Sansan Tech Blog

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Google I/O 2019に参加して刺激を受けた話 (前編)

Eight事業部の西村です。今回初めて筆を取ることになりました。
この度、5/7~9にアメリカカリフォルニア州サンフランシスコで開催されたGoogle I/O2019に参加してきました。技術関連の大きなカンファレンスには何度か足を運んだことがあるのですが、さすがは世界をリードする企業、規模が想像以上でした。セッションの内容やカンファレンスの全体感は同じくEight事業部の辰濱の記事に譲り、ここでは参加の経緯や旅程などについてお話します(とはいえ、個人的に興味深いセッションが多かったのでそちらについては近いうちに紹介したいですね)。内容が盛り沢山になりそうなので前編と後編で分けたいと思います。
buildersbox.corp-sansan.com

当選 ~ 出発まで

Google I/Oに参加するためにはまず抽選に応募し、チケットの購入券を勝ち取らなければなりません。
私はGoogle関連のコミュニティには一切所属していないため、プライオリティもありません。したがって、まず当たらないだろうと思っていました。しかし蓋を開けてみれば当選しているではありませんか。

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勝者の証 (?)


ちなみに、Narihiroというのは私の名前です。日本人なので普段は奈令大と漢字で書いているんですが、はじめましての方には「なんて読むんですか?」と聞かれることが多いです。
・・・閑話休題。そんなわけでこれでGoogle I/Oに参加できる!!ということになり、航空券や宿の手配、ESTA登録など着々と進めていくのでした(正確にはこの辺の手配は「やっていただいた」のですが)。

5/6(月) サンフランシスコ着

GDG Summitに参加するため先に出発していた辰濱とは現地で合流する予定だったので、サンフランシスコへは一人で向かいました。実はGWをヨーロッパで過ごし、出発前日に日本に帰国するというスケジュールだったので、実質2週間近く海外にいたことになるというのは口が裂けても言えません。 

朝の10:00頃に到着し、宿のチェックインを済ませて早速badge pickupのために会場であるShorline Amphytheaterへ。ちょっとだけ寄り道。

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Googleのオフィスビル

ドロイド君もこの通り健在でした。

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PはPieだけどQは何かな?

夜はIntelが主催するzero day partyに参加しました。無料なのにドリンクもフードも取り放題。すごいです。

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会場はDevil’s Canyon Brewing Companyという醸造所だったのですが、ビールの種類が豊富でした。

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ちょっとだけおめかししたドロイド君にも合うことができました。

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5月初旬とはいえ、サンフランシスコは朝晩とても冷え込みます (この日の夜は12℃でした)。そんな中、火にあたることができたのは大変助かりました。この写真は日本人参加者で火を囲んでいる様子です。

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5/7(火) day1スタート

いよいよカンファレンスのスタートです。keynoteは座れないかもしれないのでは・・・と思いましたが、前日に取得したbadgeに座るエリアが指定されているので安心でした。会場はなんと野外!日なたと日陰の温度差に苦戦しながらその時を待ちます。

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徐々に人が集まってきています

そして開幕。前方のスクリーンがI/Oのロゴに変わり、CEOの登場です。

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GoogleのCEOが登場(席が後ろだったのでこれが限界でした)

鳴り止まない歓声とともに、次々と魅力的なロードマップが発表されていきます。
詳細については後々触れることにして (決してサボっているわけではありません)、せっかくなので個人的な感想をまとめてみようと思います。

今回の発表は (新規のものもありましたが)、これまでGoogleが提供してきた技術がさらに日常に溶け込むような「もうひと押し」が多く込められているような気がしました。内部で使用されている技術はもちろん洗練されていますが、それを日常の1コマと組み合わせてなじませるという点においては非常に強いと感じます。また、Live RelayやGoogle Goなどのように、障害を持つ人々へのサポートの手厚さもより大きくなっていました。医療や介護の現場でこうしたツールを使うことが当たり前になる日は遠くないかもしれません。

発表された機能は、どれもGoogleが培ってきたAI技術を惜しみなく投入したものでしたが、キーノートの中で "AI for everyone" という言葉が語られたようにあらゆる人達がAIの恩恵を受けられるようにすることがゴールだという意思を強く感じました。日なたと日陰の温度差に耐えながら私が目にしたGoogleの未来地図はとても輝かしく、そして垣根のないコミュニケーションが実現できる世界への期待を大きく抱かせるものでした。

5/7(火) day1 夜

たくさんの情報を吸収して序盤から興奮冷めやらない1日目でしたが、夜は楽しいpartyが開催されます。食べ物はこんな感じで好きなものを好きなだけ取ることができます。

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すべて取り放題!!

1日の終りのビールと共に

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近くでは楽器のセッションもやっていました。

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次回

day2とday3について振り返ってみたいと思います!!

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