こんにちは、技術本部 Data Hub Engineeringグループの小林です。
先日、Data Hub Engineeringグループのメンバーで半日かけてオフラインの開発合宿を実施しました。
普段はリモートワークを中心に仕事をしているため、全員で顔を合わせる機会が少なく、とても貴重な機会になりました。
今回は、合宿をしたときの様子や内容、この合宿を通して感じたことを中心に紹介します。
目次は以下のようになっています。
それでは、早速合宿の内容を見ていきましょう!
合宿の目的
まずは合宿の目的です。
詳細は割愛しますが、合宿の目的としては大きく3点あります。
- 組織改編とプロダクトの変化に伴い、意識合わせをするため
- 新チーム体制のキックオフをするため
- オフラインのコミュニケーションを増やすため
合宿を開く大きなきっかけとなったのは1つ目と2つ目の要因が大きいです。
Sansanは、組織やプロダクトが常に変化しています。
今回も僕たちが開発しているData Hubが大きな転換点となったため、その認識合わせのために実施しました。
また、組織の体制も大きく変更になったため、新体制のキックオフの意味合いも含めて実施しました。
3つ目の理由としては、オフラインでチームのコミュニケーションを増やすためです。
僕たちエンジニアは、現在、週1/週3出社を選択して仕事をしています。(※2021年12月現在)
そのため、なかなか全員が顔を合わせてコミュニケーションを取ることが少なくなっていました。
リモートワーク中でもツールを駆使して、コミュニケーションを取っていますが、やはりオフラインのコミュニケーションの質と比べると低くなってしまいます。
新型コロナウイルスの感染者数も落ち着いてきたタイミングだったこともあり、このタイミングで全員で顔を合わせてコミュニケーションを取ろうという目的で実施しました。
合宿の内容
今回実施した合宿の内容はこんな感じです。
- Opening
- ドラッカー風エクササイズ(チーム毎のディスカッション)
- CTOからのメッセージ
- マネージャーからのメッセージ
- Data Hubでやってみたい技術チャレンジ(チーム毎のディスカッション)
- 「チームが大切にすること」を決める(チーム毎のディスカッション)
- Closing
チーム毎のディスカッションをメインに、新マネージャーやCTO 藤倉からのメッセージなど盛りだくさんな内容でした!
チーム毎のディスカッションでは、普段仕事をしているメンバーの知らない一面なども知れて、とっても有意義な時間になりました。
特にドラッカー風エクササイズでは、チームの他のメンバーが自分に期待していることや、その人が実は大切にしている価値観など、今後の仕事で生かせそうなことも知ることができたので、ぜひどのチームや会社でもやってもらいたいワークです。
ドラッカー風エクササイズとは?
さて、せっかくドラッカー風エクササイズの話が出てきたので、ドラッカー風エクササイズについて少し紹介します。
ドラッカー風エクササイズは、チームビルディングや相互理解を目的としたチームで行うワークです。
4つの質問にそれぞれ答えて、質問・深掘りすることでこの目的の達成を目指します。
- あなたの得意なことは何ですか?
- 自分が120%がんばっちゃうこと
- これまでのチーム内での役割
- どういう風に仕事をするか?
- 気分が上がるときはどんなときか?どういう状態でパフォーマンスを発揮できるのか?
- 気分が下がるときはどんなときか?これだけは駄目なポイントは?
- 大切にしている価値は何か?
- 例:ドキュメント重視、コミュニケーション重視、定時退社など
- この会社に入った理由など
- チームメンバーのXXさんに期待すること・役割は?※
※本家のドラッカー風エクササイズの4つ目の質問は「チームメンバーは自分にどんな成果を期待していると思うか?」です。
今回は、現状のチーム状況を見て少しカスタマイズしています。
まずはこの質問をそれぞれの色の付箋に各々記入していきます。
そして、記入した内容についてチーム内で発表&他メンバーから質問・深堀りをして、相互理解を深めていきます。
実際の様子はこんな感じです。
やり方は自由ですが、写真のように書いた付箋を壁に貼りながら話すととても進めやすいのでおすすめです。
これを進めてペタペタと貼っていくと、今まで知らなかったメンバーの得意なことやモチベーションが高い状態、価値観などを知れて、今後仕事をする上で、お互いに意識したいことがわかってきます。
ドラッカー風エクササイズのポイントとしては、お互いに遠慮せずに自分の考えをさらけ出すことかなと感じました。
もちろん、仕事をする上で考慮が難しいことも出てくるかもしれません。
でも、本人しか知らなかったことがチーム内で共有されることで、「ここは考慮してあげられるかも」、「これが得意ならこの仕事を任せてみよう!」などの発見に繋がります。
実際に、僕がこのブログを書いているのも少しできることとして「ライティング」を挙げたら、合宿ブログの執筆を任されました(笑)
これからドラッカー風エクササイズを実施する際は、ぜひ意識してみてください。
合宿を通して感じたこと
今回の合宿について、素直に「参加してよかったな」と感じています。
僕はSansanに中途入社してから1年弱経ったのですが、この間にほぼリモートワークだったこともあり、チームメンバーとは数えるくらいしか顔を合わせていません。
毎日、コミュニケーションは取っているのですが、こうやって顔を合わせてワークを実施することで、メンバーの知らなかったことを知れたり、自分が伝えられていなかったことを知ってもらえたと実感しています。
新型コロナウイルスの影響でオフラインのコミュニケーションが減っている会社・チームも多いと思いますが、ぜひ落ち着いたタイミングでオフラインの合宿などを企画してみてはいかがでしょうか?
それでは、最後まで読んでくださって、ありがとうございました!