Sansan Tech Blog

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iOSDC2019 -アマゾネスはじめての登壇-

アマゾネスでございます。先日iOSDCというiOSのカンファレンスでLTさせていただいたので、そのお話をしようと思います。
本ブログでは登壇内容の詳細解説などはありません。資料を記載させていただきます。

iOSDCとは?

iosdc.jp


国内では数少ないiOSデベロッパー向けの大型カンファレンス。
今年はついに参加者1000人を突破して過去最高の参加人数だったようです。
そんな大舞台で、登壇させていただきました。

はじまり

某日。同じチームのH氏がこんな事を言い始めた。

「今年はチーム全員でiOSDCのプロポーザルだしましょう」

iOSDCは「ITエンジニアが、技術的なノウハウを共有するためのイベント」であるため、トークスピーカーを公募します。
誰でもプロポーザル(こんなトークしますという企画)をだすことができ、採択されたら登壇できます。プロポーザル | iOSDC Japan 2019 #iosdc - fortee.jp


私はプロポーザルというものを生まれてこのかた出した事がなく、H氏が出してみようという提案をしなければ、人生でプロポーザルを出すことはなかったでしょう。
チームのメンバーに「こんなこと実装してたから、この内容で出してみたら?」という助言をうけ、とりあえず提出しました。

まさかの採択

私の中で「プロポーザルをだす」というのも初めての挑戦であり、なかなかの経験だったので「採択」ということには全くフォーカスしていませんでした。
そして、その日は唐突にやってきました。


アマゾネス:(なんかメールきたな。)
題名「iOSDC Japan 2019: トーク採択のお知らせ」


メールがきたタイミングでは状況がよくわかっておらず、「おぉ!」程度の正直イマイチなリアクションでした。
とりあえず、Slackで誰か採択されたか問いかけしたところ、どうやらリーダーK氏が採択された模様。
だんだんと実感が湧いてきて怖くなり、しばらくチームメンバーには自分が採択されたことを秘密にしていました。

スピーカーディナー

チームメンバーにも採択されたことを無事白状し、八月某日に東京で行われたスピーカーディナーに参加しました。
私は大阪に住んでいるので交通費どうしよう...と思い悩んでいましたが、
弊社VPoEにおねだりしたところ「しっかりアピールしてこいよ!!」と快く交通費と宿泊費を会社から出してもらえることになりました。良い会社ですね😀

スピーカーディナーではどんなトークをするのか1分間スピーチを行いました。正直泣きそうになるぐらい緊張しました。
なぜそこまで緊張したかというと、会場にはTwitterでよくお見かけする有名なデベロッパーさんがわんさかいらっしゃったからです。
すごい空間でした。

資料作りと練習

資料作りと練習は、他のイベントで登壇するときとそんなに違いはありませんでした。
資料を作らなくちゃと一ヶ月前に思い始め、二週間前に「まじでヤバい」と悟り、頑張り始めるパターンです。
5分間LTなので、大体の資料を作った後は、内容を削る作業と、時間内に話す練習をひたすら頑張りました。
会社、お家、餃子屋等で、沢山の人に聞いてもらいました。お付き合いいただいた方、本当にありがとうございました🙏

いざ、東京へ

ついに迎えたiOSDC初日。
大阪から東京へ向かう新幹線の中、Twitterで事前資料(ブログ)を公開するスピーカーの方を発見。
5分間のLTということもあり、内容が伝わるかどうか不安があった私は...


早速書くことにしました。

....そして、静岡駅をすぎるころ完成。乗り物酔いの辛さも頂点に達しました。


登壇内容の概要を記載していますので、スライドをご覧いただく前にぜひこちらもご覧ください。

iOSDC Day1.本番前

私の出番は夕方ということもあり、その日の午前は別のスピーカーの方のお話をじっくり聞こうと思っていました。が、正直緊張で全然集中できませんでした😭
お話を聞いていると、ふとした瞬間に
「数時間後は自分がそこに立って発表するんやで」
ともう1人の自分が耳元で囁いてくるわけです。緊張しますよね。
そうなったらもうどうしようもないので、とにかく良いイメージのイメトレと深呼吸して心落ち着けました。

iOSDC Day1.そして迎えた本番

突然ですが、皆さんは呑気症(空気嚥下症)というのをご存知でしょうか?


大量の空気を呑み込むことによって、胃や食道、腸に空気がたまり、引き起こされる症状のことです。その結果、ゲップや腹部膨満感、ガスなどだけでなく、胸焼けや上腹部痛などの症状がみられることもあります。*1


本番30分前、私は自分が登壇する会場の一番後ろの席に座って、リーダーK氏の登壇を見守っていたのですが、なぜかゲップが止まらない。
咳するふりして三回ほどゲップしました。前に座ってた方、本当にごめんなさい。
後々調べたところ、緊張のあまり呑気症になっていたようです。とにかく、ヤバイぐらい緊張していたということです。


そして、本番。
speakerdeck.com

...やりきった🙌

発表終わった直後に、プロポーザルを出そう!と提案してくれたH氏が「完璧っす!」とかなり大きめな声で言ってくれて、あぁよかったと安堵し、ちょっとぬるくなったバドワイザーを飲みました。炭酸が凄く沁みた🍺

おわりに

私はとても人前で発表することが苦手です。非常に緊張します。
ですので、iOSDCで登壇するということはとてつもない挑戦でした。

ただ、登壇するということは、自分のためになります。
発表する技術に対してとても詳しくなりますし、沢山の繋がりができます。
ですので、今回は頑張って挑戦してよかったです。

また、今回一番深く感じたことがこちら。


iOSDCでは本当に良い経験をさせていただきました。
この夏の思い出は、これからのエンジニア人生の糧となっていくことでしょう。

iOSDC関係者の方、大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

アマゾネスからの報告は以上となります。
Thank you for reading✨

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登壇前ガチガチに緊張する様子。
J氏談「1周回って自信に満ち溢れてるように見える」

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