Sansan Builders Blog

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バーチャル背景プロジェクトを通して、オンラインでいかに「楽しい」体験を作るか考えてみた

はじめまして。
昼はデザイナー、夜は2歳半の子供の母をしてるEight事業部の河西です。

なかなかデザイナーの頭の中をお伝えする機会はないのですが、せっかくですので最近私の中でテーマとなっている、オンラインでいかに「楽しい」体験を作るか?についてお話しさせて頂きます。

この1年でEightの体験もよりオンライン化

仕事のあらゆる場面でオンライン化が進み、Eightの体験も早急にオンラインにシフトしていく必要がありました。その中で昨年5月にオンライン名刺交換機能をリリース。同時にEightに登録中の自分の名前や会社名を画像に載せてダウンロードできるバーチャル背景の提供もスタートしました。
これらは、これまでの「名刺交換の体験」をどうにかオンラインでも実現できないかと試行錯誤して生み出した機能です。

名刺付きバーチャル背景、全然浸透していかないの巻
バーチャル背景機能とは、「日常の雑多な背景を隠す」ために用いられることが多く、「不を解消する」位置付け。実際、自分の名刺情報が載っていなくてもどっちでもいい…そのようなユーザーは結構多いのかな?と思います。
Eightの名刺情報入りバーチャル背景は名前が入っていて自己紹介に便利なはずで、もっと活用いただきたい。バーチャル背景で、その人のらしさやコミュニケーションを柔らかくすることだってできるはず。どうにかその魅力を伝えて使ってもらいたい。そう考えていました。
そこで、過去よりオンライン名刺交換を促進したかったEight事業の背景もあり、バーチャル背景によってより活発化させるプロジェクトがスタートしました。

第一弾、桜のバーチャル背景企画

プロジェクトがはじまったのがちょうど桜季節の前。今年もきっと花見は外ではできない。であればまず第一弾として桜の背景を提供して自己紹介やオンライン飲み会で使ってもらおうと4種類の画像を提供しました。
設定すれば私、新人です!も一眼でわかりますし、オンライン飲み会でもちょっとした楽しいムードを演出もできます。

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第二弾、職種別バーチャル背景

企画を一過性のものとしないためには、継続的に新たなコンテンツを提供していくことが大事です。
私たちはすぐに次の企画に着手しました。

みなさん、オンラインでミーティングをする中で、大人数が参加すると、誰が誰だか分からない、その人の印象を残せない、など感じたことはありませんか?
私たちは、そこに目をつけ、相手に自分を伝えられる『職種別バーチャル背景』の企画に着手しました。

余談がすぎる余談

私はこれまでUIUXを主に担当しており、UIの中のボタンの配置や画面遷移を設計することがメインで、色味・雰囲気・見栄えなどの要素が多いグラフィックの経験は少なく、このような業務がきた際には他の得意なメンバーに依頼することもしばしば。
そんな私がグラフィック制作…!もうピンチです。

そんな私が受け持ったのは、職業別のバーチャル背景のデザイン。営業・マーケター・コーポレート・マネージメント・エンジニアの職業別に、職種名と背景デザインを用意する必要があります。
私がデザインする上で大事にしたことは、職業のイメージにあった色味や一眼でわかるモチーフを表現することです。そもそも職種に固定の色が決まっているわけではありませんし、モチーフもない中で違和感なく使っていただける、というのは非常に難しいチャレンジでした。

寝ても覚めてもバーチャル背景

作業をし始めたタイミングからこのようなデザインにすれば良い、というゴールが見えていたかというと、全然そうでは無く、長時間かけて、試行錯誤しました。子供を寝かしつけた後も、こうしたらうまく表現できるのでは?と思い付いたらPCを開き、夫にも意見を聞くなど、しばらく私の頭はバーチャル背景のことばかり考えていました。

とにかくピンチを脱するためにはインプット量を増やすしかない。Pinterest、dribbble、Google、Shutterstockでさまざまな表現を探してはストックして最適な見せ方とはなにか検討しました。

(検討の一部をご紹介)

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バーチャル背景はあくまで壁紙。主張しすぎてもいけない、けどひと目でわからないと意味がない。程よいバランスをどうするか。
そしてここで忘れてはならないのが、Eightらしいクリエイティブとは何かを常に頭の隅で考えておくこと。ポップなのも、アーティスティックなものも違う。イメージとしてわかりやすく親しみを持てるような。

ゴールに到達するまで本当に長い道のりでした。Eightのクリエイティブリーダーに表現のテクニックを教えてもらい、創造と破壊を繰り返し、開発にもギリギリまで待ってもらい、自分が納得できるものを何とかリリースできました。

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第三弾、オリジナルバーチャル背景作成機能

職種別バーチャル背景を提供したものの、自分の好きな画像を使ってバーチャル背景を作りたい声も多くありました。そのため画像をアップロードするだけでかんたんに名前や会社名が入ったオリジナルのバーチャル背景を作成できる機能を開発&リリースしました。

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私自身は、リリースされてすぐにオンライン誕生会用にパーティー感のある背景やほんのいたずら心でEightくん(Eight非公式キャラクター)の背景を作りました。
パーティーの画像は参加者全員が設定したのですが、思っていた以上に空間に一体感がうまれました。Eightくんの画像はミーティング開始そうそう「そのキャラクターなに!?知らない!いいなぁ!」と声をかけてもらえるようになりました。
Eight事業部のとあるチームでは、一体感を生み出すために同じ格言をバーチャル背景にするのが流行しているようです。士気が高まりそうですね。

リリース後の周りの反応

桜や職種別背景、オリジナルバーチャル背景作成機能のリリースをきっかけに、Eightのバーチャル背景をダウンロードするユーザーが格段に増えました。また社内でも私がデザインしたバーチャル背景を使ってくださっている方を日々目にするようになりました。
私はこれまでUIデザインを担当することが多かったため、実際に誰かがサービスを使っているところを見る機会はごくわずかでした。ですが、このバーチャル背景企画に携わるようになってから、会議でバーチャル背景を使ってくださっている方が見えるようになりました。自分の作ったものが使ってもらえて喜んでもらえることはデザイナー冥利に尽きます。

バーチャル背景は自分を伝えたり、空間を演出するツールにもなる

バーチャル背景はただ背景を隠すものだけのものではなくて、自分のことを相手に伝えるツールにも、会話のきっかけ作りにもなる可能性を秘めています。
どうしても同じ場所にはいられないけれど、同じバーチャル背景を使えば場の空気を演出することだってできるかもしれない。在宅ばかりはつまらないけれど、バーチャル背景を使えばオンラインの空間も楽しめるのではないでしょうか。
今後も、バーチャル背景にとどまらず、オンラインの空間でも「楽しい」要素を作っていくことを大事にしたいです。

今回ご紹介仕切れませんでしたが、他にもさまざまなバーチャル背景用の画像を提供しています。
ぜひご利用ください。

職種別バーチャル背景
https://materials.8card.net/product/background/archive/business/

JALコラボバーチャル背景
https://materials.8card.net/product/background/archive/prefectures/

サンプル背景
https://materials.8card.net/product/background/archive/original/

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