発イベントの場ではいちエンジニアとしてフラットな関係を意識し、率直な意見を発信することでチームの意思決定を促し、開発を前に進める一助であろうと意識しています。
エンジニアリングマネジャーの私
エンジニアリングマネジャーとしての私の主な役割はBill Oneの成果を最大化させることです。
特に、請求書の発行業務、戦略的事業、認証基盤開発を担うチームとの関わりが強く、それぞれ異なる課題に取り組むエンジニアチーム、及びメンバーの支援をします。
私はメンバーのモチベーションを高めることが成果を最大化する鍵だと考えており、1on1などを通じてメンバーの課題や目標を深く理解することを心がけています。その上で、意思決定が必要な場面では、組織や事業全体の視点から判断し、スピーディーに行動するようにしています。
時にはドラスティックな判断を要することもありますので、極力情報をオープンにしフィードバックを貰う姿勢は忘れません。
プロダクトマネジャーの私
プロダクトマネジャーとしての経験は、私にとって新しい視点を得る貴重な機会となりました。
これまで何となく見えていた顧客課題や営業戦略といった開発組織の外の世界がより解像度高く見えるようになり、Why(なぜ作るのか)やWhen(いつ提供するのか)など、How以外の視点がより重要になりました。
そのうえで、プロダクトのスコープをどこまで広げるか、どこに注力しないかを判断することは非常に難しいものです。しかし、この判断が関係者の動きに直結するため、迅速かつ適切な意思決定が必要不可欠だと感じています。
学びをまとめる私
それぞれの役割を通して得た共通する学びを最後にお話します。
大事なのは意思決定とスピード
複数の役割を兼務する中で痛感しているのは、「意思決定」と「そのスピード」の重要性です。特に、兼務者として多くの場面でステークホルダーとなる私にとって、意思決定が遅れることは周囲を鈍化させる最大のリスクです。
プロダクト開発を止めずに少しでも早く前に進めるためには、その場その場で適切な判断を下し、迅速に行動することが求められます。
自律的であるか
一方で、すべての意思決定を自分が担うのは現実的ではなく、むしろ避けるべきだと考えています。
役割が広がるほど、意思決定の打席数は増えます。これらすべてに対応しようとすると、自分がボトルネックになりかねません。
不器用な私には到底不可能です。
そのため、チームや関係者が自律的に意思決定できる状態であるかどうかも非常に重要になってきます。
持っている情報を共有し合い、各々自らの判断で行動できる状態であれば私の意思決定を待たずに物事は前に進みます。
取り戻せない失敗はない
これまでの経験を通じて感じるのは、「取り返しのつかない失敗はほとんどない」ということです。
重要なのは、失敗を恐れるあまり意思決定が遅れることを避け、必要であれば修正を加えながら前に進む姿勢です。
宣伝する私
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