Sansan Builders Box

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「エンジニアリング組織のつくり方」を開催しました

人事部 高橋洸 です。

5/8 に当社京都オフィス Sansan Innovation Lab (以下 SIL) で勉強会「エンジニアリング組織のつくり方」を開催しました。

sansan.connpass.com


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勉強会で使う和室は普段は集中できる静かなスペースです

今回のイベントのテーマは「エンジニアリング組織のつくり方」。プロダクトが成長すると、プロダクト自体、またはその組織の複雑性から様々な課題が生まれます。今回は Sansan に加え、さくらインターネットさん、はてなさんから 1 名ずつ登壇してもらい、それぞれが向き合ってきた課題について実例を交えて話してもらいました。

鈴木康寛 / Sansan株式会社「組織の多様性と向き合う」

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1人目の登壇は Sansan 株式会社の Eight 事業部でエンジニアリングマネージャーを務める鈴木(@yasuzukisan)です。
Eight はプロダクトの成長にしたがってエンジニアリング組織が拡大し続けています。その中でこれまでにどういった課題が生じたか、またエンジニアリングマネージャーとしてそれらの課題にどう立ち向かったか、について、 Will Can Must とゴールデンサークルのフレームワークに則って図示しながら語りました。
古参メンバーと新規メンバーのマインドセットの差異など、どこの組織でも生じうるものでしょう。万能な解決策は存在しませんが、取り組みの一つとして参考にしていただけると思います。

坪内佑樹 / さくらインターネット株式会社「SREの組織的実践」

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2人目はさくらインターネット株式会社で Site Reliability Engineering (SRE) の研究員である坪内さん (@yuuk1t , id:y_uuki) 。日本で SRE を語らせたらこの方の右に出る方はいないんじゃないかなと思います。
登壇では、まず前半でそもそも SRE とは何だったか?という問に向き合い、「SRE とはサイト信頼性を制御するための工学である」と定義します (「信頼性を制御」というところがミソ。信頼性を常に最大化しようとすると変更速度が落ちたりする) 。その上で SRE をどのように実践していくべきかについて、「工学は技芸と組織の組み合わせである」というポイントを軸に、 SRE が取り組むべき問題解決のフレームを述べられていました。

個人的に、前半パートの「コンピューターがどれだけ賢くなっても、人間による運用は残るはず。その運用を楽しくすることが重要。」という話が刺さりました。運用というとどうしても地味な印象をもつことも多いですが、楽しくてもいい & 楽しくするべきなんですよね。

粕谷大輔 / 株式会社はてな「エンジニア(リング)マネージャは何をする人なのか考えてみよう」

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最後は、株式会社はてなで Mackerel のチームディレクターを務められている粕谷さん (@daiksy , id:daiksy) の登壇です。
エンジニアマネージャは、抽象的なマネージャのエンジニアとしての実装です。発表では抽象的なマネージャの責務と、それをエンジニアに特化させた場合の責務について様々な例を挙げ、エンジニアマネージャとは何か、またその必要性について述べられていました。
例えば新しいツール導入の際。非エンジニアのマネージャに対してエンジニアが「何のために導入するのか」という説明をするためにかなりのコミュニケーションコストを要しますが、エンジニアマネージャであればそのコストがグッと下がります。ほかにも、技術的負債に対する考え方も、エンジニアマネージャの方が理解が速いでしょう。とはいえ、いずれにせよ意思決定のメリット/デメリットは冷静に判断すべきことではあります。

終わりに

懇親会では、参加者のみなさんが抱える組織的な課題について議論が盛り上がっていました。予想どおり時間が足りませんでした😇
私の周りでは「テックリード、エンジニアリングマネージャ、VPoEの違いとは?」「エンジニア採用どうやってる?」「新規メンバーの育成は?」など様々なテーマで語り合いました。

SIL での勉強会はありがたいことに毎回満席です。枠から漏れてしまった方や遠方の方にも届けたい...! ということで、今回は YouTube でのライブ配信も行いました。配信でご覧くださった方々もTwitterを通し感想などをくださり、お届けできてよかったと感じました。今後も京都エンジニア界隈を盛り上げるべく、どんどん企画していきます! ご期待ください。

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