Sansan Tech Blog

Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信

Sansanエンジニアのリアルな日常 Vol.4

こんにちは、技術本部 VPoE室の島津です。

Sansanで働くエンジニアのリアルな日常を連載形式でお届けしているこのシリーズですが、第4回目となる今回は、自ら手を上げ福岡拠点へ異動し、採用活動にも向き合っているモバイルエンジニア原田の一日に密着しました。

Sansan Engineering Unit Mobile Applicationグループ 原田 拓眞
2014年にSansan株式会社へ新卒入社。入社後はWebエンジニアとして開発業務に従事していたが、2018年末よりAndroidエンジニアへとキャリアチェンジ。アーキテクチャ設計からUI開発、パフォーマンスチューニングまで幅広く担当し、技術的な中心メンバーとして活躍。
自身の採用活動の幅を広げたい観点と、組織の地方拠点強化の文脈から、2025年4月に福岡拠点へ異動。

— まず、福岡への異動を決めた理由をおしえてください

原田:2014年にSansanに新卒入社してから、今年で11年目になりますが、自分自身、採用活動の幅を広げていきたいという思いがありました。それと同時に、会社としても地方拠点を強化していくフェーズにあり、「このチャンスを逃す手はない」と感じて福岡への異動を決意しました。

福岡への異動については、こちらの記事でも紹介しています。よければこちらものぞいてみてください。
buildersbox.corp-sansan.com

— 福岡と東京で拠点が分かれていても、連携に問題はありませんか?

原田:まったく問題ないですね。福岡にモバイルエンジニアが居る期間はまだあまり長くないですが、関西オフィスには2019年頃からモバイルエンジニアが在籍しています。離れた拠点で同じチームで働く知見は十分貯まっているので困ったことはありません。
また、現在は3ヶ月に一回程度の頻度でいずれかの拠点に集まって、チーム全員で四半期の振り返りと懇親会を行っています。それもあって顔を合わせたコミュニケーションも十分にあるので、結構連携は強固だと感じています。

— 午前中はどのように過ごしていますか?

原田:毎朝、チームの朝会をオンラインで行っています。
昨日やったこと、今日やることの共有、進行中のプロジェクトの進捗確認、ちょっとした相談もこの時間で会話することが多いです。

東京・大阪・福岡・自宅などメンバーの働く場所は様々ですが、朝会の時間は全員が同じリズムで「今日のスタートを切る」ための大事な時間になっています。

午前中は、集中してレビュー作業を進めることが多いです。
人間は1日にできる意思決定の回数には限りがあると言われるので(まるでAIの利用上限みたいですね笑)、意思決定が必要なものはなるべく早い時間に回すようにしています。

現在、SansanのAndroidアプリのアーキテクトを担っているのですが、計画・設計ドキュメントのレビューやコードレビュー、技術的意思決定に対するフィードバックを行い、チーム全体の技術的な質を担保する時間として使っています。

— 出社時のランチタイムの様子を教えてください

原田:福岡オフィスのメンバーと外にランチに行くことが多いです。オフィス周辺には美味しくて安いお店が多いので、ランチも毎回楽しみのひとつです。
何気ない雑談の中から仕事のヒントを得られることもあり、リフレッシュと交流の両方を兼ねた大切な時間ですね。

この日は、イベントで来ていたCTO笹川も一緒にランチへ

ー午後の過ごし方を教えてください

原田:会議はなるべく午後に集めています。会議で他者とのコミュニケーションがある状態にすることで、論点に集中する状況を作りやすくしています。
週に一日はチームで「No Meeting Day」を設定し、腰を据えてコードや設計と向き合える日も確保しています。

モバイルエンジニアはSansan / Eightそれぞれのプロダクトの組織に所属しているため、プロダクトの垣根を超えた交流も行っています。
例えば、テーマごとにLTを行ったりワークショップを行う「Mobile Tech Talk」という会を実施して、チームを横断した知見共有やスキルアップを図っています。

ー 業務後はどんな活動をしていますか?

福岡ではテック系のイベントが頻繁に開催されているので、積極的に参加・登壇しています。こうした活動を通じて、社外エンジニアとつながる機会や、自社や拠点の魅力を直接伝える場にもなっています。

福岡に来て、コミュニティが活発なことに驚きました。規模感や温度感も東京と同じように感じられたので、驚きとともに嬉しかったのを覚えています。

この日は、データサイエンスの技術イベントにLT登壇しました

— 福岡拠点ならではの面白さはありますか?

原田:福岡オフィスはまだ規模が大きくないため、営業とエンジニアが同じ空間で働いています。これが意外と面白いポイントで、プロダクトを「売る現場」の声がすぐ近くにあるんです。

例えば、候補者とのカジュアル面談でプロダクトの説明をする機会が多いのですが、「営業がどんなトーンで話しているのか」「どんなキーワードが刺さるのか」を肌で感じられるのは、非常に大きな学びです。

営業チームと雑談することもあり、職種や組織を越えて物理的に近いことがコミュニケーションの取りやすさに直結しています。

— 一方、今後解決していきたいことはなどはありますか?

原田:現在、福岡拠点にはモバイルエンジニアが僕一人しかいないので、同じチームのエンジニアを増やしていきたいと考えています。他プロダクトや他職種のメンバーと話すことはもちろん刺激にはなるのですが、同じチームのメンバーとの会話は直接仕事の生産性につながるため、福岡でモバイルチームを作りたいです。

また、福岡オフィス全体としてのコミュニケーション施策はまだ発展途上だとも感じています。もっとコミュニケーションを活発にしていく余地があり、個人的にも何かしら貢献していけたらと考えています。


— この記事を読んでいる方へ一言お願いします


原田:Sansanは「場所」や「キャリア」におけるチャレンジを柔軟に応援してくれる会社です。僕自身、いまも新たなチャレンジに取り組んでいる最中で、これまでのキャリアを踏まえてまた一歩前に進んでいます。
当然チャレンジに対しては、それが成功であってもそうでなくても一定の成果を求められますが、なにかに挑戦して結果を出すことに意義を見出だせる方には、とても向いているのではないかなと思います。

また、福岡という土地も、テック系のコミュニティが活発で、人のつながりも強いです。
特に東京から来て感じたのは、「福岡・九州という土地で頑張る」ということに強い思いがあってポジティブな人が多い印象です。
東京ではそういった郷土愛・土着心を感じることは少なかったので、そういった部分がモチベーションとなってるのは強いなと感じました。地方からでも最前線で技術と向き合いたい方には、すごくいい環境だと思います!

Sansan技術本部では、カジュアル面談を実施しています!

原田:現在、福岡で共に働くエンジニアを大募集していますので、ちょっと話を聞いてみようかなというレベルでも大丈夫です、ぜひカジュアル面談しましょう!

© Sansan, Inc.