DSOC Infrastructure Groupの大澤 です。
前回の記事でトレーニングジムに通う話をしましたが継続しています。成果としてベルトの穴が2つ締まりました。今年の終わりには昔のスリムな体型になっていることでしょう。
2月29日、3月1日に開催される予定だった技術書典8に「Sansan技術書典部」としてサークル参加する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になってしまいました。
とても残念でしたが、運営側のご尽力により、オンラインの技術書典 応援祭が3月7日から開催されることになりました。私たちもこの「技術書典 応援祭」に参加します。
サークル紹介および頒布本について
Sansan技術書典部からは3部出します。1冊は共著、2冊は単著です。共著の「Sansan Builders Book」は40部程度ですが物理本も販売する予定です。
Sansan Builders Book
共著は「Sansan Builders Book」というタイトルです。AWSやエディタといったテックな内容から勉強会開催ノウハウ、エンジニア採用とSansanのものづくりを支える人たちによって執筆されています。
コンテンツは次の4つです。
- 採用担当からみたエンジニアの転職事情
- 小規模勉強会のためのリスト
- これまで使ってきたオススメエディタアプリ・サービスの紹介
- AWS FireLens入門
採用担当からみたエンジニアの転職事情
エンジニアから採用担当に転身し、エンジニアの転職事情が想像以上に複雑だったのでその内容を書きました。転職を考えているエンジニアの方、あるいはエンジニア採用担当の方、ぜひご一読ください。
エンジニア*1から人事部に異動という異色の経歴をもつ高橋洸 (@tkrtkhsh)が執筆しました。
今のエンジニア採用市場や会社の選び方、採用方法、選考プロセスなど、エンジニアが知っておきたい採用について書かれています。エンジニアと人事の両方を知っているからこそ書ける内容ですね。 私も書類選考や面接をすることもあり、選考プロセスのところは納得感や「そうだったのか!」と新しい発見がありました。転職を考えている人はぜひ読んでみてください。
小規模勉強会のためのリスト
Sansanの取り組みを通して”技術ブランディング”とはどんなことを目指し何を行っているのかに触れながら、そのひとつである勉強会の開催について、実用的なTODOをご紹介します。
Sansanプロダクト戦略開発室の鈴木由香(@suzumeuka)が執筆しました。
昨年に寄稿した「勉強会を行うときに知っていたら少し役立つこと」という記事のブラッシュアップ版です。鈴木が所属するSansanプロダクト戦略開発室が担っている技術発信(技術ブランディング)の目的と、その一環としての勉強会開催についてのTipsについて紹介されています。Sansanが主催するセミナーやカンファレンスイベント運営経験があり、勉強会の企画・運営のノウハウはかなり洗練されていると思います。勉強会やコミュニティ活動をされている方は必見です!
これまで使ってきたオススメエディタアプリ・サービスの紹介
これまで使ってきたエディタアプリ・サービスの使用感を紹介しています。また、「このアプリはこんな人にオススメ」というのをまとめました。
エディタアプリを探している人にとっての参考になるような内容にしています!
DSOC所属エンジニアの藤井崇史が執筆しました。これまで使用してきたエディタについて紹介されています。藤井が個人メモ環境に求めているもの・求めていないものの軸が明確で、紹介するエディタもその軸で評価されています。
新しいエディタを使うことは個人的にはかなりの労力をともなうので、エディタでできること・できないことがわかれば嬉しいと常々思っていました。本章はそういったエディタ探しに彷徨う人にとって有益な情報だといえるでしょう。 ちなみに私はGo言語、Terraformを書くときはGoLandで、それ以外はVisual Studio Codeを使っています。
AWS FireLens入門
2019/11にリリースされたAWS Firelensについて、Terraformで検証環境を構築し、実際に動作を確認しながら設定について説明していきます。
大澤と同じInfrastructure Groupの藤田が執筆しました。藤田が業務で培ってきたコンテナ化およびログまわりについての情報が詰め込まれていますのでぜひチェックしてみてください。
Starting Datadog
大澤と同じInfrastructure Groupの赤羽が単著で執筆しました。業務で培ってきたDatadogの知識をわかりやすく解説しています。
赤羽が以前に寄稿した記事↓ buildersbox.corp-sansan.com
Datadogを初めて使う人向けに、ハンズオン形式で使い方を解説した本となります。
下記が対象読者です。
・Datadogを初めて触ったが何をしたらいいかわからない。
・Datadogの基本的な使い方を学習したい。
・AWSをDatadogで監視する際の基本的な勘所を知りたい。
(AWSを触ったことがなくてもハンズオンは進められるようにできてはいます)
下記については、記載していません
・監視設計など、監視の考え方
(おすすめドキュメントや書籍を本書内で紹介しています)
・CloudWatch DeepDive的な内容
(AWSの監視というとCloudwatchがありますが、あくまで本書はDatadogにフォーカスしています)
・GCP/AzureとDatadogの連携や監視など
(ハンズオンはAWS中心なので、GCP/Azureなど他クラウドは記載していないです。ただ、AWSを通してDatadogの使い方の勘所を学べれば、そこまで違和感なく他クラウドとの連携もできると思っています)
Amazon Web Services コスト最適化入門
私(大澤)が単著で出す技術書です。業務でAWSのコストに長らく関わってきた私が培ってきたAWSのお金に関するノウハウ(料金体系・見積り方法・可視化・分析・最適化)についてAWS初心者でもわかりやすく解説しています。
AWSは「使った分だけ」料金がかかるため初期費用がかからずリーズナブルですが、料金体系が複雑で見通しが難しくなります。使い方次第では思わぬ出費を招くこともあります。
もしくはAWSの料金が高いのでコストダウンしたいと思ったことはないでしょうか。「コストダウンしたいけど何をしたらいいのか分からない・・・」そんな人にとって本書はお役に立てるかもしれません。
■ 本の構成
○ 第一部 AWSサービスの料金体系
第1章 EC2(オンデマンド、RI、Savings Plans、スポット)
第2章 EBS/EFS
第3章 ネットワーク/VPC
第4章 S3
○ 第二部 AWS利用料金の見積もり
第5章 AWS Simple Calculator
第6章 AWS Pricing Calculator
○ 第三部 AWSコストの可視化・分析・予算管理
第7章 Cost Explorer
第8章 AWS Cost and Usage Report
第9章 AWS Budgets
第10章 コスト配分タグ
○ 第四部 コスト最適化
第11章 AWS Trusted Advisor
第12章 AWS Compute Optimizer
第13章 AWS Well-Architected フレームワーク「コスト最適化」
■ 対象読者
・EC2やS3を使っているけどコストを下げたい人
・ネットワーク料金が複雑すぎて諦めている人
・オンプレミスからAWSに移行したいけど、どのぐらいコストがかかるのかわからない人
・AWSを使いたいけどクラウド破産が怖い人
・リザーブドインスタンスやSavings Plansを経理に説明するのが面倒な人
・コスト削減に悩んでいる人
・AWSのベストプラクティスに則ったコスト削減をしたい人
最後に
具体的な販売方法などは技術書典運営からアナウンスがありますのでブログもしくはTwitterアカウントをご覧ください。当サークルはもちろん、他サークルも魅力的な本が数多く頒布されますのでぜひチェックしてください。
*1:ITエンジニアを指します